yutuki

本を読むのが好きです。

yutuki

本を読むのが好きです。

マガジン

最近の記事

自分語りと文体の距離感について

小林秀雄の『本居宣長』は宣長のことではなく小林秀雄の内面がわかると聞いた。宣長を通じて感じた自分のことを書く、ということなんだろう。自分も、といっても小林秀雄に並べるつもりはないのだけれど、自分のことしか書いていないとは思っていて、それを自分にしか関心がないのかと言われるとよくわからないけれども、ただ今も書いていることはそういうことなので、そういうことなのだろう。他人に役に立つというか、ニュートラルというか、文体でもよいのかもしれない。自分語り的な語り口ではなく、それを語るこ

    • 面白いことは元気のもと

      久しぶりに朝早く起き、元気があるので書く。最近は仕事の負荷がかかり、いろんなことが億劫になっていた。仕事を遅くまでやっているなか、特に誰とも話さず、結局のところ自分は何のために頑張っているのだろうと思いながら、帰路の中でここのところオーディブルで聴いている三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を再生している中で、三宅さんから連想して宇野常寛氏が浮かび、彼は職場の中でコミュニティを限定せず外にも開かれるべきと言っていた、そうかだから無理に作ろうとしなくてもよいのだ、と

      • 今日は調子良かったよ。

        今日はなんだか仕事ができたようなそんな錯覚というか、すくなくとも動けたように思う。無意識には、昨日送別会があり、そのときに言われた言葉、具体的には「自分がジャッジする人間として見られるためには、言い切ることが必要」「止まった車を動かすのは大変。仕事も同じ。常に動かし続けることが重要。その時の判断が間違っても、後で訂正すればよいのだから」ということになるのだろうけど。これはひと月前くらいに、同じ人から飲みの席で言った内容と同じだのだけれども、2度聞くと体に染みつき始めるのかもし

        • 「マッドマックス:フュリオサ」を観た

          「マッドマックス:フュリオサ」を観てきた。良かった。何から書くべきか。最初に浮かぶのが、初期イモータン・ジョーの砦の感じが楽しめた。そこか。デカいタンクを作るんだ!みたいな掛け声のもとタンク製作でバーナーの火の粉を飛ばしてる感じ。よい。改造車もまだ試行錯誤している雰囲気で、このあと発展していくんだなぁという期待を残す、まだ無骨感のあるデザイン。愛嬌がある。つか、イモータンの砦は統制が取れていて、指揮命令も的確、対してディメンタスは砦内で暴動が頻発だし、そもそも本人が病んでる。

        マガジン

        • 保存用
          1本

        記事

          引っ越ししなかった経験

          最近、引っ越しをしようとしていたが、止めた。価格交渉もし、契約直前まで行ったもののストップし、昨日不動産屋に詫びを入れた。意識してなかったのだけれど、管理会社が大手だったので、「気をつけてくださいね」と変な心配ももらった。簡単に言えば、いま住んでいるところを継続することになったのだけれど、理由はいろいろあり。公団ゆえの住宅費の安さ、通常の不動産賃貸だと発生する諸々の諸手数料が必要ないこと(礼金、更新費、事務手数料、絶対加入の保険や謎の駆けつけサービス等々。このわけのわからない

          引っ越ししなかった経験

          「ダフニスとクロエ」とか

          Apple Musicで適当なクラシックをかけながらブログを書こうと思い、今はL.バーンスタイン指揮、NYフィルの「ダフニスとクロエ」を流している。ちょっと前に買ったサウンドバーの音響を試すために「ウエスト・サイド・ストーリー」をAmazonプライムで流していたから目に入ったのだろう。そもそもバーンスタインとダフクロという組み合わせが珍しいとも思った。序曲の盛り上がったところで派手な感じがあり、やはりバーンスタインだななどと思ったりもした。私は「ダフニスとクロエ」が好きで、と

          「ダフニスとクロエ」とか

          自分の雑誌とnoteが書きやすいことの話

          誰とは全く知らないのだけれど、このホームページを随分前に見て、メモとしてTodoistに入れたまま、ずっとチェックを入れずにおいてある。 雰囲気とか、本と映画と写真があって、とても素敵。さっき久しぶりに見たときに、編集部月報というのがあって、更新はされていないのだけど、いわゆる編集後記みたいなもので、写真とひとこと添えてある。それを見て、そうかこれは自分の雑誌なのか、とふと気づく。 自分の雑誌、という単語にときめく自分がいることに気づく。自分の雑誌をつくりたいという欲望は大

          自分の雑誌とnoteが書きやすいことの話

          ためになること、甲斐があること

          ここ最近で、ふたりの人の仕事を手伝った。 ひとりは、つきっきりでヒアリングを行い、良いところを引き出そうとマンツーマンで行った。私の悪いところは惚れ込んでしまうとやり過ぎてしまうところなのだけれども、ただ自分ではそれに喜びも感じている。 もうひとりは、既に上司のトレーナーがいるところのフォローで、そちらの上司はガンガンに詰めながら相手に話していくタイプ。そんな感じなのであまり入る隙もないが、ときどき意見する。すこし厳しさはあるけれども、打合せ後にふたりで「できなくてもやらせな

