山口もも

英国在住のライターです。執筆依頼承ります! ⬇DMよりお問い合わせ下さい。得意分野は、英国の伝統菓子、食文化、ジェイン・オースティン。イギリス旅行記。英国のりんご🍎エコ、サスティナブル。

山口もも

英国在住のライターです。執筆依頼承ります! ⬇DMよりお問い合わせ下さい。得意分野は、英国の伝統菓子、食文化、ジェイン・オースティン。イギリス旅行記。英国のりんご🍎エコ、サスティナブル。

マガジン

  • 英国のイースター

    春の到来とお祝いするイースターについて。 昔から伝わる風習や現在の様子をまとめていきます。

  • クリームティーが好き

    イギリスのお菓子スコーンとそれを楽しむクリームティーにまつわるお話。

  • エコ サスティナブルなお話

    プラスチックフリー、サスティナブルな生活を心がける中で気づいたことを書き留めていきたいと思います。

  • シェイクスピアが好き

    劇作家ウィリアム・シェイクスピアについての記事をまとめました。 シェイクスピア初心者の私が少しずつ学んでいく過程を書き記していこうと思います。

  • 旅に出よう!【スコットランド編】

    イギリスのイングランド在住21年目! 素敵な土地へ旅した記録を残していきたいと思います。 みなさんとおすすめ情報も交換できると嬉しいです。

最近の記事

  • 固定された記事

スコーンについて語る【歴史編】

イギリス発祥の「スコーン」というお菓子。 20年ぐらい前、私がイギリスに行こう! と、思ったきっかけの一つが、本場のスコーンとクロテッドクリームを食べてみたかったから。 日本に住んでいたころからイギリス菓子の本を何冊か愛読していて、その魅力は深まるばかり。当時、ケンタッキー・フライドチキンに「ビスケット」というものがあって、見た目はそれが一番「スコーン」に近そうでした。 しかし、本当はどんなものであるのか? 謎のままでした。 海外に住んでお菓子をリサーチしたいとずっ

    • アップルパイを食べると幸せな気分なる ‐【ジェイン・オースティン 】

      晩秋を迎え、クリスマスの12月が近づいてきました。冬時間になり、時計の針が1時間前倒しになったので、日が暮れるのがさらに早くなり、夕方4時くらいから暗くなり始めます!こうなってくると、自然と家の中で過ごす時間が増えてきます。 昨晩は、アップルパイを焼きました。 数週間前に手に入れたりんごを冷暗所で保管していますが、緑色だったクッキングアップルがほんのりと黄色味を帯びてきました。まだ酸味は十分あります。甘酸っぱくて美味しいアップルパイ🥧が出来上がりました。 ジェーン・オース

      • 英国のりんご2024 ご質問にお答えします!

        2024年の9月より開催中の 【英国のりんご 2024オンライン講座】 私がお伝え出来るりんご情報を詰め込んだ動画講座です。 今回は、受講者様からのご質問をこちらでお答えします。 ピンクレディーについて 【質問】 英国で店頭に並ぶピンクレディーには、♡マークのシールが貼られていますか? 【答え】はい。 ピンクレディーⓇは、オーストラリア原産で商標登録されています。スーパーマーケットで調べてみたところ、量り売りの場合は1個ずつにロゴであるハートマークのシールが貼ってあり

        • 【保存版 英国のティールーム】ザ・ブリッジ・ティールーム。そしてブラッドフォード・オン・エイヴォン街歩き!

          ブラッドフォード・オン・エイヴォンは、バースの隣にある町。車ならバースから南下して20分の距離に位置する。 この町へ最初に来たのは、かれこれ20年ほど前。 バースに観光へ来た時に、近くにあったこの町へも立ち寄った。目的は、日本に住んでいた時に本で読んで知った 有名なティールーム「The Bridge Tea Rooms」 お店を訪れた時の印象は、衝撃的で素晴らしいものだった。在英が長くなった今の私には、もう味わえないであろう感動である。物語に出てきそうな古めかしい建物の

        • 固定された記事

        スコーンについて語る【歴史編】

        • アップルパイを食べると幸せな気分なる ‐【ジェイン・オースティン 】

        • 英国のりんご2024 ご質問にお答えします!

