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出始めの「新米」には手を出すな!と言われたので我が家は今朝から新米です。簡単で美味しい炊き方を教えて貰ったのでご披露します!

こんにちは、新米の値段が高いので買うのをためらうDJムッチーです。

出始めん新しか米は、手ば出したらいけん!(出始めの「新米」は手を出してはいけません!)と教えてくれたのは、母の郷里のばあちゃん。米どころの佐賀・唐津でも、実が十分熟してない新米を流通の要望で出荷することが多いのだそうで、そんな主婦の知恵が育ったようです。教えて貰ったのは、僕が子供の頃なのでもう50年近く前の事。うちの家は、この言いつけをずっと守っています。
今年は、米不足で新米が待ち望まれていたので、おそらく熟しきってない新米が出回ってることでしょう。そんな理由でことさらに、ばあちゃんの言いつけを守って10月になっても去年のお米を食べていました。
そして、いよいよ去年の米の販売が終わって(策略っぽいのだけれど)、昨日お米屋さんに届けてもらった、新米を今朝から炊いて食べています。

水加減が重要

田舎に帰ると、ばあちゃんの後ろを付いて回っていた、おばあちゃん子の僕は、新米についてもいろいろなことを教えて貰いました。
まず、「新米は冷たか水で、炊かんと、旨おなかけん、やかんに水ば入れて井戸ん水で冷やしてこんね(新米は冷えた水で炊かないと美味しくないから、やかんに水を入れて、井戸の水で冷やしてきて)」と、ばあちゃんの指令を受けて、大きなやかんに水道水を入れて、犬と一緒に井戸端まで運んび、たらいに井戸水を汲んで、やかんに入った飯炊き用の水を冷やしたのでした。(小学生には結構な重労働です・・・!「)

母の実家は左官業で、じいちゃんが親方。住み込みの若い職人さんの朝ごはんと弁当を用意するので、朝から一升炊きの炊飯器が大活躍。
まずは、お弁当用のご飯を炊くのですが、ばあちゃんの言うには、「弁当やにぎり飯にゃ、ちっと水ば多目にするのがコツ。冷えても旨かけんね・・(お弁当やおむすび用のご飯は、お水をほんの少し多めにするのがコツで、冷えても美味しい)」とのことでした。

次は朝ごはん用のご飯を炊きます。「朝ん飯は、新米やけん、水はチビッと少なめ・・新米は水ばよおけ吸い込んどるもんね(新米は水気が多いから、お水はちょっと少な目ね)」と言いながら、コップ一杯ぐらいの水を掬い取って炊き始めます。
新米は、冷たい水で炊くことが大事で、水加減は熱いご飯なら少な目、冷めるお弁当には、ほんの少し多目が良いのです。

あったかご飯はお水少な目 お弁当はお水少し多め

火加減は強火

ばあちゃんは、炊飯器で新米を炊くのが、あまり好きではありません。
「ガスん火は、弱かけん新米は柔いご飯になりよろぉ・・うちがこまか頃ごた薪ん強か火で炊いた新米は、粒ん立って旨かばい!(ガスの火は、弱いから新米は柔らかいご飯になるでしょ、自分が子供の頃のように薪の強い火で炊いた新米のご飯は粒が立ってとっても美味しい)
やけん、じいちゃんと聡(僕)とばあちゃん分は、鍋ん強火でぱっぱと炊くばい。(だから、祖父と僕と自分の分は土鍋で強火で早だきするよ)
おじさんやお兄ちゃんたちはいいの?・・と僕が聞くと
「あげんやつらは、腹んいっぱいになりゃええとじゃろ、味の分からんケン、炊飯器で十分たい(翻訳略)」とのことでした。
新米は、強火で早炊きが粒だって美味しいのです。薪で炊いたような美味しさを出すには、鍋や土鍋で早炊きするのが一番お勧めです、

強火の土鍋炊きを炊飯器で実現

炊飯用の土鍋は、持っているものの、後片付けの事を考えると2合ぐらい炊くのに使うのはめんどくさい。
とにかく強火で早炊きの方法はぁ??
「おむすび」を視ながら考えていたところ、番組が変わって「あさイチ」で話題になっているではありませんか・・新米の炊き方が!
まず、冷たい水を使うのは、ばあちゃんの知恵通り!
次に20分以上冷水に浸すは、ばあちゃんとちょっと違う!
そして、早炊きモードで炊飯。炊き上がったら15分蒸らす。
これはばあちゃんの土鍋の原理と同じ!

というわけで、
今朝は、ザルで軽く研いだ新米2合に角氷を5個入れて、2合分の水を入れて
炊飯器にセット。早炊きモードで炊いた後、忘れてて蒸らすこと30分。
なんと・・・粒の立った、甘いご飯が炊けました!
いつものご飯なら、早炊きモードで炊いたご飯は、カレーでしか食べられないレベルなのに・・・凄い!

皆さんもお試しください!
やもめ暮らしが長いと、いろんなことが出来る様になります。
良い旦那さんになりますから、どなたかお嫁に来ませんか?(笑)

それでは、今日はこの辺で失礼します。
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じゃあまたこの次
DJムッチーでした。


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