米パームスプリングス市の美術館前に立つ巨大モンロー像が女性蔑視を理由に、移設される見通しのようです・・アートも女性蔑視には抗えないようです!
アメリカ・カリフォルニア州パームスプリングズ市の美術館「Palm Springs Art Museum Architecture and Design Center」の前にそびえ立つ、伝説的コケティシュ女優マリリン・モンローの巨大像が移設される見通だそうです。作品の大きさは8メートル、作品名は「永遠のマリリン」。彼女の代表作「七年目の浮気」で地下鉄の通気口に立つ彼女の白いスカートがふわりと浮き上がる印象的な名シーンを再現したものです。
観光客には人気だったのですが、下着が見えるため不適切だと批判が出ていたのだそうです。どこの世界にも、難癖付ける人がいるものですね(笑)
この像は、マリリン・モンローがパームスプリングズ市で出会ったタレント代理人に才能を見いだされたことから、地元観光団体が市の認可を経て2021年に設置したものなのだそうです。
地元紙は、「永遠のマリリン」像はスカートの中の覗き見や盗撮を助長しかねず「女性蔑視だ」と批判する美術館関係者の声を伝えています。
この批判は、不思議な響きを含んでいるような気がしてならないのですが、皆さんはいかがでしょうか?
僕には小学生のスカートめくりのレベルの面白さのような気がするのですが明るく笑い飛ばせない状況が今のアメリカで起きているのでしょうかね?
もしかしたら、昔の丸善石油のCM「OH~モウレツ」が今アメリカで放送されたら、即刻放送禁止になるのでしょうか・??(笑)
「賢そう」ということ
各地を旅していて彫刻のある遊歩道を歩くとギリシャ彫刻に出くわすことがあります。全裸の男性が円盤投げをしていたり、ただ突っ立ていたり。彫刻の皆さんが筋骨隆々なのは、ギリシャ時代のオリンピックが全裸で行われていたことに由来しているらしく、皆さんオリンピアンなのです。
また、神話の女神様たちも半裸もしくは全裸であることが多い。
美しいかと聞かれたら、首を縦にはふれませんね・・・なんでだろう?
美術関係者はこれらの像が全裸でも、男性蔑視だとか女性蔑視だとか言わないのはどうしてなんでしょうね・・・? 不思議がいっぱいです!
僕は、その理由は彫刻の皆さんは「賢そう」だからだと思うのです。
歴史もあるし、作った人もひとかどだし、なにより偉い先生が評価したものだから、「賢そう」なんですよね・・・ほんとに賢いかどうかが別です。
そこいくと、件の「永遠のマリリン」は「賢そう」に入れてもらえにくい。
浜村淳さんの表現を借りるとマリリン・モンローは「パープー」の役が多いし、全裸じゃなくてスカートの下にパンツも履いて隠している・・・
これは、「美的表現じゃなくて挑発的表現だ!」という邪な感覚を見出しているのかもしれない!
昔ヘアヌードが、始めて世の中に出た頃、筋肉少女帯の大槻ケンヂさんは、全く挑発されないと酷評されていました。その時のヘアヌードがあまりにも美しい、つまり「賢そう」だったからでしょうね。
それまでのヌードは邪なもので、こっそり見るものでしたよね(笑)
アートの世界の「賢そう」が好きな賢そうな人たちは、女性蔑視とかいう非常に抗いがたい言葉を使って、賢そうでないものを駆逐しようとするのでしょうね・・そういう行為は賢そうでないことが分からないのが残念ですね!
僕は「永遠のマリリン」は、とてもアメリカらしいアートだと思います。
だって、アメリカってキャンベルのスープ缶の絵をアートにしてしまう、そんな大らかで、新しいコンセプトに満ちた国なんだから・・・
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