マネーリテラシー総研

「人生100年時代の資産づくりを自分で考えるための『判断のものさし』を提供する」 これがマネーリテラシー総研の目指すところです。

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「人生100年時代の資産づくりを自分で考えるための『判断のものさし』を提供する」 これがマネーリテラシー総研の目指すところです。

マガジン

  • 【2024年版】タイムマシンに乗って未来の年金を観に行こう!

    「タイムマシンで未来の年金を観に行くのが一番の金融教育」ならば、2024年の年金財政検証の結果を元にタイムマシンに乗って未来の年金を見に行こう!というフィクション仕立てのマガジンです。まずはこれをご一読いただければ、難しい年金制度の理解もより深まることでしょう!

  • 【2019年版】タイムマシンに乗って未来の年金を観に行こう!

    年金不安が拭えない、年金は安心だとは腹に落ちていない・・・ ならば、タイムマシンに乗って未来の年金を見ることができれば?というテーマです。

  • 普通のサラリーマンでも実現可能な資産形成と職業の道楽化

    本多静六博士からの我々日本人に向けた力強いメッセージ。欧米の借り物ではない、お金と仕事の本質的な学び。一生役立つ「判断のものさし」をあなたも手に入れましょう。

  • 定年前に考える

    「定年」後の人生にモヤモヤした不安を抱えている50代の皆さんへ、前向きに充実した人生後半戦を過ごすための「判断のものさし」を提供することを目指します。

  • いわゆる「年収の壁」と「第三号被保険者」について

    「年収の壁」を超えるべきなのかどうか、悩まれている皆さんは是非お読みください!

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マネーリテラシー総研の目指すところ

「人生100年の資産づくりを自分で考えるための『判断のものさし』を提供する」 これがマネーリテラシー総研の目指すところです。 総務省の家計調査年報2018年によると、「平均的な」年金受取世帯では、公的年金だけでは生活できず毎月4万円の赤字が発生すると報告されています。 もちろん毎月の赤字額は「収入―支出」で決まるため「人それぞれ」です。誰もが月4万円ではありません。自分の老後資産準備は自分の収支状況に合ったものにする必要があります。 とは言え平均的な世帯が赤字ということは、

    • タイムマシンに乗って未来の年金を観に行こう!【その②】

      ※その①を読まれていない方は、まずこちらからお読みください! トシ(30歳):博士、再開したメルシーのラーメン、大満足だったよ。 博士:後ろの席に座った女子学生も、田舎から出てきた両親に「ここのラーメンは本当においしんだから」ってずっと熱弁振るっていたな。そこまで美味いかどうかはともかくも中毒性の高い味だ。また食べに行きたくなる。 先輩(50歳):ところで博士、そろそろ我々の年金の未来を観にいきせんか? 博士:そうじゃな。ではまず君が65歳になる15年後の未来からにしようか

      • タイムマシンに乗って未来の年金を観に行こう!【その①】

        トシ(30歳の会社員):博士、こんにちは。今日は約束どおり大勢で遊びにきたよ。 博士:おお、ひさしぶりじゃなあ。さあ上がって。 トシ:紹介するよ。大学サークルの先輩OBと後輩の皆さんだよ。 先輩(50歳)、先輩(40歳)、後輩(20歳): 押忍、よろしくお願いします!! 博士:おっ、さすが気合が違うなあ。武道系のサークルでしたかな。 トシ:ラーメンの食べ歩きサークルなんだよ。45年の歴史があるんだ。ラーメン食べ続けるのも気合と体力がいるからね。 博士:そうかそうか、あとで近所

        • 「こども・子育て支援金制度」の誤解を解く!

          「改正子ども・子育て支援法」が2024年6月5日の参院本会議で、与党の賛成多数により可決・成立しました。 筆者は以前のブログで『「財源」のないプランは結局「空想(妄想?)」で終わってしまう』と書きましたが、今回ようやく恒久的な「安定財源」が確保されることとなり、子育て支援は大きく前進したと思っています。 ところが法案成立後の報道は批判的なものも多く、「本質をおさえた正しい内容」はなかなか伝わっていないようです。 しかし「少子化」は我が国が直面する「最大の国難」です。

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        マガジン

        • 【2024年版】タイムマシンに乗って未来の年金を観に行こう!
          2本
        • 【2019年版】タイムマシンに乗って未来の年金を観に行こう!
          3本
        • 普通のサラリーマンでも実現可能な資産形成と職業の道楽化
          2本
        • 定年前に考える
          4本
        • いわゆる「年収の壁」と「第三号被保険者」について
          4本

        記事

          2024年 財政検証でわかった「公的年金の明るい未来像」とは?