          ためになること、甲斐があること

          酔っ払ったときのこと

          仕事で頑張っているからとのことで、毎度のことながら上司と共に飲みに行く。そこまで期待に応えているだろうかという不安と、それでも気を遣ってもらえるという嬉しさのなかで、半ば心のなかでにやつきながら、なんだかんだで3時間ほどの飲み会の帰路にいる。今日はいつもご一緒できていない、プロの営業マンと、いちばんの若輩なのに気を遣われ、コミュ障な私の気遣いのなさでもたのしく、笑いの絶えない会を過ごさせてもらった。 けっきょくのところ、私の持っている能力を、資質を、精いっぱい出すしか、恩返し

          酔っ払ったときのこと

          切実なノスタルジー

          「異人たちとの夏」を早稲田松竹で観てきた。監督・大林宣彦、原作・山田太一、脚色・市川森一と有名どころの名前が並び、またずいぶん前に宮台真司が褒めていたので、長らく気になっていた。とにかく泣けてしまって、この感動をとりあえず文字に残そうと思い、書いている。子供の頃に亡くなった、幽霊となった両親との会話、何気ない仕草、表情、その一瞬一瞬が大切なものだと感じさせる。観ながら、父と酒を酌み交わさなければいけない、母に優しくしてあげなければならないと、そう感じた。 …と、これを書いたあ

          切実なノスタルジー

          途中

          休日出勤を終えて、上司と飲んだあとに書いている。仕事が楽しくない、というか、なんだろうな、やり甲斐がない。重要な仕事だし、やるべきとは思っているのだけれども、しかし、なんだかやる気がでない。惰性でやっている。そういう感じから、久しく抜けきれていない。今のやり方が補助的な仕事だからかもしれないな。自分がやってやったという感覚がないのかもしれない。 筆が止まってしまうのは、やる気が無いからだと思い直し、雑な文章を垂れ流すことにした。

          書くことができないというのは、習慣のせいなのだけれども、じしんの開放性の問題、つまり自己開示ちゃんとしてますかということなのかもしれない。さいきんそれができてない、そもそもそれが不得意であるというところで、意識的にしないとだめなんだと思った。ということで、つぶやいた。

          書くことができないというのは、習慣のせいなのだけれども、じしんの開放性の問題、つまり自己開示ちゃんとしてますかということなのかもしれない。さいきんそれができてない、そもそもそれが不得意であるというところで、意識的にしないとだめなんだと思った。ということで、つぶやいた。

          無題としたい抜け感の欲しさと横浜

          久しぶりに書く。書かなくなったのは書く必要がなくなったからだろうことと、また、再度書き始めるのは書く必要に至ったということなのだろう。前に書いたのが8月末で、しかもその前はお盆前なので、実質的には3ヶ月弱止まっていたようだ。たしかに、自分の仕事がバタバタとなったのがちょうどその頃でもあるので、止まった理由も理解できる。それが先月末で終わって、調子が戻らないなあと感じながら、やっとここにたどり着くまでに1ヶ月ほどかかったと、そういうことである。それまでに私生活もある程度、おおき

          無題としたい抜け感の欲しさと横浜

          読書会のためのメモ

          坂口恭平の『お金の学校』を課題に読書会を今日するのだけど、本から引用しただけであまり面白くなく、そもそもこの本の面白さがよくわからない。引用とは、固めることだからかもしれない。かたまったものを取り出し、固定し、ピンで刺して、飾る。むかし、うらわ美術館の展示で、本のページを蝶のかたちにきりとって、それを壁いちめんの展示ボックスに飾っているのを見たのを、とても印象に残って覚えている。そのときは、ツイッターとか、テキストそれじたいが本文とは独立して飛び立っていき、かがやいてくような

          読書会のためのメモ

          恥ずかしさを流通させる

          婚活なるものを始めてみた。具体的には、結婚相談所に行って継続的な契約を済ませてくるというのが、その意味である。なんだか防御的な書き方になっているのは、まだそれを恥ずかしいと思っている自分がいるのだろうし、そうなのだと思う。結婚相談所に相談するような、パートナーがいない自分と認めたり、そういったものに頼るということへ、恥ずかしさ。こういうことを書いているのは、それを「書いておかないと」、自分の恥ずかしさというものに殺されてしまうから、はずかしいはずかしいと言いながら、書いている

          恥ずかしさを流通させる

          対話

          ### 以下のメンバーで対話してください ### 河合隼雄先生 会社員 ### 以下の内容を記述してください # 恋の悩みを河合隼雄に伝えて、河合隼雄はその処方せんを伝える ### 以下のフォーマットで800字程度で記載ください ### 河合隼雄は兵庫弁でたのしく話す 会社員は片思いに悩むがツンデレのアラサー、京都弁 片思いの相手は読書好きの先輩 ChatGPT 兵庫弁でたのしく話す会話 会社員(ツンデレのアラサー、京都弁):あのさぁ、しもべ(河合先生)!ちょっと恋のこ