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コーヒー値上がりに関して(2021.10.13)

食品の値上げや燃料の高騰、タバコの値上げ等は皆様にジャブを打ち始めていると思います。コーヒーはブラジルの降雨情報から少しは落ち着いたものの、ここ数日で連続して高騰しております。また、円安傾向にあるため原料価格はさらに高騰しているのが現況です。

現在の相場(2021.10.13)

そもそもなぜコーヒー価格が高騰しているかは、以前までの記事をご覧いただければと存じます。

相場1013

上図が直近のアラビカコーヒー相場価格です。7月末のブラジル霜害懸念を発端に相場価格は急騰し、213.55¢/lbという2014年11月以来の高値となっております。私が前職でスーパーのオリジナルコーヒーを担当していた2014年11月には日々相場高騰理由の資料作成と今後の見積もりを提出してはお断りを入れられるという無限ループを繰り返し辛酸をナメまくった日々を思い出します。直近5日間では連続して相場価格が高騰しております。ブラジルでの降雨が例年の平均以上に見込まれることから一時は落ち着いたコーヒー相場でしたが、世界的なコンテナ不足による流通遅れ、コロナ禍改善による輸入・輸出増加による港での遅延という影響が大きく、相場価格が高騰しています。また、コロンビア農家が20/21年度産の10%に相当する最大100万袋を出荷せず、輸出業者、商社、焙煎業者が大きな損害を被っているようで、このコロンビアの契約不履行をきっかけに相場価格が上がっている要因です。

おわりに

今後コーヒー相場が上がる要因としては「来年度のブラジル生産量回復見込み」、「中米産コーヒーの生産量見込み」、「年末の利益確定(手じまい」」が挙げられますが、大きく下がることが見込まれない中、コーヒーの購入価格はすぐには変わらないというのが所感です。

普段コーヒーの記事ばかり書いていますが、すぎやまこういちさんがご逝去されたということで哀悼の意をこめて、ドラクエの記事を書いてみよう・・・。

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