洋梨

つらつら、つれづれ

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マガジン

  • ◎徒然 夕暮れには金木犀

    日々のこと、自分のこと、エッセイ、徒然

  • ◎小説 惑星で眠る子羊 

    書いた小説のことたち

  • ◎感想 寝れない夜の雨

    観た映画や読んだ小説のこと

  • ◎呟き 真夜中逢いにきて

    創作についての呟き 妄想/没案/後書き とか

最近の記事

色々サイト試した結果 今後のメイン更新⇨ノベマ! 書籍化&コラボ作⇨野いちご その他恋愛ぽいもの⇨エブリスタ に置くことにした(多分) ノベマはがっつり恋愛じゃないもの中心になりそうかな〜  小説の置き場所って難しいねという話

    • だけどきみたちがすきだからさ

      左手の親指を包丁で切ってしまった。擦り傷。 「正反対な君と僕」が次回で終わるらしい。もうすぐ最終回であることはなんとなく勘付いていたけれど、追いかけていた漫画が終わるのはとても寂しい気持ちだ。あの、恋をしている時の些細な心情をすべて言語化してくれる阿賀沢紅茶先生には一生ついていきたい所存。全カプ自分のことかと思う魔法はきっと阿賀沢先生しか使えないよ。たぶん全世界の人が思ってる。ちなみに私の推しカプはタイラズマです。今全話無料やってるみたいだから未読の人は絶対読んでね。洋梨ち

      • 汝自身を知れ、我唯一のことを知る

        ウツミの心理描写なんですけど、これ、わたしが常々思っていることでもある。 自分のことを考えるのが苦手だと初めに気付いたのは多分就活の時だ。自己分析、というやらがひどく苦手だった。考えても自分のことがよくわからない。「これをした」という事実は書けても、「何故それをしたのか」という動機が思い出せない。いま現在自分が立っている場所やしていることについても、明確な意思があるかと言われると難しい。昔から夢や目標という言葉が嫌いだった。そういう不確定な将来について考えたり努力したりするこ

        • 誘惑におぼれる水瓶座♒︎

          🏹 誘惑におぼれる水瓶座 完結したよ〜 やった〜  最高の恋愛小説を書いてしまった〜! (完結が嬉しすぎるあまり自画自賛タイムに入るので何卒よろしくお願いします)(今だけゆるして)(だって頑張って書いたし〜〜) あんまりつらつら語りすぎるとアレなので深くは書きませんが ほんと〜に最高のボーイズラブを書いてしまったので是非読んでください 全然コンテスト向きじゃないと思うんですけど わたしはちょ〜気に入ってます とくに後半が!(「落雷」と「恍惚」章が 特に特におきにいり!)あ

        • 色々サイト試した結果 今後のメイン更新⇨ノベマ! 書籍化&コラボ作⇨野いちご その他恋愛ぽいもの⇨エブリスタ に置くことにした(多分) ノベマはがっつり恋愛じゃないもの中心になりそうかな〜  小説の置き場所って難しいねという話

        • だけどきみたちがすきだからさ

        • 汝自身を知れ、我唯一のことを知る

        • 誘惑におぼれる水瓶座♒︎

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        • ◎徒然 夕暮れには金木犀
          11本
        • ◎小説 惑星で眠る子羊 
          5本
        • ◎感想 寝れない夜の雨
          4本
        • ◎呟き 真夜中逢いにきて
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        記事

          占いと猫が好きな人間は大体怠惰

          宿命と運命の違いについて 先日友人と占いに行った際に聞いた話をしようと思う。(なんか、占いに行ったとか言うと引かれることがあるのですが、普通にエンタメの線引きがちゃんとできる人間なのでムー問題です🌟) 占い師によれば、「運命の人がいるかどうか」の答えは「否」であった。運命論をよく描きがちな物書きのわたしとしては非常に悲しい話である。 けれど、「運命はないが宿命はある」と占い師は言う。 言うに、宿命とは持って生まれたもの(私が思うに、変えることができないもの、性別や血縁や

          占いと猫が好きな人間は大体怠惰

          愛ゆえに

          ゆるぎなくそっとそこにあるものは具体化することがひどく難しい。 最近読んだもので非常に胸を打たれたものがあるので紹介する。大麦こあら先生の『能見先輩の弁明』である。 🔗:能美先輩の弁明(光文社BL COMICS) 元々倫理的な話が大好きなのだけれど、まさかこんなところで哲学を絡めた恋愛ものが読めるとは思っても見なかった。大麦先生はどの作品も恋愛描写だけではなく、背景設定や細かい心理描写の解像度があまりにも高い。そういうところがだいすきだ。 語れば長くなるので割愛するけれ

          愛ゆえに

          時雨月リミテーション

          《制約は創造の母》である 最近知った言葉だが カッコいいので書き出しに使ってみることにした 制限や限られた状況の中で考えることで より良いアイデアが生まれることを示した言葉である 何かを禁止したり制限したりすると 人はその中でどう物事を良くしていくか 制限の中での最適解を考えるのだそうで (ちなみにツイッターの140字もこれに当てはまり、敢えて140字という制限を持たせたことによって、世界中で大流行したのだそう) しかしこれはわたしたち物書きにも非常に当てはまる話である

