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mochi
2020年11月29日 03:50
少し外出したあと、電池が切れたように長らく布団に籠っていた。土曜日だから、いくつかのグループLINEにぽつぽつと会話が投下される。何もできないこんな日には、知り合いの文章くらいがちょうどよい。会話を読んだり、まどろんだり、考え事をしながら長らく寝そべっていた。0時過ぎ、ようやく気力が戻ってきて、洗濯機が完了の音を鳴らしてから1時間ほど寝かせた洗濯物を干し始めた。ついでに湯船にお湯も張ってみる。
2020年11月21日 02:55
0時過ぎにスマホの通知。初めの一行を見た瞬間に「あっ」と思ってすぐに閉じた。提出物のリテイク。相手の書いていることは間違ってないし言いがかりでもない。分かってる。忙しさにかまけてクオリティが低かった。それも分かってる。この世にはもっと忙しい人過酷な人がいて、自分の体力がないだけなんじゃないか。せり上がってくる気持ちを飲み込もうとしたが堪えきれずに溢れてしまう。「でも、深夜まで頑張ってるのに
2020年11月10日 01:37
小さいテーブルとラグを買おうと、家から近いニトリに行ったら置いていなかったので、家から遠いニトリに行った。閉店5分前まで吟味して、結局テーブルもラグも買わずに出た。友人と合流してまたシーシャヘ。もし、誰かと子どもを作るとして。自分の遺伝子が嫌すぎて、好きな人に単細胞分裂してほしいと盛り上がる。相手の完全な分裂なら衒いなく愛せるのに。異性だったらもっと良い。「自分とは違う生き物だ」と、より強く思
2020年11月3日 02:15
煙がたゆたう室内。白いソファ。シーシャ屋にしては珍しく明るくて、清潔感を押し出したような内装だった。初めて来る店。滅多に来ない街。今日はありがとう死にたくてさ、駅で電車待ってたけど各停だと死ねないよね、とつらつら喋ると、私をシーシャに誘ったAがなめらかに答えた。「そうだよ減速するからね」。快速が止まらない駅じゃなきゃ。嗜めるのでも驚くでもなく「今日寒いね」「冬だね」みたいに当たり前さすら孕