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アタリメ食べるの禁止!関西人はイカ焼食べるの禁止!になるかも⁈・・・それほどスルメイカが不漁なのです!原因は親イカ不足らしい⁈

こんにちは、金曜日の午後はお休み気分のDJムッチーです。

北海道の道南でのスルメイカ漁が1月末で終了したそうです。スルメイカは主に日本海を含む北西太平洋に生息していて、東シナ海から日本海で生まれたあと、成長とともに北に向かって群れで長距離を移動し、北海道周辺で多く漁獲されています。
北海道函館市水産物地方卸売市場のスルメイカ取扱量は過去最低だった昨期の317トンを上少し回ったようですが、ピーク時の約4・5%の400トンと深刻な不漁は続いています。これは、函館に限ったことではなく全国的な傾向のようです。

スルメイカ

スルメイカの日本全体の漁獲量は1950年代から2000年までの間、おおむね30万トン前後で推移し、1968年のピークには66万トンあまりとなりましたが、
2001年以降、減少傾向が続いていて、2016年からは急激に減少しています。
2023年の漁獲量はおよそ2万トンとなり、ピーク時33分の1で3%の水準に落ち込んでいます。その結果、値段は鯛と肩をならべるほどなのだそうです。
ピーク時はトラ箱単位で仕入れていた魚屋さんも、最近は1匹(杯)~2匹単位でないと仕入れられないようです・・・
因みにこれはスルメイカのお話で、お寿司屋さんで食べるアオリイカなどは、漁獲量は減っているものの鯛の値段に迫ることはないようです。

スルメイカが獲れなくなった原因

スルメイカが獲れなくなったのは、海水温の上昇とか隣国の乱獲とお思いでしょうが、実はどうも違うようなんです。
国の研究機関「水産研究・教育機構」でスルメイカの資源評価を行っている宮原寿恵主任研究員は、減少した主な理由の1つとして親イカの不足が考えられるとおっしゃいます。
具体的には、生まれたてのスルメイカが成長する東シナ海では、2015年から2年連続で海水温が極端に低かった影響で、子どものスルメイカの数が大幅に減ったため、資源が増えるために必要な親イカの数が足りなくなり、それが今の資源量の減少につながっているそうなんです。
スルメイカの寿命は1年なので、減少した子供が成長して産卵前に、獲られてしまうと、卵を産むスルメイカがいなくなってしまいますよね。
これは、絶滅の連鎖かもしれません・・・
となると、アタリメ(するめ)食べるの禁止になりますし、関西名物イカ焼も食べるの禁止にしないといけないですよね!!
そうした民間の努力で、海洋資源が守れるのです!
禁漁にすればいいだけの事なんですけどね・・・(笑)

スルメイカじゃないと美味しくない阪神名物「イカ焼」

関西人が好きな「イカ焼き」とは、練った小麦粉にスルメイカの切り身と卵を載せて、プレス機の様な両面鉄板で挟み焼きにしたコナモンで、ソースを塗っていただきます。大阪梅田の阪神百貨店のイカ焼きはが有名です。
イカ焼き発祥のお店のおじちゃんが言うことには、「出来るだけ安いスルメイカやないとこの味は出ない!」とのことです。
吉野家の牛丼が、安いアメリカの牛肉じゃないとあの味は出せないのと同じようなものですね。

因みにアタリメというのは、スルメのことですが、スルという語が賭博で負ける意味のスルに通じることから、スルをアタリに変えてアタリメと水商売筋で呼び始めたことから、広かった呼び名です。
なら、なぜスリッパはアタリッパと言わないのでしょうかね???

それでは、今日はこの辺で失礼します・・・
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