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『あきらめない練習』先入観や常識をひっくり返して挑戦しよう!
今回は植松努さんの『あきらめない練習 何をやっても続かない自分を変える』をご紹介します。
植松さんは、植松電機という会社の社長さんです。
ロケット開発や、宇宙空間と同じ無重力状態を作り出す微小重力の実験、小型人工衛星開発など、実現が難しそうな事業をしているそうです。
宇宙に関わる仕事の他、全国各地で8万人以上の子どもたちに、夢をあきらめないことの大切さを伝える活動をしていらっしゃいます。
本を読んでみて、画一的な教育を受ける中で、あきらめることを強いられてきたのだなと気づかされました。
子どもたちの個性が、無意識のうちにどんどん削られてきてのだなと悲しく思いました。
人と違うことをしようとすると浮いてしまう。
出る杭が打たれるような環境では、いじめの対象になる恐れもあり、好きなことを目一杯できなくなります。
そして、周囲の目を気にするあまり、夢が何だったのかもいつかは忘れてしまう。
この本を読むと、教育の功罪についても深く考えさせられました。
それなのに、夢を持てと言われる矛盾。
実際は抑圧されて育ってきたため、自分で判断したり行動することができない、指示待ち、受け身の姿勢がなかなか抜けない。
でも、これからの時代はそこから脱却しなければ、何も掴み取ることはできません。
大学に行けないからとか、お金がないから学べないのではなく、自分が好きなことならどんどん独学していけばいい。
やっていることがすぐにお金になりそうになくても、人の役に立てることをやっていれば、対価はあとからついてくる。
夢を描くときに、選択肢は就職して雇われることだけじゃない。
進学すればなんとかなるとか、資格を取ればなんとかなるということでもない。
それはすべて諦める言い訳に過ぎないと植松さんは教えてくれます。
目から鱗がポロポロ落ちました。
失敗の許されない社会ではなく、人間だから体調も心も変化するし失敗する可能性があること。
人間の価値を守るために「成功率を高める」考え方が大切なんですね。
すごく響きました。
植松さんの会社では過去の失敗を研究しているそうです。
失敗したら「なんでだろう?」「だったらこうしてみたら?」と考える練習をする。
「失敗」は、未来をより良くするためにあるのであって、教育で失敗に罰を与えてはいけないとおっしゃいます。
そして、もし道を間違えたと思ったら、違う道を歩けばいい。
道は一本ではないのだから。
道を間違えたり迷って歩みをやめたら前に進むことはできません。
「もうダメだ!」ということも、努力が無駄になることもない。
植松さんの考え方は、思考停止に陥った日本人の考え方を柔らかくほぐしてくれるようでした。
常に問題意識を持って解決する。
創意工夫をして人生楽しんでいきたいです!
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