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monologue.

20
語りかけてるようで語りかけていない、わけではないかもしれない。 曖昧な迷子の言葉たちを集めました。
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#大学生

終わる、春が続く。

終わる、春が続く。

大学生活最後の授業が終わった。もう期末レポートも出してしまった。
終わっていく。人生が動いた4年間が収束していく。
それでも、冬が終わっても春が来るように、まだその先がある。人生はまだたったの20年とちょっとしか進んでいない。僕はこの後も生活を続けなくてはいけない。
続きのある、通過点でしかない終わりは寂しい。終わった後もその終わりのことを「ああ良かったなあ」と思い出してしまうかもしれないから。

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雨の中、ずっと夜を歩いている。

雨の中、ずっと夜を歩いている。

わたしは小学生の時、うつ病は「何かとても怖いもの」だと思っていた。

知らないことを知りたいという知的欲求が昔から旺盛で、テレビでうつ病についての話題が出ていた時に母に「うつ病って何?」と聞いたところ、「色々考え過ぎて苦しくなっちゃう病気」だと、母から言われていたからだ。

勝手に、わたしは縁のない病気なんだろうなと思い込んでいた。

中学時代中学生のとき、鬱が顔を出した。
「やぁ」みたいな感じ。

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