        • 【保存版 英国のティールーム】ザ・ブリッジ・ティールーム。そしてブラッドフォード・オン・エイヴォン街歩き!

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        • 英国のイースター
          7本
        • クリームティーが好き
          10本
        • エコ サスティナブルなお話
          9本
        • シェイクスピアが好き
          3本
        • 旅に出よう!【スコットランド編】
          5本
        • 旅に出よう! 【デボン編】
          3本

        記事

          【英国直送便】クリスマス・ギフトセットを作りました。

          クリスマスに向けて、わくわくできるようなセットを作りました。 ①マークス&スペンサーの紅茶缶 クリスマスの飾りがしてあるコテージの缶。中には紅茶のティーバッグが40個入り。底にあるスイッチを入れると缶にある小さな穴からライトが点灯するというデザイン。クリスマスまで飾っておいても可愛い。 ②コールマンズのアップルソース 英国原産のブラムリー・アップルで作ったアップルソース。 イギリスでは、このソースをローストポークに添えて食べる。クリスマスにターキーを食べない家では、チ

          【英国直送便】クリスマス・ギフトセットを作りました。

          ドーセット・アップルケーキ 続編(イギリスのお菓子)

          りんごの季節です。 先日、久しぶりに作ったドーセット・アップルケーキ。 美味しかったので、レシピを少し改良して再び挑戦しました。 今回は、配合は古典的レシピ4:2:1:1のままながら、 りんごの切り方を工夫してみた。 使ったりんごは、英国原産の調理用りんご。酸味があり。 Fearn's Pippin(小1個) Wormsley Pippin(中1個) どちらも調理用。生食としても楽しめるが、酸味が強い。香りが良い。 焼き上がりで色々なりんごの食感が楽しめるように、

          ドーセット・アップルケーキ 続編(イギリスのお菓子)

          【イギリスのお菓子】ドーセット・アップルケーキ

          イギリスでは家庭で作るりんごのお菓子がいくつかある。 その一つが、アップルケーキ。 りんごの利用法 中世イングランドでは、修道院にある果樹園で「お酒の原料」としてりんごを栽培していた。さらにりんごは冷暗所に冬まで保存したり、スライスしてドライフルーツにして長期保存できる便利な食べ物だった。 ヴィクトリア朝になって砂糖が手に入りやすくなると、お屋敷での晩餐会ではデザートにりんごの蒸しプディングや煮詰めて固めたゼリーのお菓子が人気となる。 そして、さらに進化したお菓子が

          【イギリスのお菓子】ドーセット・アップルケーキ

          【イギリスのお菓子】自家製ルバーブでクランブルを作る。調理用りんごブラムリー。

          8月下旬、ルバーブを収穫する ルバーブは好きですか? フキが巨大化したような植物で、茎の部分を加熱調理します。強い酸味を活かして、砂糖を加えてお菓子にしたりジャムにする。 イングランドの気候に適しているようで、家庭栽培するのも簡単。 庭に植えておけば、ルバーブが初夏から夏までたくさん採れる。肥料無し、手入れ無しで、ぐんぐん成長する。 葉っぱにシュウ酸が含まれているので、あまり触らないように手袋をしてから、茎の根元の部分から引き抜くようにルバーブを収穫する。 茎の部

          【イギリスのお菓子】自家製ルバーブでクランブルを作る。調理用りんごブラムリー。

          イギリスのりんご事情 / ブラムリーズ・シードリングについて/ りんごのお菓子

          今、人気のあるりんご 英国のスーパーマーケットに並ぶ品種は、顧客が気に入った味を繰り返し購入できるように、同じ商品が一年中流通している。生で食べる場合、丸かじり。皮をむく人はあまりいない。持ち運びが便利なので、お弁当のおやつとして食べることも多い。 イギリスで暮らしてみて思ったのは、丸かじりしやすく片手で持ちやすい大きさ、皮が薄めで食べやすい、甘みと酸味がバランスよくあるりんごが人気のようだ。 英国のりんごは、秋に収穫して6月ぐらいまで冷蔵できるが一年中流通させることは現代

