カリフォルニアで「たこの養殖禁止法」が成立したそうです。養殖禁止の大きな理由は、「たこは知的生物だから!」と言われてもねぇ・・養殖技術も確立してないのにね・・・
こんにちは、ワックスで鼻毛を抜いて涙したけど清々しいDJムッチーです。
食の多様化と日本食ブームが相まって、アメリカロサンゼルスのたこ焼き店のオーナさんは「1日に1万個、2万個くらい焼いてます。」と嬉しい悲鳴を上げてらっしゃいます。
一皿8個入として、1日に1,250~25,00皿が売れているとは、道頓堀の行列ができる屋台「大たこ」もびっくりの人気ぶりです。
(因みに1皿6ドルぐらいだけら、1日の売上が100万円を超えますね!)
そんなカリフォルニア州で「たこの養殖禁止法」が成立しました。
すでにワシントン州はタコの養殖を禁止していて。影響力のあるカリフォルニア州での成立を受け、今後さらに他の州にも広がりそうです。
ワシントン州もカリフォルニア州も民主党支持の州、民主党支持の州は東も西も海沿いの州なので、タコの養殖には敏感になるのかもしれません。
(民主党州らしいといえば、らしい法律ですね・・・)
たこ需要拡大中
食文化の多様化は、日本食に限ったことではなく、イタリア、スペイン、ギリシャを旅して、タコを始めて食べてもう一度と考える旅行者も多いとか。
相次ぐ中東のテロや緊迫化で、トルコ、エジプトなどへの旅行が敬遠される一方で、スペイン観光の人気が高まっていて、パエリアやアヒージョに欠かせないタコの需要が旺盛になっているそうなんです。
スペインのたこの輸入先のメキシコではたこの漁獲用が減少して、日本が主に輸入先としていたモーリタニアのタコを爆買い中だそうす。そのモーリタニアでもたこの漁獲量は4割減。円安も相まって日本のたこの値段が10年前の10倍と高騰中です。
昔は居酒屋でとりあえずのメニューだった、たこブツもそうそう頼めなくなってしまっていますよね・・・
需要拡大なのに世界各地でたこの漁獲量が減少しているのでは、安定供給のために養殖を考えるのは自然な流れだと思うのですが・・・・
養殖禁止の理由
養殖禁止を言い出した、理由が噴出してしまいそうになるほど面白い!
アニマルライツセンターがホームページで養殖禁止の理由をまとめておられるのでご紹介します。
そして、
マイアミ大学 ジェニファー・ジャクエット教授は「タコは記憶力が良く、人を見分けることもできます。 知能が高く、人と気持ちを通わせることもある。」とおっしゃっています。
そして、「豚や牛、鶏など、大量生産される動物にも知性はあります。しかし、これらの家畜にはすでに巨大な産業システムがある。タコの養殖については、世界的な産業になる前に介入できる今こそがまたとないチャンスなんです。」とのご意見です。
なんとなくピンと来ませんよね、団子理屈というよりたこ焼き理屈ですね!
動物好きの純粋な心の持ち主は、動物が商売で手あかに汚れるのがいやでしかたがないの様子が見てとれますね。
養殖技術はまだまだ
日本でも、不漁に対抗するように、たこの養殖に様々な施設が挑戦していて、東海大学海洋学部が世界初のタコの陸上養殖に挑んでいます。兵庫県でも有名な明石だこの養殖に挑戦していますが、エサの問題で孵化させた稚魚を海に放流する、半養殖の形になっています。
というのも、肉食のたこは自分の体重の3倍のエサを必要として、水槽で飼育してエサがこの量を下回ると共食いを始めるそうなんです。
1キロのたこに、3キロの生きたエサでは、誰が考えても割に合いません。自然の海には、魚を育てるエサが豊富にあるんですね。
(気候変動でエサの減少が、たこの不漁を引き起こしているのでしょう)
ちりめんじゃこのパックに小さいたことカニやエビが入っていることがあります。小さいたこは小さいカニやエビを捉えようとするところを、網にかかってしまったものなんです。
また、たこは吸盤を使って飼育水槽から脱走してしまうこともあるとかで、飼育がたやすくないようです。
昔は、明石の魚棚市場に行くと、逃げ出したたこに出会うことがしばしばあったのを思い出しました。
そんなわけで、養殖技術はまだまだと言ったところです、たこが喜ぶ安価なエサが見つかれば、養殖も進むでしょうね。昆虫食やバイオ技術で何とかなりそうな気もしているのですが・・・・
それでは、今日はこの辺で失礼します。
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DJムッチーでした。