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ザ・2020ビジョンの月次報告~わたしの読み方・2024年12月運用分~
コモンズレター
コモンズ投信のザ・2020ビジョンのコモンズレター12月運用分。
変化を始めた会社、変化にチャレンジする会社に注目するザ・2020ビジョンですので、わたしも変化に注目しながら読んでいます。
皆さんならどんな読み方をしますか。
わたし目線で読んでいる箇所、注目している箇所を抜き出していますので、参考にしてください。
ザ・2020ビジョン_コモンズレター ←こちらをご覧ください。
運用責任者メッセージ
運用責任者である伊井さんのメッセージです。
ザ・2020ビジョンは第11期の決算を迎えたとのこと。
これまでお世話になってきましたが、これからも関係は長く続いていくものと思っています。
これからもよろしくお願いします。
当ファンドは、「2020年を起点に日本は新たなステージに入る」との考えをベースに、『変化』をキーワードとした銘柄選択を行っています。2020年のコロナ禍を予測したわけではありませんが、世界中でコロナ禍対策として超低金利政策と最大規模の財政出動による経済対策が行われました。加えて、ロシアによるウクライナ侵攻なども相まって、想像を超えた物価高となりました。この物価高は格差問題を直撃し、2024年の世界的な選挙イヤーで現政権が大敗しました。結果として、グローバリゼーションの先にあった貿易の不均衡と格差拡大という負の部分の大きな修正が始まっています。まさに、2020年を起点に大きなパラダイム転換が起こっています。次期トランプ政権は、新しい国際秩序を作ろうとしています。こうした大きな潮目の変化を、当ファンドはしっかりと捉えていきます。
変化が当たり前、変化が求められる世の中において、受益者から見えない、会社の内なる変化、変化の芽を見つけていただきたいです。
今後も期待したいファンドです。
運用状況
ポートフォリオ組入銘柄数は前月から1社減った59社と報告されています。
組入銘柄の中では5%以上上昇した銘柄が20社ありパフォーマンスに貢献しました。上場来高値を更新した銘柄は10社、年初来高値を更新した銘柄も18社ありました。同期間のTOPIX(東証株価指数;配当込)は+4.02%、日経平均株価は+4.41%、東証グロース市場250指数は+0.03%の上昇となりました。なお、当月、ポートフォリオ組入銘柄数は1社減って58社となりました。株式組入比率は92.5%(前月末比 ▲4.0%)としています。
12月も年初来高値や上場来高値を更新した会社が報告されていて、心強いです。
引き続きザ・2020ビジョンに注目していきたいと思います。
期待しています。
未来予想図
今月は【コンテンツ~生成AI、夢のあるエンターテインメントに期待、スマホで新市場が創造されたように~】がテーマで、シニア・アナリストの上野さんが担当されています。
コンテンツにおける 日本IP(知的財産)の高い競争力
言わずと知れた日本のコンテンツは、日本の主要な輸出産業です。「CESA ゲーム産業レポート2024」によると、2022年のデータで、コンテンツ産業の海外輸出額は4.7兆円(その内訳として、ゲーム2.8兆円程度、アニメ1.4兆円程度)に達します。
また、日本経済新聞(2024年12月30日)によると、世界のキャラクターにひもつく累積収入(メディアミックス作品の誕生から2023年まで)は、1位 ポケモン、2位 ハローキティ、6位 それいけ!アンパンマン、8位 少年ジャンプ/ジャンプコミックス、9位 マリオ、など世界トップ10の半数は日本発のIP(知的財産)となっています。
上野さんは、コモンズ30ファンドコモンズレター今月号のピック!で、KADOKAWAとソニーの資本業務提携も担当されていました。
そこに書かれていた資本業務提携のメリットの話と重なる部分を感じました。
いずれにしても、今では大切な産業になりました。
コモンズレターとは関係ない話になりそうですが、一方で、係わるひとたち、特にアニメの分野において、労働環境の悪さが話題になったことがありました。
これだけの産業に育ててくれたのは、係わるひとたちがいてくれたからこそのことです。
改善されていていることを願います。
ファン年齢層の広がり、長寿化、動画配信などで世界で認知度が高まる
ゲーム、アニメなどのコンテンツは、子供の時に親しんだ層が大人になってもファンを続けるなか、ファン年齢層が広がり、コンテンツが長寿化しています。また、IPホルダーは、コンテンツを、テレビ放送、劇場映画公開、動画配信、マーチャンダイジング、トレーディングカード、フィギア、イベントなどさまざまな形で拡散し、熱心なファンのコミュニティーをつくっていきます。
これは実感していることです。
この分野の話に関しては、わたしたち「おじさん」世代の話が、「若者」世代にも通じたりして、驚くことがあります。
定額の動画配信にも触れられていますが、容易に見られる環境が後押ししてくれていることは大きいですね。
世界50億人を超えるインターネット利用者がターゲット、生成AIとのシナジーも
ゲームやアニメなどコンテンツ産業は、ファンとのエンゲージメントを高めていく一方、テクノロジーの進化に順応し成長してきました。
ゲームは、ゲーム専用機の高性能化に対応し、また、スマホの登場でモバイル向けのゲームアプリの開発に対応し、大きな市場を生み出しました。アニメについても、高精細化などや動画配信への対応も進めています。
今後の注目は生成AIです。ゲームやアニメなどコンテンツ産業にとってリスクでもありチャンスにもなりえますが、世界で50億人を超えるインターネット利用者向けに、夢のある新しいエンターテインメントが生まれることを期待します。
今ある技術が常にブラッシュアップが繰り返され、一方で新たな技術が次々と生まれています。
どんな未来を迎えるのか、楽しみですね。
コモンズPOINTからのお知らせ
【コモンズPOINT第12期応援先推薦(1/16〆切)】
ということで、推薦に参加できるのは、2024年12月21日に、ザ・2020ビジョンをコモンズ投信でお持ちであったお仲間(お客さま)の皆さまです。
まだ推薦していない方(わたしもまだです)はお早めに。
わたしも悩み抜いて推薦します。
推薦したいよって方は、コモンズ投信のファンドを持って、今後お仲間になりましょう。
わたしは引き続き、日本障がい者乗馬協会も応援したいと思います。
動画での月次運用報告はこちらです。
ザ・2020ビジョンは後半で登場です。
では。
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