経営コンサルタントって、どんなお仕事なの?? ~謎な正体に迫るw~
私は、一般的に経営コンサルタントと呼ばれる領域でお仕事しています。
でも、「経営コンサルタント」って、怪しい感じw
「何をしてくれるんですか?」という問いに、
「何を求められているかによります」と答えると、ますます謎な感じ
今日は、私の考え方を少し整理してみようと思います。
課題定義と課題解決
ある方が言われていたのですが、コンサルって、課題定義して、課題解決してくれる人なんじゃないですか。と、
まあ、間違ってはいないけど、あまりにもおおざっぱすぎる(笑)
そもそも、課題定義のレベルにも、色々あるんだよなぁ、
現場の微妙な感覚がわかりづらいよなぁ、
と思った次第です。
現状分析 → 問題構造の見える化 → 課題定義
課題定義までのプロセスも長い
現状分析の中で、現状だけでなく、理想の未来像についても
解像度を上げてイメージしていきます。
答えは現場にある
だから、対話型でインタビューしたり、
現場を直接見ながら、観察、洞察、、、
さらに、ネットや図書館で、業界情報を調べたりもします。
外部情報は現場の違和感を見つける着眼点のヒント、
常識との差異が着目すべき点です。
私は関係性構築も含めて、かなり時間をかけ、
数回以上インタビューすることが多いです。
○○を○○するには?(課題のリストアップ)
課題は1つじゃない
複雑にからまった問題を1つずつひも解いて
真の課題をリストアップしていきます。
○○を○○するには?
誰でもわかる、シンプルな言葉、
それができたら超嬉しい、先に行けそう! という未来のイメージ
課題解決の見通しとは?
これを全部やったら、すべての問題が解決する
そう思えるくらい課題を出し切ることができれば、
課題解決はもう半分終わったようなもの
問題と課題の違い
問題とは、自分たちの意志とは関係なく、起きている(起きようとしている)事実
課題とは、意志を持って自ら決めるもの
これをやれば、うまくいくという着眼点と見通し
問題を分析しながら、そこに意志を込めて、課題に変えていきます。
未来に向かう創造的な課題設定
今の問題ではなく、未来に向かう新たな変化を求めている場合、
創造的な課題設定が重要になります。
現状と未来とのギャップ
なぜ、そこに向かうのか?(大儀、目的、テンションが上がる感覚)
今やるのがベスト、やらないと損と思える理由
方向性と熱量に、ロジックと感情を掛け合わせて、言葉と数字にします
正しく課題定義すること自体が、最大の課題(超難しい)
課題に取り組む前の段階で、正しく課題定義できていれば、いいのだけど
そんな甘い話はまず無い
不確実性を含みながら、一歩踏み出してみる
当然、修正はある
でも、初期仮説がないと、何が違っていたかすら、わからない
まず、仮の課題定義
実行してみて、新たにわかる課題を追加
全体のバランスを見ながら課題定義を修正
こんなことを繰り返しています
全体を俯瞰して、冷静に判断したいのだけど、
全体が見えない
それが現場のモヤモヤ感
こんな状況で、社内だけで判断してたら、とても落ち着かないし、
不安で、変なところへ行ってしまいそう
そうならないように、外部の冷静な目が必要なんだと思います。
経営者や現場をやる気にさせるのも、コンサルの仕事
やるべきことが決まっても、なかなか動きが鈍いのも、よくある話
みんな忙しいですからね
今の仕事を早く終わらせて、
新しい取り組みに着手しよう、とか
なかなか、そんな余裕がないのも事実
正しいアクション → 得たい成果
アクションが加速しない理由の1つは、
決めたことが、本当に成果につながる正しいアクションなのか? という疑問
迷いがあると、アクションに力が入らない
アクション計画への納得感、言葉にならない信頼感
そういうものを確認するプロセスも大事
確信が持てるまで、対話や確認の機会を増やすようにしています
話しやすい、信頼できる相談相手
現場のモヤモヤを気兼ねなく話して、わかってもらえる安心感
信頼できる人じゃないと、そんな中途半端な気持ちを話せないですよね
何を言っても大丈夫
なんとかしてくれる
そういう存在でありたい
すべてをさらけて、
一緒に、どうしましょうかね?
と本音で話せば、解決の糸口は見えてくるもの
そこまでの関係性をつくるには、何かを一緒にやる共同体験が必須です
成果にコミットするコンサル
口だけ出して、あとはがんばってね、という似非コンサルに騙されないように
そんなのコンサルじゃないです。
プロのコンサルは結果を出して、なんぼ
実際に成果を出すのは経営者や現場の人だけど、
望む成果が出るところまで見届けないと意味がない
途中でヤバいとなったら、すぐに追加策を打つ
成果が出るまで、目を離さないのが基本です。
やればちゃんと成果が出るアクション計画になっているか?
計画の妥当性を判断するのは、簡単ではない
ここには、ぜひ外部の冷静な目を活用してほしい
また、現場が納得して、アクションに踏み出せるか?
ここのハードルを取り除くのも、社内だけでは難しい
少しの迷いが、全体の動きを鈍くします
迷いを取り除き、
現場のフルパワーを引き出す!
本気のワンチームをつくる!
それが、経営コンサルタントの真の価値なんだな、と
これも1つの仮説
全てではないけど、重要な視点について、今の想いをまとめてみました
また、少ししたら、バージョンアップするかも(笑)
この記事を書いたのは、
収益の柱を増やす「未来実現パートナー」 川原茂樹
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