№23 復寮 ~正義のHERO~
俺は、復寮の準備をしていた・・・。荷物をまとめるのもすっかり慣れてきたものの、面倒くさかった・・・。
「相沢君!!」「もう帰っちゃうの?」「また来いよ~っ。」
独房のドンである吉本が俺をからかう様に言った。
「二度と来るかっ!!」
俺は吐き捨てた。
2週間振りに5学寮に戻った。俺は、皆の視線が気になったが、以前の様に凄んで睨む様な奴は誰一人居なかった・・・。平の居ない寮は少し雰囲気が明るくなっている気がした。
ろくでもないおっさんですが障害のある息子のために使わせていただきます。