お茶の風景【イギリス編】
2001年に渡英した時、一人で国内旅行に出かけました。
今考えるととても良い計画で、ロンドンからバース→ソールズベリー→サウサンプトン→ワイト島→ロンドンという経路です。
初めてのイギリス。
ティールームに行くと、ティーポットにティーバック入りのお茶が出てきました。こんなティーポット、見たことないぞ。業務用?ティーカップとソーサーでお茶をいただく。
当時は、こんな感じで木のトレイにステンレスのティーポットでサーブするお店があちこちにありました。懐かしい!
ティールームで注文したアップルパイ。イギリスのアップルパイには、調理用のクッキングアップルという酸っぱいリンゴを砂糖で煮たものが入っています。パイといってもサクサクのパイ生地ではなくて、ショートクラスト・ペイストリーというしっかりとした生地に包まれている。
おいしい!
すぐに、アップルパイのファンになりました。
かねてから行ってみたかったバース。
そこで有名なサリーランというパンが食べられるティールームへ。
クロテッドクリームとジャム、そしてサリーランのセットを頼む。
おおっ!これがティールームのクリームティーか・・・・。
クロテッドクリームってこんな感じなのか……。
と、感動の連続。
サリーランは、ふかふかの日本にもありそうな白いパン。
昔々バースの上流階級の間で人気となって、朝食用としてパン屋に注文していたらしい。確かに消化がよさそう。食べやすい。
旅の途中でパン屋さんを発見。
ショーウィンドウに食事パンやスコーン。焼き菓子が並ぶ。
どれも珍しく、パン屋は楽しい。
写真を見返したら、ストーンヘンジにもちゃんと行ってた。
当時、動物の病気が蔓延していて近くに行けなかった記憶があったのだが、ちゃんと見学できた模様。
ここは、多分ワイト島のB&B。素敵なご婦人が切り盛りしてて、朝食がこんな風にダイニングルームにテーブルセッティングされてる。シリアルやヨーグルトをブッフェ風に自分で選ぶ。そのあとに出てくるイングリッシュ・ブレックファーストの卵料理の種類やソーセージ、ベーコン、などの数や有無を聞いてくれる。旅行に行くと、B&Bのオーナーさんとお話できるのも楽しみの一つ。渡英したころは、行く先々の郷土菓子や料理、生活なんかを聞いていました。
本で見て行ってみたかった藁ぶき屋根のティールーム。
古い建物が並ぶ日光江戸村?みたいに昔の雰囲気そのまま。
シャンクリンは、この後も何度も行った可愛い村。
旅の途中で、サンデー・ローストも食べる。
その量の多さ・・。付け合わせの野菜が豪快。湯で野菜とローストポテト。
今でも変わらないイギリスのサンデー・ローストのスタイルです。
ホテルやB&Bに泊まると電気ケトルが置いてある。
これにはびっくり。
当時、日本では電気ケトルは見かけなかった?部屋で気軽に温かい飲み物が飲めるので嬉しいサービスだなぁと思う。ウォーカーズのショートブレッドがお茶菓子という所がイギリスっぽいなぁと。
このセットは、今でも変わらない。
変化といえば、お茶のセレクションがハーブティーが増えたかも。コーヒーもディカフとカフェイン入り2種類が置かれるように。
ちょっと高級なホテルやB&Bに行くと、エコやサスティナビリティ―に意識の高いメーカーのお茶が置かれるようになりました。
20年前の旅の記録。
ほとんど食べ物しか撮影していないところが私らしいな…と思いました。