『話し方入門』あがり症を克服して人を感動させるスピーチ能力を身につけよう!
本日はデール・カーネギー著『話し方入門』をご紹介します。
以前フォロワーさんから「あがり症なのですが、人前でも話せるようになるにはどうしたらいいですか?」というお悩みを頂いていました。
この本が解決になるかもしれないので、ご紹介します。
大衆の聴衆の前で初めて話をする人は、神経の強度の興奮状態に陥りやすくなります。
かつての私もそうでした。
こういう人に必要なのは、勇気ではなく神経のコントロールと冷静さであるとカーネギーは言います。
これは実践でしか身につきません。
反復練習によって、神経を完全にコントロールできるようになること。
努力を積み重ね、強い意志で練習をひたすら繰り返すこと。
練習を繰り返すたびに、ぐんぐんと成長を実感できるようになっていきます。
あがり症を克服した私も、地味に練習を繰り返して本番に臨んでいました。
「恐れは無知と不安から生まれる」とロビンソン教授が『The Mind in the Making(精神の発達過程)』で述べています。
言い換えると、恐れは自信の欠如の結果。
その自信の欠如の原因は何かと言うと、自分の本当の力を知らないことにあります。
そして本当の力を知らないのは、経験不足だから。
泳げるようになるための1番の方法は、水に飛び込むことです。
思い切って実践に取り組んでみましょう。
実践の前には、周到な準備をすることが要です。
私も本番が2時間の講演会なら、同じ2時間をかけて自宅で練習していました。
当日の2週間ほど前から毎日です。
そうすると、やっと自信が生まれて本番で余裕を持って話せるようになるんです。
話の内容は具体的でわかりやすいか?
話す姿勢や、視線の向け方はどうか?
言葉遣い、トーン、速さ、間の取り方は?
笑いをとるところまで、綿密に。
私はあがり症だったからこそ、毎回の練習に200%の力を注ぎ込み、練習で検証をやり尽くしてから本番に臨んでいました。
カーネギーは、「聞き手の興味は人間の本性にある」と言います。
一方で、仕事の技術や物については、聞き手の興味をごく簡単に失わせるとも指摘しています。
「実例」と「一般論」を積み重ねたおいしそうなケーキを思い浮かべてみましょう。
それが優れたスピーチです。
あなたの考え方は何ですか?
スピーチに自分自身を注ぎ込んでいますか?
自分の体験に基づいた意見に照らして具体的に説明することができていますか?
思い、考え、信念、望みを組み立て、生の体験や感じたことを語りましょう!
それが人を惹きつけるスピーチとなるのです。
人の心をつかむ話し方を勉強しておけば、コミュニケーションスキルや、ビジネススキル向上にも必ず役に立ちます。
今、オンラインで話す機会も増えていますので、こちらの本が参考になれば嬉しいです。