ガラケーを変えちゃいなという同調圧力に耐える私
お決まりの一言
「お客様、今このアプリをダウンロードして頂くとお得なんですけど…」
今日もスーパーのレジで言われちゃいました。マニュアル重視、ご苦労様です。
「すんません。私ガラケーなんで」
まるでイケないことを聞いてしまったかのような店員のリアクションがまた痛い。もう何回このセリフと言ったか忘れました。もうげんなり。
たいてい、こういう時の店員さんのリアクションは主に2種類あります。
(初級編)
恥ずかしそうに「すみません」と恐縮そうにするパターン。
(上級編)
この世の終わりでも見たかのような形相で「まだガラケーかよ」と迷惑そうにするパターン。
店員の性格を見分けるなら、「私ガラケーなんで」とアナタも試しに言ってみると良いでしょう。非常に効果的な心理テストだと思います。
残念ながら私はペイペイも使えないし、各種ポイントも一切たまりません。友人は溜まったポイントで食事代を支払ってましたが、私にはそんな芸当は出来ないのです。典型的な損する人生です。だいたいネット系のお金の遣り取りは、クレジットカードかスマホ決済ですよね。私は不正利用が怖いので、クレジットカードも作りません。アマゾンでガンプラを買う時は、嫁さんに代わりに買ってもらいます。なので、嫁さんに隠れてガンプラを仕入れたくても、最近は店頭で入手不可能なガンプラが多いので本当に困ります。バンダイナムコさん、なんとかしてください。
私は現金派なんです。数字じゃなくて、現金の質感が無いと耐えられないんです。通帳の「数字」を見てほくそ笑むのではなく、財布の中に「質感」が存在していることが重要なのです。まあ、いつも財布は薄いのですが…。数字じゃダメなんです!
このnoteでもこうしたシステムで記事を買ったり、ライターさんを応援したりしますけど、私は一切この手のことが出来ないので、中々輪を広げることが出来ません。
スマホがあって当たり前の世の中ですが、私のようなデジタル難民でも、それなりに生活していける環境を残して下さいよ、政治家のみなさん。「デジタル社会の構築」という割には、日本のセキュリティーはザルじゃないですか。何とかしてくださいよ、政治家のみなさん。
ガラケーユーザーへの同調圧力
多様性が大切と説きながら、一方でガラケーユーザーへの驚異の眼差し。
「ガラケーなんてまだ作ってたんだ」
ハイ、そうですね。3Gが廃止される時にネットで必死に調べました。
まだまだガラケーユーザーは大勢いるはず。そんな我々に「商機」を見出すメーカーも必ずあるはずだ、と。
信じる者は救われる。ちゃんと4Gで使える携帯端末は存在していました。世上、3Gと共にガラケーも消えるとの大合唱。まるでざまぁみろと言わんばかり…。
ネットを有効活用すれば、一見在りえない物を探すことが出来ます。
「3Gが無くなるんだから、これを機にスマホに変えちゃいなよ。ガラケーなんて時代遅れじゃん。スマホは便利だよ」
私はそんな同調圧力にひれ伏したくはない!
便利になればなるほど、人には失う物がたくさんあります。スマホを使い続ける弊害だってある。私は「スマホ脳」になりたくないし、頸を痛めたくはありません。人とぶつかって迷惑になりたくもない。
ああ、サンドウィッチマン…
こんな私にとってのヒーローは、お笑いコンビサンドウィッチマン のお2人でした。芸人として最高峰のクオリティを誇る2人。私の尊敬する芸人。てっきり「生涯ガラケー宣言」をされていたと思っていたのでしたが。「でした」ということは、今や彼らもスマホを御愛用。ああ、ブルータス、お前もか…
ヒーローを失ったからと言って、私は決して屈しない!
「サンドウィッチマンも変えちゃったじゃん。無駄な抵抗は止めて、スマホに変えちゃいなよ」
いや、例えリスペクトするサンドウィッチマンの2人がガラケーを手放そうとも、私はガラケーが本当に死滅するその日まで、ガラケーを使い続ける。
嗚呼、ガラケーよ、永遠なれ!
おしまい