もときりな

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マガジン

  • 単発集

    シリーズじゃないやつ。主にエッセイ、たまに創作が混ざります。

  • 部屋探し・引っ越しについて色々

    不動産会社で働いた知識と、4〜5回ほどの実体験の詰め込み場所。思いついたモノがあれば随時更新予定。 情報には新旧ございます、ご承知おきください。

最近の記事

「文字」という表現を選ぶ理由と、こだわりについて

 先日、友人に誘ってもらって、雑誌『IWAKAN Magazine』の個展に遊びに行った。この雑誌については、次を読んでほしい。  私自身、この雑誌の存在を以前から知っていたわけではない。そもそもの誘ってくれた友人が、前日にカフェで偶然知り合って意気投合したばかりという……まぁ要は、個人的にめちゃくちゃ短期間に情報を一気に詰め込まれた個展だったわけだ。  今回の個展は、最新号である『IWAKAN Volume 06 特集 男性制』の発刊に際して開催。なので、最新号のテーマ

    • 【YouTube】限定公開動画のまとめ

      ☆最新動画☆ 【極限まで頭を使わないらぢお】【第1回】作業用BGMに、おれはなる。 【第2回】文学史で好きな話 【第3回】好きだった国語の先生ともときの後悔の話 【第4回】「性別」の話をする 【第5回】実家が火事にあいました。 【第6回】ひとりは寂しかったので... 【第7回】極限まで頭を使わないらぢお 【第8回】極限まで頭を使わないらぢお 【第9回】極限まで頭を使わないらぢお 【第10回】極限まで頭を使わないらぢお 【第11回】極限まで頭を使わないらぢお 【居酒屋・酒菜

      • 心が壊れて、「カムイ」が遊びに来た

         メンタルが壊れた。高層ビルが巨大怪獣になぎ倒されるみたいに、派手な壊れかたをした。自覚するかぎり、人生で初めての経験だ。  涙があとからあとから溢れてきて、そのうちどうして泣きはじめたのか分からなくなっても、止まる気配すらない。泣き慣れていないから、過呼吸になるんじゃないかというぐらい何度も何度も大きくしゃくり上げて、安物の手触りの良くないティッシュで目や鼻を擦りまくる(おかげで目や鼻周りがすごく痛い)。  一通り泣き終えたと思うと、いつも通り下らない漫画や動画なんかを

        • 【7】引っ越し業者の手配

          Q.引っ越し業者を探し始めるのはいつぐらいから?A.引っ越しや入居日の【2~3週間前】に業者を探し始めるのがベスト 引っ越し業者は時期によって料金が大幅に変わります。ので、1か月以上前に見積もりをお願いしても、断られるパターンがあるんです。 (ときどき「早割りキャンペーン」を打ち出している業者もありますが、繫忙期以外の引っ越しには関係ないことがほとんど) Q.よくサイトにある「一括見積もり」って?A.部屋探しサイトの物件問い合わせ(引っ越し業者ver.) アホみたいに引

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        • 単発集
          10本
        • 部屋探し・引っ越しについて色々
          7本

        記事

          【6】部屋の申込~契約締結

           あくまでも私の実体験をもとに、日程感などを具体的に書いていきますね。 1)部屋の申し込み、書類の記入(部屋止め期間) 「入居者や契約名義人の個人情報」「保証人の個人情報」「職場の情報(連絡先やおおよその月収)」などの記入が求められます。場合によっては、直近3ヶ月分の給料明細の提出を求められることも(私は提出したことありません)。 この書類は、「入居審査」のために使用されます。つまり、入居してから家賃を支払い続ける能力があるのか?を、この書類で審査するんですね。 記入

          【6】部屋の申込~契約締結

          【5】不動産屋へ来店・内見する

          部屋の下見(内見)で確認できること部屋の日当たりなど雰囲気、広さ メジャーを持ち込んで採寸するなど、手持ちの家具が入るか 隣部屋との壁の薄さ、騒音問題はなさそうか 物件の周辺環境(お店の位置や街灯の有無) すいません、もっとあると思うんですけど、私自身が内見をしないもので… 不動産屋さんへ来店してからの流れ1)事前に伝えている条件にあった物件提案がされる ※問い合わせた物件の内見のみで良い、という場合はその旨をしっかり伝えれば無理に提案されることはありません 2

          【5】不動産屋へ来店・内見する

          【4】物件の「問い合わせ」をする

           さて、部屋の条件も決まった!どうやって部屋を探せばいい! 私はだいたい、「スーモ」だとかのスマホアプリを利用します。便利なので。ただし、便利なものってその分、構造が見えなくてよく分からないことが起こると思います。  とりあえず、よく聞かれる質問に答えてみます。 Q.全く同じ物件情報がいくつも載ってるのはなんで?A.掲載している会社が違うから。その条件の部屋は1つしか空いてません。 もし、家賃や部屋の階数など違っているところがあるなら、同じ物件の部屋が空いている可能性が

          【4】物件の「問い合わせ」をする

          【3】物件情報で気になること

           部屋探しの条件も決まった!というかたは、ネットサイトやアプリで、すぐにでも部屋探しが出来ます。実際に物件情報を見始めると気になる、というポイントをまとめました。 普通借家契約?定期借家契約? 物件は「普通借家契約」といって、管理会社が定める期間分の契約をします。一般的には「2年間」の契約が多く、入居から丸2年が経つと「契約更新しますか?」と、管理会社に聞かれるんです。 もちろん、2年間は絶対に住まなきゃいけないわけではありません。  ただし、「定期借家契約」は少し特殊で

