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7/30、午前5時のプレイリスト

1.大橋トリオ 「honey」
2.さかいゆう 「僕たちの不確かな前途」
3.スキマスイッチ 「藍」
4.秦基博 「アイ」
5.くるり 「奇跡」
6.ハナレグミ 「家族の風景」
7.スピッツ 「仲良し」
8.中村一義 「歓喜のうた」
9.サニーデイサービス 「ふたつのハート」
10.bonobos 「thank you for the music」
en.ハンバートハンバート 「幸福論Z」

大橋トリオを僕が知ったのは、その頃に仲の良かったアルバイトの友達数人でたまにいくカラオケで、この歌を歌う子がいて、それから誰もがこの曲を歌いはじめた。
「ふたつの流れ星が一瞬だけ、ぶつかった」と珍しく友達がロマンチックな事を呟く。
いまはもう語られる事のなくなった、あの時の気持ち。
いつか形を変えて物語にして、昇華しようとずっと思ってる。

その頃に、流れ星の彼女がよく歌っていたのが、
さかいゆうやスキマスイッチや秦基博だった。
切ない歌をよく歌っていたなぁと思い出す。

大通りのど真ん中を歩けるような僕じゃないから
大抵足元を気にして生きている
スキマスイッチ 「藍」

彼女から教わった事はたくさんあるけれど、それは小説を書いて終えようと思う。

ただ いとしくて だけど怖くて
今にもあなたが消えてしまいそうで 
夢のように
秦基博 「アイ」

そうして消えてしまった、流れ星がぶつかったあとの物語を綴ろうと思う。

神様 ほんの少しだけ
絵に描いたような 幸せを
分けてもらう その日まで
どうか 涙をためておいて
くるり「奇跡」

もうずっとくるりはデビューから好きだけれど、
もしこの数年でこの一曲!というなら「奇跡」、
一枚!なら「ソングライン」を聴いている。
近いうちにくるりのプレイリストも作ろう。

キッチンにはハイライトとウィスキーグラス
どこにでもあるような 家族の風景
何を見つめてきて 何と別れたんだろう
語ることもなく そっと笑うんだよ
ハナレグミ「家族の風景」

スーパーバタードッグからずっと好きだったハナレグミ。実はここにあげたミュージシャンのうち、
さかいゆうさんとハンバートハンバートさん、bonobosさんとはフェスでご一緒したことがある。
ハナレグミさんや曽我部恵一さんとは小さなライブハウスで。
少しだけ呑んだ。
特に何を語るでもなく、話した。

「何を見つめてきて 何と別れたんだろう
語ることもなく そっと笑うんだよ」
そうだな、と思う。

去年出た「発光帯」もたくさん聴いてるなあ。

スピッツの「仲良し」はずっと特別な曲だった。
僅か3分にも満たない、「運命の人」のカップリング曲。25年前の曲がいま聴いても新鮮に感じられる。切ないなあと思う。

君にとって音楽とはどういう存在でしたか?
僕にとって音楽とはみんなと逢う『僕』でした。
中村一義「歓喜のうた」

中村一義についてもプレイリストを作りたいくらい好きで、デビューからずっと好きなミュージシャンで。きちんと生と死を歌ってるよな、と思う。
きちんとってのは僕が恣意的に使ってるけれど。
死生観を。
もうちょっと僕に語彙力があれば、デビューからの変遷をレジュメできるのに!くやしい。

サニーデイサービスだって、ずっと好きだ。
特に再結成以降の3枚。

あぁ恋をして あぁ傷ついて
美しく震えてる
ふたつのハート
サニーデイサービス「ふたつのハート」

どんどんメロウになっていく曽我部さんの歌がたまらない。切なくて、優しくて。

街のざわめきだって 楽隊みたいなもんさ
夜の闇にだって ずいぶん待ってもらったんだ
すべてをつなぐメロディーと
今歩いていくよ
bonobos「thank you for the music」

「笑っていたい!」「笑っていたい!」
夏の朝、車で流したこの歌を声を張り上げて歌った朝。
もう二度とやってこない日々が、どれだけ楽しくともどれだけ苦しいものであれ、目の前を流れていく。
瞬間に踏み止まれるものではなく、一切は流れて、散らばっていく。
記憶ですら美化しながら、かも知れない。
だったら、何度でもメロディーを呼び出せばいい。

長い長い夢を見ていた
生まれてから死ぬまでの夢
深い深い眠りから覚めて
思い出す言葉「しあわせ」
ハンバートハンバート「幸福論Z」

お読みいただきありがとうございます!。
また!。

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