大雨の日~抜里(島田市)にて~
6月の抜里(島田市)、ある日は大雨の日でした。
警報級の大雨です。
大井川鐵道や家山で見た大井川は、これまでに見たことがない激しい流れでした。
流れが凄すぎて、きっと石や岩もゴロゴロと流れているんじゃないかと思いました。
最終電車の時間が早まったり、翌日には点検のために列車が運休になったりしました。
抜里に着くと、道路の排水溝が溢れ出ていました。
長靴と合羽を着ていたので、直ぐに排水をスムーズに出来ないかと排水溝やグレーチングに引っ掛かった木を取り除き、外しても安全だと思う場所の鉄板を外したりしました。
流れを見ていたら、流れが乱れている場所があるんですよね。
土砂が溜まっているんじゃないかと、スコップを入れてみたら、石がゴロゴロと掬えました。
しかも、一度掬っても、しばらくするとまた流れが乱れる状況です。
山の水は凄い勢い、凄い量が流れてきます。
これまで生きてきた中で、幸いにも水の心配をしたことが少なかったから、新鮮で、且つ、恐怖感が大きかったです。
いくつかの土のうを置くなどして、道路の排水を家から逃がしたりしました。
落ち着いた感があったので、そこの作業は終了して、その後、山の上の茶畑の排水溝を見てきました。
排水溝からは何か所かで土砂が溜まり、水があふれだしていました。
それらを取り除くお手伝い。
斜面の茶畑は、あちらこちらに水道(みずみち)が出来ていて、道路は石などが散らばっている状況でした。
それらを上手く排水溝に導けるように試行錯誤したり。
頭ではわかってはいるつもりでしたが、改めて水の凄さ、怖さを感じました。
宿に戻る途中に雨が強くなった気がしましたが、とりあえず解散です。
合羽に長靴をしていたので雨は防げましたが、作業をして随分と汗をかいていました。
着替え終わって外を見ていると、先ほどの排水溝を住人さんが見に来ている様子。
気になって見に行くと、排水溝からまた水が溢れ出していました。
しかも、住宅の玄関先にまで水が。
不安だろうなと思い、出来ることを試行錯誤してみたけれど、現状では無理だと思ったところ、自主防災会の方が通るなどして、地元の方に話を繋げることが出来ました。
その後も土のう積みなどを手伝ったり。
排水を確認するなど。
お世話になっている地域のために、少しは役に立てたかな。
翌日、自主防災会の方が挨拶にいらっしゃってくれたのが嬉しかったな。
「またこんなことがあったらよろしく」
なんて言っていたけど、災害はないのが一番です。
もちろん、ちょうど困っているひとがいるなら、自分が出来ることをしますけどね。
まだまだ水の怖さを感じる季節は続きます。
まずはご安全に。
抜里といえば、無人駅の芸術祭。
次の芸術祭もたのしみですね。
では。
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