世界のベーコン事情🥩(種類・活用編)
むぅちゃんは厚切りベーコンを焼き目がつくまでじわじわ焼くのが大好き!
かと思えば生のパンチェッタとルッコラが乗ったピザも大好き!
ベーコンっていろんな楽しみ方があって奥深いですよね🥩
今日は使うブタの部位や調理方法によって異なるベーコンの種類と、ベーコンの活用方法について調べてみました🐈
ぜひ「輸入・輸出編」と合わせて楽しんで見てみてくださいね🌱
サイドベーコン(豚バラ肉)を使ったベーコンのレシピ
①ストリーキーベーコン・スラブベーコン・ラードン(アメリカなど)
敢えて「ストリーキーベーコン」として紹介しますが、サイドベーコンの代表的な形です。
アメリカ・日本ではこのような形でベーコンが売られているので、私たちにとっては一番馴染み深いベーコンかもしれませんね😊
アメリカではカリカリベーコンにしてそのまま食べたり、サンドイッチやハンバーガー等の材料として使われたりします。
なお、ストリーキーベーコンとして切り出す前の塊のことを「スラブベーコン」と言います。
スラブベーコンを角切りしたもの・マッチ棒ぐらいの大きさにカットしたものは「ラードン」と呼ばれ、サラダのトッピングやスープ等の出汁として使います。
✅カリカリベーコン
アメリカといえばカリカリベーコン。
アメリカ人の味覚として、ベーコンの脂身にあたる白い層が生っぽいのがあまり好まれないのだそう。
その結果、ベーコンはカリカリになるまで焼き上げられることになります。
カロリーを少しでも抑えたいという点から、オーブンやエアフライヤー等を用いてカリカリにすることも多いです。
✅エルヴィスサンド
かの有名なエルヴィス・プレスリーが好んで食べたとされるサンドイッチ。
バナナ・ピーナッツバター・ベーコンを挟んだホットサンドです。
むぅちゃんも食べたことありますが、意外とベーコンと甘味はケンカせず統一感のある味になります。
②パンチェッタ(イタリア)
イタリアでよく食されている「パンチェッタ」も、豚バラ肉を使ったベーコンの一種です。
パンチェッタは、豚バラ肉を塩・砂糖・こしょう・ニンニク・ハーブ等で味付けし、熟成して作ります。
スラブベーコンと同じ形のものや、ぐるっと巻いた丸形のものなどがありますね👀
✅パンチェッタのパニーニ
パンチェッタはそのままでも美味しいので、パニーニ等、パンの具材として食べることも多いようです。
画像のレシピではドライトマトとルッコラ、ペコリーノチーズと合わせてサンドしています。聞いただけでよだれが出ますね…🤤
✅パンチェッタのパスタ
パンチェッタはパスタの具材としても好んで使われます。
その場合、パンチェッタは角切りや千切り等にして、フライパンで軽く焼くことで風味を出すそう。トマトソースやペペロンチーノ、カルボナーラ等、様々なソースと合わせて食されているようです。
③腊肉(中国)
「腊肉(ラーロウ)」は、中国における干し肉の一種です。
地域によって味付けは異なりますが、醤油や八角・シナモン等で味付けされており、そのままでも味わい深く食べられるようです。
中国では乾燥する冬の時期に各家庭で腊肉を作ることも多いようです。
✅家常炒腊肉(家庭風ベーコン炒め)
にんじん・ピーマン・ニンニクの芽など、中国の一般家庭によくある野菜とともに腊肉を炒めたものです。
日本でも、野菜炒めにベーコンを入れることあるのではないでしょうか👀
ちょっと親近感の湧く一品。
バックベーコン(豚ロース肉)を使ったベーコンのレシピ
①アイリッシュベーコン(イギリス・アイルランド)
「ラッシャー」、「イングリッシュベーコン」、「ブリティッシュベーコン」とも呼ばれます。
微妙に両者間に違いがあるという情報もありましたが、調べうる限りおおよそ同じようなものだろうということでここではまとめます。
名前の通りイギリスやアイルランドで好んで食べられている種類のベーコンで、イングリッシュブレックファストの一部でもあります。
✅イングリッシュブレックファースト
いわずと知れたイギリスの伝統的な朝食メニュー。
画像はイングリッシュフルブレックファーストで、ベーコン・ソーセージ・ブラックプディング(黒ソーセージ)・豆・きのこ・トマト・卵の7品目にブラウンソースを添えて、パンと一緒にいただくようです。
✅アイリッシュベーコンとキャベツのパセリソース添え
アイルランドの伝統的な一品です。
ベーコンとキャベツを茹でて、パセリ・牛乳・バター等で作ったソースをかけます。蒸かしたじゃがいももセットで提供することが多いようです。
茹でてる分ジャンキー感が少ない印象ですね👀
②カナディアンベーコン(カナダ)
「カナディアンベーコン」は骨なしの豚ロース肉から作られます。
通常、骨なし豚ロース肉を塩漬けにしたのち燻製にし、輪切りにして提供されるようです。
見た目としてはハムに似ていますが、より塩味や脂の旨味が強くジューシーなのだそう🥩