          特に「共働き夫婦」の未来は明るい!2024年7月3日、五年に一度行われる公的年金の「財政検証」結果が発表されました。 財政検証とは「公的年金の健康診断」みたいなものですが、「所得代替率 ※」や「モデル年金」がその理解を難しくしていました。 これらの指標は「過去との比較」の観点では重要なのですが、「モデル年金」は「妻がずっと専業主婦」という高齢夫婦世帯を想定しています。 そんな完全片働き世帯の「将来の所得代替率の低下予想」は、共働きがメインの若い世帯にはピンと来なかった

          2024年 財政検証でわかった「公的年金の明るい未来像」とは?

          50歳からでも友人知人や居場所をもっと増やせるのか?【定年前に考える④】

          50歳からでも友人知人や居場所をもっと増やせる 「人生は60歳からが自由で楽しい」 60歳以上の先輩にそう言われたら、あなたはどのように思われますか。 「収入や仕事の事を考えると、不安ばかりだよ」 「いつまで元気に働く事ができるのか。動けなくなったら高齢者施設に入るためのお金も残しておかないと」 特に50代の方は「不安」が先に来て、「自由で楽しい」というイメージをなかなか持てないかも知れません。 老後の三大不安は「お金」「健康」「孤独」と言われています。「お金」「健康

          50歳からでも友人知人や居場所をもっと増やせるのか?【定年前に考える④】

          定年後は「雇用延長」を選ぶべきか?【定年前に考える③】

          会社員の皆さんは、60歳などの定年手前で「雇用延長」か「退職(転職・独立・リタイアなど)」かを選択される方が多いと思います。 大きな迷いどころではありますが、「雇用延長すべきか否か」の「判断のものさし」とはどのようなものでしょう。 それは、突き詰めると 『とりあえず雇用延長による年金受給までの5年間の安心確保』か、 『60歳から10年20年先に向けた(不安はあるが)新たな船出』か、 どちらを重視するのかという事ではないでしょうか。 上記二つの中間、例えば60歳からは週3

          定年後は「雇用延長」を選ぶべきか?【定年前に考える③】

          「第三号被保険者」制度の廃止は不要?    ~「勤労者皆保険」の実現が最優先~

          (前回より続く)横浜郊外に一軒家を構える会社員世帯の妻A子。今日は学生時代の友人B子、C子と銀座でランチ。先日は大衆居酒屋の昼飲みになったが、今回ようやく念願の高級路線に、、。 A子:わーっ、素晴らしいお店ね。銀座のど真ん中で、お店の中に噴水が! C子 (千葉市美浜区在住):ソファも調度品も素敵ねえ。 B子 (東京都中央区在住):ここは会員制なんだけど、ランチは会員以外でもOKなのよ。何より店員さんの接客が素晴らしいわ。値段も良心的だし。 A子:(この前と同じようなペースで

          「第三号被保険者」制度の廃止は不要?    ~「勤労者皆保険」の実現が最優先~

          「第三号被保険者がお得」は大きな誤解        ~いわゆる年収の壁問題の本質を探る~

          (前回より続く)横浜市郊外に一軒家を構える会社員世帯の妻A子。いわゆる「年収の壁」を乗り越える選択をして、はや数か月。今回、誕生月に届く「ねんきん定期便」のハガキを見て驚くことに、、 安易な「三号のままがオトク」は大きな誤解 A子:えっ、将来の受取年金見込額がこんなに増えてる!扶養されていた第三号被保険者から、厚生年金保険に加入して第二号被保険者になってまだ「数か月」よ。こんなに効果が出るの?! 夫:どれどれ、、この年金見込額はこのまま60歳まで同条件で働いたとして、65

          「第三号被保険者がお得」は大きな誤解        ~いわゆる年収の壁問題の本質を探る~

          「年収の壁」の多すぎる誤解を一気に解く!

          前回登場した、横浜郊外に一軒家を構える会社員世帯の妻A子。今日は久々に学生時代の友人B子、C子と銀座で会うことに。資生堂パーラーでアフタヌーンティー?なんて思っていたが予約で一杯のため、別の店に移動することに、、。 第三号被保険者の保障は「最低限」、安易にオトクとは言えない A子(横浜市郊外在住):アフタヌーンティーじゃなくて、いきなり大衆居酒屋で昼飲みになっちゃうの?でもここの鳥豆腐やお刺身美味しいからね。すみませーん、ビール大瓶、赤星で。 B子(東京都中央区在住):昼

          「年収の壁」の多すぎる誤解を一気に解く!

