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【注意喚起】カレーライスは無限に胃に入る。
はい。こんにちは。
モリモリです。最近はみなさんモリモリされてますか?
元気なのか、食欲なのか、はたまたうんちなのか。
そんなことよりも、皆さんはカレーライス、好きですか?
僕は愛してます。
僕は中学2年の夏まで、母方の祖母の家で過ごしていました。
当時、小学生の頃の僕は今のような風呂キャン界隈に加入してなかったので、ご飯の前にお風呂に入るという習慣がありました。
毎日、たかが数十分しかない昼休憩に急いでグラウンドに出て、サッカーをしたり、ドッチボールをしたり、時には野球をしたり、当時の僕の体型は、針で刺すと爆発するんちゃうんという位太っていたので、当然汗だくでヘトヘトです。
そんなベトベトで疲れきった体をお風呂場で癒し、その後、脱衣所を出ると、台所から廊下まで漂う匂いでその日の晩御飯が分かる瞬間がとても好きでした。
ハンバーグやたこ焼き、焼肉など明らかに当たりの日はテンション爆アゲです。ですが、焼き魚やうどんなど(今では好きです)当たりの日に比べたらランクダウンする日はテンション激萎えです。
そんな日常の中、当たりの料理の中でも、一際テンションの上がる料理はカレーでした。
我が家は先祖代々バーモンドカレーと決まっているのですが、あのバーモンドカレーの臭いを嗅ぐと、どんなにお腹がいっぱいでもお腹が空くような錯覚に陥ります。
いつも晩御飯を作っているのは祖母でした。祖母は孫の僕たちがお腹いっぱい食べることを何よりの喜びとし、「これ美味しい!」というものは際限なく与える人でした。(そのおかげで、当時の僕の体型を図形で表すなら真円です。角が無いんです。)
なので、祖父の自営業の業績が悪くなっても、それを家庭に持ち込むことなく、ただ僕たちが喜ぶであろう料理をほぼ毎日沢山作ってくれました。
なので、今思えばカレーライスの頻度も1ヶ月に1、2回はあったような気がします。(世の中的にこれが多いか、少ないかは分かりません)
上記の通り、祖母の家には中学の途中までしかいなかったため、家を出てからはカレーの頻度はかなり下がりました。
その後、高校卒業から現在まで一人暮らしをしていますが、当然のごとくカレーの頻度は余計に下がりました。
そして最近、いつも行っているドラッグストアに行くと、ドア付近にある野菜コーナーに目が移りました。
いつも、レパートリーは非常に少ないのですが、その日はたまたま「人参・玉ねぎ・じゃがいも」といった王道メンバーが雁首揃えてこちらを見てました。
そして、その時「あぁ、今日はカレーにしよう」という天啓が降りました。
そこからの僕の足取りは、まるで前もって準備していたかの如く、カレールーと肉類までの最短ルートを足早に駆け抜け、お会計が財布の中のお金の合計とギリギリになりながらも無事購入し、帰路に着きました。
家に着いた瞬間、お米を炊飯器にセットし、次に今までのバイト経験をフルに生かし、野菜を素早くカットし、玉ねぎがしんなりするまで炒めます。
この時、普段自炊を全くしないので、野菜を残すと確実に腐らすと分かっていたため、全て使い切りました。(じゃがいも×7、人参×4、玉ねぎ×5)なので、鍋の中はこの時点でパンパンでした。
ん、一人暮らしの食う量じゃなくね?と1人でボソボソ言いながらもひたすら炒め、水を1.2L鍋にぶち込みます。その時に一緒に冷凍の合い挽き肉と鶏肉も入れましたが、ちゃんと全部使い切ったので灰汁の量が見たことないくらい出て来ました。(鶏肉500g、合い挽き肉500g)
グツグツ煮込む中、お鍋スレスレに水が入っているので、沸騰する度にコンロに溢れた水が触れ、香ばしい匂いがしました。じゃがいもに爪楊枝が通るくらいになると、中辛のバーモンドカレー1箱分を入れまた煮込みます。
この頃にはホカホカの4合分のご飯が炊け、あとはカレーの完成を待つのみです。
全ての野菜に火が通ったことを確認した後はもう、脳みその9割は「食」でした。
一人暮らしなので、ご飯の量は好きなだけ入れても誰にも怒られません。
ルーを入れる時も、具を肉ばかりにしても誰にも怒られません。
あとは貪るだけです。
記憶の限りでは2、3年ぶりの自作カレーライスでした。具材をたくさん入れたから美味しくなるかなと思いました(学校給食は大きな鍋で沢山の具材を使うから美味しくなるらしい)。
めっちゃ普通のバーモンドカレーでした。
めっちゃ普通のカレーなのに、1杯目でもうお腹はいっぱいなのに、おかわりが止まりませんでした。
まるで満腹中枢が破壊された気分でした。
4号炊いたお米はもう4分の1しか残っていませんでした。これは一晩で起きた出来事です。僕は信じられませんでした。
しかし、鍋はまだパンッパンです。
食い切れる気がしない。
初めてご近所さんに「これ作りすぎちゃったんですけど、、、キュルリン」をするのかなとか思いました。
ですが、それは杞憂でした。
次の日の昼にはもう、鍋底が見えていたのです。
何が起きたか分かりませんでした。
自分が何をしでかしたのか、事情聴取でカツ丼を出されたとしても、
何も分かりません。。
はたまた、
お腹がいっぱいです。。
としか答えられなかったでしょう。
実質答えられていますが、実際にそれは起きてしまいました。
普段はあまり食べないし、食べすぎないように自制していますがこの2日間は自分でもよく分からないくらい、一瞬で食べきってしまいました。
お腹がはち切れそうになってたのに、少し余裕が出来たらオカワリをしていました。
多分、カレーライスは開発されるべきじゃなかったんです。前に、世界の美味しい食べ物ランキング1位にジャパンのカレーライスが輝いてるのを見ました。
当然です。これは食べ物という次元を超えています。言うなれば満腹中枢破壊マシンです。
でも、それでも、僕はそんなカレーを愛してる。
僕はしばらく自粛します。取りすぎたカロリーを消費しきるその日まで。
みなさんもお気をつけ下さい。
それでは。🍛