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『2040年の未来予測』未来を知らないままでいるなんて無防備すぎる!

本日は成毛眞さんの 『2040年の未来予測』をご紹介します。

この本は本当に読んでおいて良かった本!

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あなたは今から20年後に、あなたを取り巻く世の中がどのようになっているかを考えてみたことはありますか?

知らないでいると、来る時代の猛烈な変化に取り残されてしまうかも。
そのときに悔やんでどう足掻いてみたとしても、時間だけは巻き戻らないのです。

未来について無防備でいるなんて!
無知はリスクになり得るんです。

2040年のテクノロジー

自動運転車、ドローンによる配達、遠隔手術などは、実用化されると言います。

それを支えるのが、通信技術。
通信の規格は、ほぼ10年ごとに次の世代に進みます。

1979年、日本電信電話公社(NTT)がアナログ方式の1Gを開始。

1993年、デジタル方式の2Gが始まります。PHSは2G。
2001年、3G。NTTドコモの「W-CDMA」スタート。写メの頃。

2010年、LTE(4G)開始。
2020年、5G開始。4Gの100倍の速さを実現。

2030年、6Gへ。通信速度が速くなり、情報伝達量が増える。通信速度が5Gの10〜100倍の速さに。

2時間の映画のダウンロードが1秒もかからなくなります。

高速通信6Gの登場でディスプレイやセンサーなどの映像機器も発達。

ライフスタイルそのものが変わり、VR (仮想現実) AR(拡張現実)は誰もが使うツールへ。

世界で注目される次のエネルギー「核融合」

期待されているのが「核融合」。

核融合炉は、太陽が燃えるのと同じ仕組みを地上で再現して発電する技術です。

原発に比べて安全で、無尽蔵のエネルギーを生み出します。

現在フランスで、国際熱核融合炉実験「ITER(イーター)」計画が欧日中心で進んでいる。

食肉が足りなくなり「フードテック」化

日本の人口は減少に転じるが、世界規模では人口が増え続ける。

2020年に78億人の人口は、2040年には90億人に。

途上国が経済成長すると、肉を食べる人口も増えると指摘。

しかし、農地や畜産など食糧生産に使える土地は限られ、食肉にするには2〜3年かかると言います。

供給を増やすにも限界がある中、欧米諸国で開発が進むのが「代替肉」です。

肉の食感を徹底的に再現しようと企業がしのぎを削っています。

食品をテクノロジーで開発する分野を「フードテック」と呼びます。

食文化も科学技術で補う世界が来るんですね。

本著では、さらに日本の高齢化社会に向けさまざまな起こりうる悲劇を、現在をもとに予測し列挙していきます。

未来に希望はないのだろうか?

もちろん、明るい兆しもあります。
それらを補うのは、「加速度的」に進化していく、テクノロジーだと示唆しているのです。

読むのと読まないとでは、これからの人生、圧倒的に差がついてしまうと感じるような本でした。

不測の事態に備えるつもりで、「未来予測」をしていきましょう。

次の新しい世界をつくるのは、あなたかもしれません。







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森本木林(きりん)@読書研究家
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