✅ハワイアンピザ
パイナップルが乗っているピザってありますよね。好き嫌いが分かれますが、むぅちゃんは結構好きです🐈
ハワイアンピザの本場では、ハムと同様にカナディアンベーコンをトッピングとして活用するのだそう。
ちなみに、ハワイアンピザの発祥はハワイではなくカナダらしいです。
びっくり👀
✅エッグベネディクト
「世界一の朝食」とも呼ばれるエッグベネディクトですが、カナディアンベーコンを使う例も多いそう。
確かに、マフィンの丸に合わせるのにちょうどいいサイズですよね。
エッグベネディクトは、イングリッシュマフィンにカナディアンベーコン・ポーチドエッグ・オランデーズソースを乗せて作る一品です。
③ピーミールベーコン(カナダ)
「ピーミールベーコン」は、カナディアンベーコン同様にカナダで好んで食べられている種類です。
骨なし豚ロース肉をピクルス液(塩・リンゴ酢・砂糖・マスタード・ハーブ類等を水に入れ沸騰させたもの)に漬け込んだのち、黄エンドウ豆の粉もしくはコーンミールをまぶして完成です。
ねっとりしたジューシーな味わいと、外側の粉のカリカリ感が美味しいのだそう…ぜひ食べてみたい…
✅ピーミールベーコンのサンドイッチ
調べる限り、ピーミールベーコンは調理してパスタ等にするというよりも、サンドイッチやエッグベネディクト等の具材として使ったり、そのまま焼いて食べることの方が多いようです。
外側のカリカリもあるし、あまり手を加えない方が良いのでしょうね👀
ミドルベーコン(豚バラ肉と豚ロース肉)を使ったベーコンのレシピ
ミドルベーコン(オーストラリア・ニュージーランド)
オーストラリア・ニュージーランドでは、「ミドルベーコン」が使われます。
ミドルベーコンはどういう部位かというと、画像のとおり半分が豚バラ肉・半分が豚ロース肉になっています。
また、白い脂身の部分はカロリーが高いしあまり美味しくないということで切り落としてしまい、赤身の部分だけを食べる方が多いようです。
✅卵とベーコンと野菜のパイ
ミドルベーコンの大きさを活かした独自のレシピはないのかと探してみましたが、特にそれらしいものはなさそうでした。
オーストラリアの料理として、ベーコンパイが紹介されていたのでこちらを挙げてみます。
作り方は画像の通り、パイに卵やベーコン、トマト・かぼちゃ等の野菜を入れてオーブンで焼き上げるというもの。
レシピには「ミドルベーコンのラッシャー(豚ロース)の部分を使うように」と書いてあります。じゃあアイリッシュベーコンでよくないか…?
その他のベーコン
①カッテージベーコン(豚肩肉)
「カッテージベーコン」は豚肩肉を使ったベーコンです。
「ショルダーベーコン」「カラーベーコン」もおおよそ同様の豚肩肉の部位を指すおのと思われます。
日本でもショルダーベーコンはよく食べられていますよね。
通常のベーコン同様、そのまま焼いたりサンドイッチ等に入れるほか、ワッフルやパンケーキのお供に添えて食べることも多いようです。
調べる限り、特定の国で偏って食べられている…ということではなさそうでした。
②ジョウルベーコン(豚顎・頬肉)
「ジョウルベーコン」は豚の顎や頬の肉を塩漬けにして燻製にしたものです。
イタリアで主に食べられる「グアンチャーレ」も同様の部位を刺しますが、ジョウルベーコンとは違い燻製はしないようです。
日本でも、沖縄ではジョウルベーコンを食べる文化があるそう。
脂身が多くジューシーなので、炒め物やパスタ等の具材として食べることが多いようです。
③ビーガンベーコン
ビーガンの方も、ベーコンを食べたいという需要はあるようです。
「ビーガンベーコン」で検索すると、ニンジン、ライスペーパー、しいたけ、豆腐やテンペなど、様々な植物性の食品を使ったレシピが紹介されていました。
なかなかベーコンそのものの味を再現するのは難しそうですが、雰囲気としては確かに似ているかも…?
④鯨ベーコン
ベーコンについてまとめる中で、そういえば日本にも「鯨ベーコン」があるなぁと思い出しました。
鯨ベーコンは、鯨の下顎~腹部にかけての縞状の部位(「畝須」という)を燻製したものです。
薄くスライスしてそのまま食べることが多いですが、鯨汁や煮つけに使うこともあるそうですよ👀
あなたの好きなベーコンはなんですか?
いかがでしたでしょうか。
ベーコンって本当にたくさんの種類・活用方法がありますね🥩
実は、今回はご紹介できなかった種類のベーコンもまだたくさんありますし、私の知らないベーコンレシピもまだまだありそうです👀
ぜひコメントなどで教えてください!
今回の記事をキッカケに、ベーコン「私の一番好きなベーコンはこれだ!」というお気に入りを見つけてもらえたら嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました🌱