          いわゆる「年収の壁」問題は「手取りの段差」を埋めるだけで解決するのか?

          「年収の壁」ではなく「手取りの段差」 横浜の郊外に一軒家を構える、とある会社員世帯での会話。 妻:あー、どうしよう。パートの時給が上がったのはいいけれど、今まで通り働くと「年収の壁」の106万円を越えて「働き損」になるわ。勤務時間を減らしたいけど、会社からは人手不足で時給を上げたんだからもっと働いてくれって言われているし。 子:お母さん何を悩んでいるの。「年収の壁」って何なの? 夫:これはパートなどの短時間労働者が、年収130万円や106万円など一定の条件を満たすと社会保

          いわゆる「年収の壁」問題は「手取りの段差」を埋めるだけで解決するのか?

          「子育て世代」もサポートする 「全世代型社会保障」とは

          急激な少子化という「国難」にどう立ち向かうのか?近年、保育の受け皿整備や幼児教育・保育の無償化など様々な「少子化対策」が実施されていますが、少子化の大きな流れを変えるまでには至っていません。 日本の2021年の出生数は811,622人で、2018年の918,400人から「たった三年で10万人以上」も減っています。さらに2022年は80万人を割り込む見込みです。 これはコロナ禍の影響が大きいものの「危機的な現実」を目の当たりにすると、今進んでいる「急激な少子化」が深刻な「国難」

          「子育て世代」もサポートする 「全世代型社会保障」とは

          「私の年金はいくら?」に即答する「公的年金シミュレーター」とは?

          自分の年金額を手軽にスマホで試算できる「公的年金シミュレーター」が2022/4/25より公開されています。 今までもPCで詳細の試算ができる「ねんきんネット」がありましたが、マイナポータル連携の本人確認などが必要で「気軽に使う」にはややハードルが高いものでした。今回リリースされた「公的年金シミュレーター」は簡易版の概算となりますが、本人確認不要で入力情報も保存されません。 このツールのメリットは何でしょう。 それは、今後の働き方の変化も加味して「①公的年金で老後いくら受け

          「私の年金はいくら?」に即答する「公的年金シミュレーター」とは?

          「新しい資本主義」とは? 本当に「分配」から「成長」へつながるのか?

          トシ(30歳の会社員):博士、久しぶりに遊びに来たよ。 博士:おお、土産はわしの大好物の回転焼きか。御座候、あじまん、蜂楽饅頭、、。地方に行って焼きたてを食べるのがまた旨くてなあ。 トシ:ところで最近政治や経済でわからない事が多くて、今日は博士に教えてもらいたくてさ。 「新しい資本主義」とは? トシ:岸田首相が「新しい資本主義」って言っているけど、どんなものなのか未だ理解できないんだ。 博士:現時点(2022年2月)ではまだ何とも言えんな。岸田首相は「新自由主義的政策を転換

          「新しい資本主義」とは? 本当に「分配」から「成長」へつながるのか?

          「少子高齢化」は年金にとって最大の問題なのか?

          皆さんは「年金」について、何が最大の問題だと思われますか? そしてその打開策は何だと認識されていますか? 「年金問題」については日頃から様々なメディアに取り上げられていますが、本質から外れた「不安を煽る」トンデモ記事も数多く見受けられます。 勿論的を得た正確な記事も多いのですが「悪貨は良貨を駆逐する」のことわざ通り、トンデモ記事や極論記事、最近は真っ当な内容の中にトンデモ論が挟まっているものもあり、それらを繰り返し読まれた多くの方が「間違った固い信念」を持ってしまっているよ

          「少子高齢化」は年金にとって最大の問題なのか?

          「職業の道楽化」は実現可能なのか?

           上記はファッションデザイナーのドン小西氏の言葉です。  今までやって来た仕事について、誰しも多かれ少なかれ自負があり、リタイア時は肯定的に「今までよく頑張った。あとは余生としてゆったり過ごそうか」となるものではないか----以前筆者はそのように想定していました。しかし今は小西氏の言われるように「ぽっかり穴が空いたような」虚無感が到来する事も容易に想像できます。  リタイヤ後は何をするのか。20年、30年、もしかすると40年という長い老後生活を趣味三昧で過ごせるのだろうか。

          「職業の道楽化」は実現可能なのか?