少年院 №19 完敗
目が覚めると、慌しく独房の1日が始まった。布団をたたみジャージに着替えたら、すぐさま部屋の掃除。掃除が終わる頃には、朝食。朝食後は畳のベッドの上で壁に向かって黙想。正座じゃなく胡坐が許されてるのが唯一の救いだ。俺は昨夜眠れなかったので、黙想中に軽い睡眠をとっていた。一般寮が出寮して、朝礼が始まる。その間に黙想を一時中止し、体操服に着替える。着替え終わったらまた黙想。壁に向かって目を閉じ同じ姿勢で、いい加減辛くなってくる。しかし、見回りの教官にさぼったり、眠ってるのがばれたりす