          【3】物件情報で気になること

          【2】部屋探しの条件

           一人暮らしでよく聞く部屋探しの条件は次の通り。項目の詳細は後述しますね(すでに記載した項目は省略)。 1)エリア2)間取り、面積 一人暮らしの間取りで選ばれるのは、おおよそ次の通り。 1R…ワンルーム、キッチンと居住スペースが1部屋にある。 1K…ワンケー、居住スペースと別でキッチンスペースが設けられている。よく見るのは、玄関から居住スペースまでの廊下にキッチンがある形。それ以外の形だと、面積によってはキッチンスペースが極狭で、ほぼ1Rに仕切りがある程度になるので要注

          【2】部屋探しの条件

          【1】部屋探し、引っ越しの大前提

          初めて一人暮らしをするかた向けに、引っ越しに関する一般的な情報(と、たまに裏情報)をまとめています。  多少は情報に新旧あると思いますが、どなたかの参考になれば幸いです。 いきなり不動産屋に来ないで! いきなり否定的でごめんなさい。これは「なにも決めずに思いつきで」不動産屋に立ち寄るのは控えてほしい、という意味です。 結構いらっしゃるんですよねぇ。急を要するわけじゃなく、なんとなく時間があったので〜って、フラッと不動産屋に立ち寄るかた。  他にも、そもそも引っ越しの初期費

          【1】部屋探し、引っ越しの大前提

          引っ越し備忘録

           約3年ぶりに、遠距離の引っ越しをした。ので、うまくいったこと、やらかしたことを今後のために残しておく。 引っ越し概要 関西→東京(23区内) 部屋探し時期:10月下旬〜11月上旬 入居日:12月16日 荷物の搬出→搬入:12月15日→12月18日 鍵の受け渡し:管理会社(東京)へ訪問 内見や事前の訪問:ナシ、完全リモート 備考1) 入居〜搬入まで荷物がない状態で過ごしたよ!搬入直前に入居にしたかったけど、管理会社(鍵の受け渡し)の営業時間の都合で、致し方なく… 備考

          引っ越し備忘録

          ルルちゃん、亡くなりました

           このことは過去、どこかに書いただろうか。いやそれとも、書こうとして中途半端なところで書くのをやめてしまったか。  2020年が明けて2週間ほど経ったとき、私が一人暮らしにしては大きな部屋を借りて住んでいた頃のこと。  ルルこと、実家で飼っていた犬が天国に逝ってしまった。朝起きると母親からメッセージが入っていた。  涙が流れたり、感情が大きく揺れ動くようなことはなかった。 「これを送ってきた母親はどんな感情だったんだろう」「こういうとき、どういう感情でいるのが適切なん

          ルルちゃん、亡くなりました

          あと2回観たくなる舞台

           以前にも書いたことのある、大学時代の旧友からのお誘いをいただいて観劇した。今回は同じ大学時代の旧友2人と連れ立って。  はぁぁぁぁぁ…良かった。毎度毎度、良い意味で私の脳内と情緒を揺さぶってくれるんだよなぁ。 殺陣、ダンスはもちろん、それらを構成する脚本や演出まで。何度も涙をこらえたし、何度も胸が締めつけられた。  ここには書き漏らしているが、過去にもこの「そとばこまち」の舞台は何度か観劇したことがある。今までは客席とステージの1面ずつが向かい合うという、たぶん一般的な

          あと2回観たくなる舞台

          絶対に忘れたくない思ひ出

           大学受験が終わって、初めてのアルバイトは自分とは無縁のスキンケア商品を扱う販売店員だった。姉が当時気に入っていた店で、姉とその店長が仲良くなった結果、私をアルバイトとして紹介されたのだった。 普段から化粧っ気もなく、他人と交流する様子もほとんどなかった私が販売店員なんてと、家族はずいぶん可笑しがった。「図書館の司書とかも時給良いみたいよ」と、出勤の日が決まっているというのに、叔母は笑いながらそんな風に言ってきたりもした。 あのとき、叔母の言う通りに図書館司書のアルバイトも考

          絶対に忘れたくない思ひ出

          親友に大好きなnoteを読んでもらった。

           私には、私の大好きな文章を書いてくれる友人がいる。そんな友人の書く文章の中でも、特に印象深い作品を親友に読んでもらった。 読んでもらったのは次の作品。今回は本人に、紹介する許可をいただいた。 「なんというか…」  読み終えて、私のスマホ画面から目線を外した親友は、真っ直ぐに正面の私を見た。親友の目の色や表情からその明るさを確認して、私は親友の次の言葉を期待する。 「めちゃくちゃ、ほんまに、分かりやすい文章やな」  私の文章には主観的な癖が抜けない。親友曰く「りなの

          親友に大好きなnoteを読んでもらった。

          執念のベーコンポテサラ

           10月はいやに忙しくて、まったくの休みをとれたのが1日しかなかった。 ちょうどその日に観劇のお誘いを受けた。大学時代の級友から、ずいぶんと久しぶりの連絡である。 級友が舞台に専念していることは、大学を卒業するころから知っていた。学生時代は「レポート用紙」がなんなのかすらも分からないと言って、ぼぉっとした不思議な雰囲気をまとっていた彼が、どんな顔で舞台に立ち声を出すのか。とても興味が湧いて、私はすぐにスケジュールを確保した。  そういえば、最後に観劇したのはいつのことだっ

          執念のベーコンポテサラ