ドラマ「ももさんと7人のパパゲーノ」を見て
NHKのドラマ、ももさんと7人のパパゲーノというドラマをオンデマンドで見た。
こういう人や気持ちにスポットを当てたドラマを放送してくれることに、世に出してくれたことに感謝というか救いのようなものを感じた。
死にてぇ〜
と寝転んで伸びをする主人公のももと、傍にいるゆうたの姿を見て、爽快感のようなものを感じた。
死にてぇ〜
なんて言っちゃダメだ。
思っちゃダメだ。
なんて禁じたりタブーにしたり、倫理や道徳で無理やり押し込めたりなかったことにするより、
思いっきり叫んで、それを肯定も否定もせず、傍で聞いている…
そんな世界の方が、
よっぽど健全で生きやすい気がする。
そして、自分もそんなパパゲーノの1人なんだな、
生きづらい、
疲れやすい、
無理しやすい、
我慢しやすい、
自分を閉じ込めやすい、
人目を気にしたり、人にどう思われるか気にしやすい、
ときに生きてるのが嫌になる
そんな1人だ。
そんな気持ちを抱えながら、どう過ごして、どう時間を使って、何をして、何をしないのか…
そんなことを思案したり模索したり試行錯誤したり、
答えのない、正解のない、終わりのないそんな毎日が続いていくんだろうなあ。
ときに
死にてぇ〜
と何を憚ることなく叫ぶことができたら、どんなに爽快だろう。
そんなことを感じた、思ったドラマだった。