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白春

「偏にきみと白い春」完結しました。数年前に書いていたお話のキャラと大まかなストーリーを改稿したものになっています。が、原作は拙すぎてほぼ丸々文章はもちろん設定から流れまで書き直しています。5万字以上は増えている気がします。

バンド名も今作では「はるとうたたね」にしていますが、原作では「シャイン」だったのですよ。鬼ダサくてわらっています。というか、中学生の時に書いていたお話を今更直すのは相当根気がいる作業でして、物語の隅々まで「だ、だせえ〜!」と驚愕していたんですよ。なんと編集作業自体は2016年から始めていたみたいです。心が折れ続けて数年、やっと形にできました。

昔の自分の文章力や表現力のなさに呆れつつ、やはり勢いや青春のきらめきは、あの頃のほうがとても上手に描けていたと思うのもまた事実です。それは「17-甘い君たち」もそうですし、「好きなんて、君を思うほど」もそうです。今では書けないんですよねえ、学生の頃の感性って本当に貴重なもので、もっと書いておけばよかったなあと思います。今の自分は昔の自分の感性を羨ましいと強くおもいます。

そういえば、白い春にはルイ・アームストロングの「what a wondderful world」が出てきますが、原曲よりも女性ボーカルのカバーの方が一層すきなんですよね。それで、綾乃にはこの曲を歌わせています。ギターより、ピアノやサックスが似合う曲ではありますが。よかったら、女性が歌う「what a wonderful world」も聴いてみてくたさいね。

ちょっと説教くさくて、恋愛要素ばかりじゃないお話ですが、バンドの4人ともとてもすきなのでまた世に出せてとてもうれしいです。本編に書けなかった領・怜・浩平のことは、次の記事で書きたいとおもいます。

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