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【お散歩日記】川越まで祖父母と5人で鰻を食べに行く

祖父は今年83歳を迎えました。
私と60歳差です。

私が9~10歳くらいの頃、すなわち祖父が70歳くらいの時に心筋梗塞で倒れる寸前を発見してから10年も経ちます。元々の持病も多くて、心筋梗塞にもなって、その後癌も見つかりました。正直長くないことはわかっています。足も悪くて外になかなか出たがらない祖父が「あそこの鰻が食べたい」なんて言い出したら、そんなの行くしかないではないか!

ということで、神奈川から川越まで、
私、妹、母、祖父、祖母の5人で鰻を食べに行きました。

目指す場所は川越にある ぽんぽこ亭
なんともかわいいお店です。

2時間電車に揺られ、東武東上線の新河岸(しんがし)駅から歩いて行きます。途中の道は狭いところもあり、車道にも近いので祖父母に気をつけて向かいます。

ゆっくり歩いて15分ほど、たぬきが可愛らしい佇まいを見つけました。こちらがぽんぽこ亭です。


11時開店でしたので、少しだけ待っていざ。
私はうな重とお吸い物を肝吸いに変えてもらっての注文をしました。無料だったので大盛りにもしてもらいました。肝吸いはプラス300円ほどです。

うなぎは好きなのですが、「こんなに美味しいの!?」と驚きました。サクッと炭を感じる香りとふわふわっとした身。炭を感じたのは生まれて初めてです。そしてタレご飯が最高なんです。

肝吸いの肝のふわとろっとした感触にもまた驚き。そしてお味にほっとして。お漬物も美味しく漬かっていました。


もりもり食べてお腹いっぱい。
せっかくここまで来たので、駅に向かって “川越” を目指します。

足が良くない祖父はコーヒーやさんで少しだけお留守番してもらいます。


観光地 “川越” は駅から少し歩きます。
私も妹も2回目なので、感覚的に歩いて気になるところに入ります。といってもお腹はすでにいっぱい。ですが美味しそうなチーズケーキを発見してしまって、「このサイズなら入るかな」とやっぱり食べてしまいます。お腹いっぱいのはずなのに、美味しさに思わずスプーンが進みます。濃厚すぎず、でもチーズを感じ、なめらかな口当たりが私も妹も母も祖母も好きでした。チーズケーキモンブランが有名なお店です。


甘いものが満たされて、お腹いっぱいで眠たくて、今度はコーヒーを欲します。途中お漬物やさんに寄ったりしながら、裏っぽい道に向かう途中、雑多な感じのお店を発見。この感じ、大好きです。珈琲のアピールが凄いので当たり前のように珈琲を頂きました。香りがとても良くて酸っぱくない好きなタイプの珈琲で大満足でした。

さらに、売られていたマグに一目惚れしてしまいましたが、食器類は実家に買って帰らないというマイルールがあるので諦めました。はやく一人暮らししたいものです。


祖父を待たせすぎるのも疲れさせてしまうので、時の鐘を横目にぐるっと帰路につきます。

食べ歩きの町なのに、手のひらサイズのチーズケーキと珈琲しかお腹に入らなかったことに残念な気持ちになりましたが、近いのだからまた来ればいいと言い聞かせて名残惜しく、みんなでぐっすりで帰りました。


祖父母と一緒に出かけるのも、何時までできるか分からないので行けるうちにたくさん行きたいものです。久しぶりに楽しそうに、仲睦まじい祖父母の歩く姿を見られて私としては大満足です。いつもありがとう。


それにしても今日もまた、食べるばかりの1日でした。私は卒業式も控えているので、食べるのもそろそろ控えめにしていきたいものですね。


美味しい鰻やさんのぽんぽこ亭はこちらから。
本当は公式HPを載せたかったのですが、エラーで載せられなかったので食べログです。

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葵月みず
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