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雨の日の茶畑を巡る~秋・10月の抜里(静岡県島田市)にて~

ある日の抜里

雨になっちゃった

ある日訪れた抜里は、曇りから雨へと天候が大きく変化してしまった。

茶ノ木を抜く…はずだった

茶ノ木を抜く作業をやるはずだったが、蔓草を抜いたり、茂ってしまった茶ノ木の畝間や高さを下げるために刈るんなどの準備している段階で、雨が降り始めてしまった。

刈る

皆で車庫から恨めしく空を見る。
雨は音を立てて降り続く。
一方で、山の低い位置に雲がかかり、幻想的な空模様を見ることが出来た。 

これを使って抜くらしい

抜里を走る

雨は降り続くものの、降りが落ち着いたので、自転車を借りて抜里を走ることにした。
行ってみたかったあの場所に向けて。

あの場所とは

抜里を大井川から見ると、一面に広がる茶畑と共に、山裾の地形に添って山型の茶畑があることが目に入る。
その先端、一番高い場所に行ってみたいと以前から思っていた。

目指すのはあそこ

電動アシスト付き自転車のタイヤが滑りそうな急坂を登る。
アシストをしてもらったのに、歩かなくてはならなくなるほどの道。
目を茶畑に向けると、モノレールが設置されている。

茶畑にモノレールを見つける

そんな場所にある茶畑は、わたしには田んぼの収量を多くしようと、少しの平場にも田んぼを設置している地域の様子にも重なる。
ここにも思いで風景が作られている。
そして、その思いがあっても、事情により耕作できなくなった茶畑が目立つ。

現実と雨を理由にして、今回は最頂部まで行くことは止めにして、また改めて登ることにしようと思う。

抜里踏切

抜里踏切は抜里の中にある唯一の踏切。
遮断器も警報器もなく、前後の道路に比べて踏み板も狭くなっている。

抜里踏切道

幅の細い踏切だけど、抜里には大切な道。
この地域で盛んに行われているグランドゴルフのほか、グランド、大井川へと続く道。

作品

抜里踏切から #小山真徳 さんの『てのひら』、 #東弘一郎 さんの『茶畑のサイクリスト』、 #ヒデミニシダ さんの『ちゃばらのカーテン』を見ながら茶畑を駆け抜ける。

てのひら/小山真徳さん
茶畑のサイクリスト/東弘一郎さん
ちゃばらのカーテン/ヒデミニシダさん

ちょっと雨が強くなってきたみたいだから、#ヌクリハウス に戻ろう。

ヌクリハウス

おむすび

ヌクリハウスに戻ると、アーティストインレジデンスで抜里を訪れていたアーティストさんがおむすびを握っていた。
きっと初めてのこと。
握る感覚が新鮮だったに違いない。
笑いが溢れていてとても楽しそうに見えた。

懇親会

ヌクリハウスは共有地の拠点施設なんだと思っている。
抜里のひと、アーティスト、よそ者、旅びと。
いろんなひとが集う場所。

ひとが集まれば会話が始まり、お茶を飲み、お茶のつもりが麦汁になったりして(大体なっている)、楽しい時間が過ぎていく。
そして今回も。

こういう時間は、いつまでも続いてほしいね。
そう願いながら、毎回楽しんでいる。

ひとが楽しく集う

さっきの『おむすび』を飲みながらいただいた。
いろんな形があって、ちょっとかためだったり、逆にやわらかめだったり。

わたしを含めて、ここに集うひとと同じ感じ。
なんてね。
いかにも…って内容の〆を書いてしまった。
恥ずかしw。

では。

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てっさん
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