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エッセイ

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2022年7月の記事一覧

7/30、午前5時のプレイリスト

7/30、午前5時のプレイリスト

大橋トリオを僕が知ったのは、その頃に仲の良かったアルバイトの友達数人でたまにいくカラオケで、この歌を歌う子がいて、それから誰もがこの曲を歌いはじめた。
「ふたつの流れ星が一瞬だけ、ぶつかった」と珍しく友達がロマンチックな事を呟く。
いまはもう語られる事のなくなった、あの時の気持ち。
いつか形を変えて物語にして、昇華しようとずっと思ってる。

その頃に、流れ星の彼女がよく歌っていたのが、
さかいゆう

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7/26、午前1時20分のプレイリスト

7/26、午前1時20分のプレイリスト

ふと友達といる時に、レイハラカミをかける。
それが彼女にとっては衝撃だったみたいで、
(彼女はディープなミュージック・フリークだ)
そうこうしている間に、YouTubeからいろいろとかけて遊ぶ。

rei harakamiをちゃんと聴いたのは、レッドカーブだった。どういう経緯で聴いたかは忘れたけれど、ずっと愛聴している。
そこでは、ここではちょっとひねって、
レッドカーブの思い出から1曲。
唯一、

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7/21、夕暮れのプレイリスト

7/21、夕暮れのプレイリスト

くもり空の中を歩く。
傘も持っていない。
ぽつんと雨粒が落ちてくるけれど、
気にするほどじゃない。

一時期はブルースDJを名乗っていた。
最初にブルースのイベントでDJした時には、
ブルースはまったくかけていない。

60年代のブリティッシュ・ロックだった。
いまも覚えているのは、近藤房之助さんが、
スペンサー・デイヴィス・グループの「I'm a man」をライブが始まる前に、もう一度かけてくれ

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7/19、朝のプレイリスト

7/19、朝のプレイリスト

ふと目に止まったハッシュタグに連れられて、
たまにはプレイリストでも作ってみよう!と思った出勤前。

まずは8曲の日本語詩で選んでみる。

まずはTHA BLUE HERBから。

10数年前に初めて聴いた時からずっと、何かにつけ、
自分を鼓舞したい時には聴いている。
ブルーハーツの「未来は僕らの手の中」へのオマージュで、トリビュートアルバムに収録されるために作られたけれど、事情があって、そのアル

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リコリス・ピザ、そして占いについて

リコリス・ピザ、そして占いについて


リコリス・ピザを観る。
久しぶりの映画館。
ライブもそうだけれど、休みにどこかに行くのは、近場でもやっぱりちょっとだけ緊張する。

ポール・トーマス・アンダーソン監督と言えば、どの作品を思い浮かべるんだろう?。
僕はブギーナイツでの登場があまりにも鮮烈だった。
マグノリアも好きだけれど(サントラも含めて。ONEなんて、ずっとDJで使っていた)、僕の世代なら、やっぱりマグノリア!ってひとが多いの

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自分が貰ったものを分け合うドラマ

自分が貰ったものを分け合うドラマ

ー去年の秋の或る日

THA BLUE HERBの「路上」を聴いて、すげーって思ったんですけど、何から聴いたら良いですか?
ある日の問いかけ(大意ですが)にずっと考えていて。
3曲くらい選ぼうと思い、
でもやっぱりずっと聴いてしまう。

「路上」って、BOSSのストーリーテラーの側面がめちゃくちゃ出てる曲で、
じゃあってことで1曲は、
「UP THAT HILL」かな。
THA BLUE HERB

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