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本屋巡り・春の静岡。

今年も家族で春の旅。

ここ数年熊野古道を巡っていましたが今年はボリューム少なめにして、その代わり次の春からカミーノ・・・ポルトガル復帰を目指そう、とそんな話になりました。

小さな旅、目的地をどこにするか?

海沿い・近すぎてなかなか選ばれない・尚且つ温暖(寒冷地暮らしなのでこの時期寒さには飽きています)・・・という条件で静岡駅周辺を今回は選んでみました。

もちろん家族で・・・ですので本だけがテーマじゃない。その中から本をテーマにいくつか。

初日は雨。

特に午前中は歩くのもどうかな?というくらい降る予報だったので、クルマで近くの焼津駅前まで一気に行ってしまい、気になっていた私設図書館「みんなの図書館さんかく」へ。

コミュニティスペースを運営する友人や本つながりの仲間、数人が訪れていますがとにかく評判がいい。自分も本屋&ライブラリーを運営しているのでこれは気になる・・・!と。


本当に駅前通り、場所がいい。


棚のひとつひとつ、別のオーナーさんによるもの。

カタチとしてはとにかく自分の蔵書(好み)で構成する自分の棚・ライブラリーとは異なり棚を細かく分けてオーナーを募集する”貸し棚”タイプのライブラリーですね。

好みの偏るウチと違い、各オーナーさんの好みのバラツキ加減がとてもいい!コレは飽きないし訪れる人も棚主も愉しいでしょうね。駅前のオープンスペースという条件も手伝うのでしょう、貸し棚オーナーは予約で順番待ちだとか。

地元メディアにも多く登場しています。

全国紙にも登場していますね。

例えばこんな個性際立つ棚も。

ウィキペディアン「ハロワンド」さんの棚。取り上げているのは母校の教授・ 北村紗衣さんの著作。


京都のライブラリアンの方の棚。自ら本の改装もこなすとか。

愉しそうでしょう?スタッフさんともしばらく談笑、関連新刊も購入。(これは後で。)
十分満喫しました。

久遠山東照宮参詣や用宗海岸で海釣りなどを経て旅は2日目午後。

静岡駅周辺の街歩き。

ここで訪れたのがまず鷹匠町の「水曜文庫」さん。

古き良き古本屋さん・・・と言った感じですがナカナカ鋭い新し目の本も混じっていました。

敬愛する辻まことさんの著作が結構いい状態で揃っていて思わず「うぉっ!」となりそうでしたが旅先、旅先・・・本当に欲しければ水曜文庫さんは「日本の古本屋」にも登録されているとの由、そちらで購入すればいいでしょう・・・と我に返ります。

ちなみに通り・・・北街道・・・を挟んで向かい側に、長野にいた頃お世話になった「シリケカフェ」さんの北街道店があります。曜日・時間の都合があわずお邪魔できなくて残念。

続いて歩いてすぐの「ひばりブックス」さんへ。


新刊のみですが選書がステキですねー。見たかった本もいくつか見れたし、周辺の知らなかった本も。ここでは堪え切れず1冊購入。(もともと”いい本屋では必ず1冊”が基本ですからね。)これも後程ご紹介。

そのまま駿府城公園を横切って逆方向・・・西側に歩いていきます。

これは、番外編。



イイカンジのアウトドアショップ・・・が本屋の旅で何故?

それはLODGEにはじめて出逢ったのが2018年に「ALPS BOOK CAMP」にLODGEが出店していた時だったからなんですね。ABCは本だけじゃなく周辺のグッズやフードも多かった。その時購入したのがMANASTASHのヘンプTシャツで、オーナーの築地さんと大いに盛り上がったのをよく覚えている。


その時のMANASTASH。まだ着てますよ。

以来SNSフォローしていて・・・今回ようやく実店舗訪問!というワケです。
しかし予算も時間も余裕なく・・・オーナーさんともゆっくりお話ししたかったのですがやや中途半端に撤退。次回以降の目的に。

そうそう、地方都市では新刊書店ものぞいて見ないと。

出来れば中央大手の支店・・・でなくローカルな大手がいい。長野県で言うと「平安堂」な感じの。

調べてみると新静岡の駅ビルに安定のジュンク堂が入っているのですがここじゃなく、静岡駅ビルの方の「谷島屋」を選んでみました。


ナカナカな品揃えでしたよ。

地方都市・駅ビル・新刊書店・・・この辺りでそのエリアの本に対する受け入れられ方とか、見えてくる気がします。
静岡と本の関係は結構良好なんじゃないか?いくつかの本屋さんをのぞいてみても、それは感じました。

今回の戦利品ピックアップ。


宿で眺める戦利品。最高のひと時。

「さんかく」で関連書籍2冊。

ともに”地方と本”の幸福な関係を探る2冊ですね。

ひばりブックスさんではこちらを。

いやぁ、ここでも数冊ガマン・・・な感じだったんですが見た目美しいコイツだけはガマンできませんでした。サブタイトルの通り自然との共生寄りなライフスタイルを送る人たちの写文集ですね。

他にも見つけた本は沢山。

ジツは時間つぶし(雨宿り)で入ったBOOKOFFで仕入れも。

そうそう、その町とBOOKOFFとの関係なんかもありますね。絶対。あの県のBOOKOFFはいいとかつまらないとか・・・真偽はともかく本屋仲間ともよく話します。

その辺りも書いていけたらいいですね。

いい旅でした!


http://www.coldmountainstudy.com/
coldmountainstudy@gmail.com 

coldmountainstudy  店主:鳥越将路


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