          時雨月リミテーション

          無花果に恋煩い

          物語を書くことについて考えてみる 初めて物語を書いてから現在に至るまで 基本的にわたしは「自分が書きたいものを書く」というスタンスでいる もちろん読んでもらえたら嬉しいし 読んでもらうために書いているのだと思うけれど 心のどこかでは読者を後回しにしていることが多々ある つまり自分のために書いているのである  最近「なんのために物語を書くのか」をよく考えるのです 最終的にはやはり「読んでほしい」に辿り着くのかもしれないですが そこには付随するものがあって 「自分の感性」を「

          無花果に恋煩い

          クジラの心臓

          うわー。うわー。穴があったら入りたい。 これ、私が今日、起きた時に思ったことです。 昨日ね、初めてスペースとやらをしてみたんですが、調子に乗ってベラベラベラベラ……  思い返すと恥ずかしい うん、穴があったら入りたいよ でもね、今年は確実に自分の人生の転機で だからこそ今のきもちは残しておきたいという想いもあるので ひっそりと綴ります 備忘録 最近さくらももこ先生の「ひとりずもう」を読んでね ボロボロ泣いてしまったのだけれど それを読む少し前に わたしまったく同じきもち

          クジラの心臓

          きらめきのなかできみは消える

          『きらめきのなかできみは消える』 というお話を書きました。約11万字。 4年ぶりの長編完結で、どきどき、しかし意外とすんなり終わってしまって、あんまり未練もなく。ずっと頭の片隅にいた物語を形にできたので、わたしのなかでもスッと消えていったのかもしれません。 ※以下、ネタバレ含みますので よろしければ本編読了後の閲覧を推奨します (現在は洋梨名義でノベマさんのみ公開です) まずこの物語で触れなければならないこと、 物語の一番の軸であったナツノの性対象。 マイノリティジェンダ

          きらめきのなかできみは消える

          candy rainy sunny

          久しぶりに短編を書きました。 ノベマの短編コンテストにて、イラストから派生させた物語ですが、なかなか気に入っています。久しぶりに書いたのもあるけれど、やっぱり自分の文章がすきだなとおもったので、備忘録として。 ▷candy rainy sunny  https://novema.jp/book/n1731157 いちばん気に入っているのは、タイトルと章タイトルがリンクしているところ。わたし、こういう仕掛けをつくるのが、昔からだいすき。 そして、今回なんとなくいい単語が

          candy rainy sunny

          はるとうたたね

          「偏にきみと白い春」の裏ネタです。ネタバレもあるかもしれませんので、よかったら本編を読んでからご覧くださいね。 ◇高城領 まず、高城領ですよね。いちばんバックグラウンドに裏のない人間です。明るくて、素直で、いつも日向にいます。見た目通り、やさしい男です。 高城領の家は音楽一家で、父も母もバンドをかじっています。家に防音室やドラムがあるくらいだからね。小さい頃から音楽に触れて育っているので、絶対音感もあるし、センスはずば抜けています。領の奏でるギターはやさしい音をしている

          はるとうたたね

          白春

          「偏にきみと白い春」完結しました。数年前に書いていたお話のキャラと大まかなストーリーを改稿したものになっています。が、原作は拙すぎてほぼ丸々文章はもちろん設定から流れまで書き直しています。5万字以上は増えている気がします。 バンド名も今作では「はるとうたたね」にしていますが、原作では「シャイン」だったのですよ。鬼ダサくてわらっています。というか、中学生の時に書いていたお話を今更直すのは相当根気がいる作業でして、物語の隅々まで「だ、だせえ〜!」と驚愕していたんですよ。なんと編

          綴為

          文章を書くのをやめてしまう日々が続いています。もっと言えば、書けない、です。 書きたいというきもちとは裏腹で、なにを書けばいいかずっとわからずにいます。今のわたしから生まれる物語を、大切にできるかとても不安です。 好きな作家さんのお話を作家読みすることが多いですが、今はそれが仇となっている気がします。自分の不甲斐なさと比べてつらくなってしまう、痛みがあります、すきなことだからこそです、じぶんのなかで、誇りたいことだからこそ、です。 才能やセンスなんていうものは持ち合わせ

          三度目の殺人

          勝利にこだわる弁護士重盛(福山)が、やむをえず弁護を担当することになったのは、30年前にも殺人の前科がある三隅(役所)。解雇された工場の社長を殺し、死体に火をつけた容疑で起訴されている。犯行も自供し、このままだと死刑はまぬがれない。はじめから「負け」が決まったような裁判だったが、三隅に会うたび重盛の中で確信が揺らいでいく。三隅の動機が希薄なのだ。 彼はなぜ殺したのか?本当に彼が殺したのか?重盛の視点で絡んだ人間たちの糸を一つ一つ紐解いていくと、それまでみえていた事実が次々と変

          三度目の殺人

          キツツキと雨

          小さな山あいの村にやって来たゾンビ映画の撮影隊。なぜだか手伝うことになった木こりの克彦(役所広司)は、プレッシャーに弱く使えない新人監督の幸一(小栗旬)にイライラする。しかし、幸一は克彦との交流で自分を取り戻していき、二人のいい関係がイマイチかみ合わなかった撮影現場にも不思議な影響を与え始め……。 「横道世之介」「南極料理人」ハマった人にはきっとうまくハマる。わたしがそうです。通常の世界よりワンテンポ遅れるような時間の流れの中で、クスリと笑って、心がほかほかとあたたまる、そ

          キツツキと雨