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『好きなことしか本気になれない』withコロナで再読したら心の目が開いた!

今回は南章行さんの『好きなことしか本気になれない 人生100年時代のサバイバル仕事術』をご紹介します。

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南さんは、ココナラを経営。

この本では、人生100年時代に向けて「自分が好きで自分に合っている生き方、働き方でなければ長くは続かない」ということについて語られます。

未来予測は確実性はないと言います。

確実性があるのは、「人口が減り、長く働く時代になる」こと。

長すぎる老後と環境が変わることを見据えながら、80歳まで働ける「個人の力」をつけることが必要不可欠です。

「唯一無二のスキルをひとつ持つ」という発想を捨てて、「複数のスキルを持つ、新たなスキルを獲得し続ける」考えにシフト。

1000人の中の1番ではなく、10人の中で1番のスキルを3つかけ合わせる。
そうすると、1000人の中で唯一のレア人材になれる
という発想だそうです。

80歳になるまで働くためには、「個人の力」3大要素が不可欠。

すなわち、

①スキル
②自分の価値観を持つこと
③セルフリーダーシップ

です。

①と②について。

過去の経験に固執するのではなく、自分の価値観を持つことが大切です。

例えば、ある営業畑の人を単純化して紹介。

この人は「人が好きでコミュニケーションが得意」というスキルの持ち主。

さらに「人の人生をよりよくすることに貢献したい」という価値観を持っています。

「営業スキル」は営業にしか使えませんが、個人のスキルと価値観は、どんな仕事にも応用がききます。

営業に縛られなくても、スキルと価値観を別の形で活かすことができると言います。

あなた自身の価値観は何ですか?
きちんと把握しましょう。

③では、私も「セルフリーダーシップ」をとって、生きていこう!と強く思いました!

セルフリーダーシップとは?

南さんは、"自分で目標を決め、実行して達成し、自分で評価すること。"と定義しています。

自分のことは自分で決めなくてはいけないのではなく、自分のことは自分で決めていい。

なぜなら、自分で決めるというのは「義務」ではなく「権利」だから。

リーダーシップは決して身につけたりする「技術」ではなく、自分の本当の仕事を見つける「過程」にこそ真価があるのだと示唆しています。

仕事を通して人生を楽しめるかどうか。
それが、人生100年時代を生き抜くためのキーワードになりそうです。

この本は2年ぶりに再読したのですが、今読んだ方が刺さるように感じました。

昔はこの本を読んでも、優秀な南さんだからこそできる考え方や働き方のように感じてしまって。

何だかモヤモヤしてしまっていたんです。

でも、コロナ以降の「今」読むことに意味がありました。

日本のみならず世界中が、将来への不確定要素が大きいことを実感しているからこそ。

この本が言わんとすることが、ようやく自分ごととしてしっくりくるというか、追いついた感じがします。

これからの働き方や生き方に悩んでいる人は、ぜひ読んでみてください。











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森本木林(きりん)@読書研究家
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