朝の瞑想はなぜいいのか
ある程度瞑想を続けていると、早朝瞑想の良さに気がつく時がやってきます。
禅寺でも修行僧は早朝4時起きで坐禅をするようですし、先日行った禅寺での宿坊体験でも朝5時から30分ほど坐りました。
ある方の勧めで、実際わたしが瞑想の時間を夜から早朝にシフトしたら、始めて1週間ほどでガラリと意識の変化がありました。
その日一日が絶対にうまくいく感覚、根拠のない自信が生まれてきて、何があっても怖くない感覚が生まれてきました。
ここでは簡単にサクッと朝の瞑想(坐禅)はなぜいいのかをお伝えしておきます。
単純に爽快な気分になる
これ、一番だと思います。最近は「朝活」ブームらしく、若い女性の間でも早起きをして、早朝散歩やらヨガやジム通いしている人もいるみたいです。
わたしの体感だと、まず、朝は瞑想中の雑念の入り方が少ないことがあげられます。
寝ている間に脳が記憶の整理をしてくれているのか、一日活動した後の夜の瞑想とは格段に湧いてくる思考が少なく、スッと瞑想に入れる。
また、午前中たっぷり時間ができるので、一日の作業効率がいいと言うのも大きい。
陰陽五行説における「木」の時間
風水における重要な五行のエレメント「木・火・土・金・水(もっかどごんすい)」。
中でも「木」は平静を意味し鎮める役割を持っています。
時間にすると、日が昇る時間帯から4時間ぐらい、風水の見方によって正確な時間帯は変わってくるようですがおおよそ朝3時から7時までが木の時間となるようです。
またビジネス的にもこの時間帯に書類の整理整頓などをすると良いらしく、ビジネス運に重要なエネルギーが動く時間帯でもあるようです。
そして、この時間帯に瞑想することにより、自然からのエネルギーを受け取りやすくなります。
概日リズムがリセットされる
「体内時計」というのを聞いたこともあるかと思います。この体内時計は25時間周期(概日リズム)で動いているのだそう。地球の一日の周期は24時間。このズレを調整するのが朝日です。
毎朝、日光を浴びるとこのリズムがリセットされ神経伝達物質である脳内化学物質セロトニンが発動します。
「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンが時間をかけて睡眠ホルモンのメラトニンの原料になり、夜になるとメラトニンに変換されていきます。
このメカニズムで、朝、太陽の光を浴びてセロトニンをしっかり分泌させることで、夜になるとちゃんと眠くなってくるのです。
早朝に瞑想すると、自然と朝日の光を浴びるようになります。ひいては体調も次第に整ってくる、という理屈。
とは言え、冬の寒い時期はなかなか朝早く起きられないのは事実。朝早く起きても、まだ太陽が昇ってない時間帯は「暗い・寒い・辛い」の3点セットです。
早朝ができなければ、午前中9時から10時ぐらいまでに1回目の瞑想をやっても個人的にはOKだと思います。