かぞくとじぶんと #書もつ
毎週木曜日は、読んだ本のことを書いています。
”来年はオリンピックイヤー”と騒がれた去年・・こんな一年が待っているなんて、考えもしなかったです。いま、こうして穏やかに12月を迎えていることも、かなりの確率で「幸運」なのだと思います。
そんなわけで、年末が近づいてきました。印象に残った作品は、すでに記事になっているものが多いのですが、まだあるんです。
家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった
岸田奈美
当初、僕はこの作家さんのお母さんをフォローしていました。毎日更新を始めた時に、ふと気がついた「キナリ杯」・・時すでに遅く、応募も出来ずにいましたが、その主催者が娘さんとは・・。という出会いから、デビュー作を読むまでに、時間はかかりませんでした。
もともとnoteの記事として投稿されていたので、とてもプライベートというか家族との記述が鮮やかで、心の動きがよくわかる文章でした。
知り合いの話をそばで聞いているような、それでいて何か遠いところの話しのような。・・それはあまりにも身近で、自分が考えていた色々なイメージが崩れていくのが分かりました。いかに偏見があったのか。
家族を愛することの普通さを描いた作品を読むことで、自分や自分の家族を顧みることができるのかも知れません。頑張って生きている人がいる、というよりも、みんながとても温かくて、自分もこんな人になれるだろうかと希望が与えられ、勇気づけられる作品でした。
これからさき、自分たち家族にも何が起こるのか分かりません。分からないからこそ、こうしてnoteに書いておくことが、僕の記憶の助けになり、記録として価値(少なくとも僕だけには)となってくれるのだと思います。
読みたいことを書けばいい
田中泰延
毎日更新をしていると、遅かれ早かれ「何を書けばいいのか」という時期があります。そんな時に、この作品に励まされました。
でも、とにかく自分の好きなことを書けばいいのかというと、そうでもないわけで。
筆者は度重なるボケをはさみつつ、「書いても誰も読まない」とか、「自分が愛せるものを」とか、ところどころでキメてきました。おかげで、笑いながら読んでいたのですが、テクニック以前の心構えというか構えるものではないというか、そんなふうに肩の力を抜きつつも、腕まくりをするような心境になったのを覚えています。noteを続けるにあたって、気負わずに自分の好きなものを書いていこうと思ったのでした。
そんな後押しもあり、大好きなモンブランのことを書いたり、3年間くらい焼き続けていたキッシュのことを書いたりすることができました。noteという場のありがたさとともに、この作品によって、自分が読みたいものを書くことの大切さも知ったのです。ついつい、外の目を気にしてしまいがちですが、自分が読んで楽しいものを、これからも続けていきたいと思います。
こうしてnoteを書くにあたって、これまでの読書体験が多いに影響しているなと感じています。だから、これからも読むことも続けていきたいと思います。
今年も本が読めて幸せでした。(まだ3週間あるけども笑)
当たり前だけど、色鉛筆って、いろんな色があっていつ見ても何だか幸せになります。いろんな作品を読んだし、ここで書く事が出来て良かったなぁと思っていたら、そんな気持ちを読んだかのようなサムネイル・・。infocus📷さんに作っていただいてます、ありがとうございました!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました! サポートは、僕だけでなく家族で喜びます!