          イギリスのりんご事情 / ブラムリーズ・シードリングについて/ りんごのお菓子

          【フランス】ノルマンディー地方の旅 / モン・サン・ミッシェル

          話は2019年に戻る。 私はフランスのノルマンディー地方へ旅行に出かけた。イギリスの歴史に興味を持ち始めてから、ノルマンディー地方は気になる場所だ。 イギリスの王朝は、ウィリアム1世が即位したノルマン王朝から始まり、現在の君主チャールズ3世まで引き継がれている。フランス北部を公領に持つノルマンディー公爵ウィリアム(仏名ギヨーム)は、王権奪取のためにイングランドへ進攻。迎え撃つハロルド2世にヘイスティングスの戦いで勝利して、イギリス王ウィリアム1世として即位した。 この時の

          【フランス】ノルマンディー地方の旅 / モン・サン・ミッシェル

          【ロンドンへ行こう!】ナショナル・ポートレート・ギャラリー/英国君主の肖像画を鑑賞する

          私は、博物館や美術館へ行くのが好きです。 イギリスに住んでいて良かったと思うことの一つは、歴史的建造物、芸術作品に気軽に触れられること。ナショナル・トラストやイングリッシュ・ヘリテージ、その他のチャリティー団体が管理運営するお屋敷やガーデンが沢山あります。この利点を生かして、私はイギリス国内にある歴史的建造物とガーデンを訪れるのが、楽しみのひとつになっています。 イギリスへ観光に来た時に、芸術作品に触れたければ、ロンドンにある無料の博物館、美術館がお勧め! 大英博物館、ヴ

          【ロンドンへ行こう!】ナショナル・ポートレート・ギャラリー/英国君主の肖像画を鑑賞する

          【イギリス】ロンドン観光しよう!ピカデリー・サーカス付近を歩く。紅茶専門店「Whittard」「TWG」もあり。

          イギリスの首都ロンドンは、世界の観光地の中でも人気の街のひとつ。古代ローマ人がブリテン島に定住したころからロンドンは都市して機能しており、歴史が古い。都市計画の一環としてジョージ王朝時代に建てられた美しい建造物があちこちに残されています。 私のロンドン観光は、美術館、博物館へ行くことが多いです。ナショナル・ギャラリーとナショナル・ポートレート・ギャラリーは、ピカデリー・サーカス(かキングスクロス)駅から歩いて行くと便利。 今回は、この周辺についてご紹介していきます! お気

          【イギリス】ロンドン観光しよう!ピカデリー・サーカス付近を歩く。紅茶専門店「Whittard」「TWG」もあり。

          【イギリス 夏の風物詩】185周年!ヘンリー・ロイヤル・レガッタへ行く

          イギリスにはロイヤル・アスコット(競馬)、ウィンブルドン(テニス)、全英オープン(ゴルフ)など、年に一度のスポーツの祭典、社交行事がいくつかあります。 その中のひとつが、 ヘンリー・ロイヤル・レガッタです。 ヘンリー・ロイヤル・レガッタのはじまり レガッタ(Regatta)とは、ボートやヨット、カヌーのレース競技の事で、ヘンリー・ロイヤル・レガッタはボートレースの大会です。 ボートは、古代より輸送や航海に使われていた重要な乗り物で、数世紀に渡り実用的な使い方をされてき

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          チョートン・ハウスのガーデン / エドワード・オースティン・ナイト【ジェイン・オースティンが好き】

          イギリス、ジョージ王朝時代の小説家、ジェーン・オースティン。 彼女の小説は、「分別と多感」「高慢と偏見」「エマ」「マンスフィールド・パーク」「ノーサンガー・アビー」「説得」の6作品が出版され、現在まで読み継がれています。 ジェインは、ハンプシャー州スティーブントンの牧師館で育ちました。兄弟、姉との仲が良く、彼らと生涯を通して交流を持ち続けました。今回は、その中で異例の経歴、大富豪のジェントルマン(紳士)になった兄エドワードについてお話ししたいと思います。 前半は、エドワー

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          イギリスを旅しよう!ワイト島。ティールームと小さな村めぐり。

          今回は、私が20年ぐらい前にワイト島へ旅した時の記録です。 何度も訪れていますが、行くたびに新しい発見があって、最近はオズボーンハウスに興味があります。先日ジェインの姪「ファニー・ナイト」の旅行記をまとめていたら、自分の記憶も蘇ってきました。ファニーが旅した200年前と私の旅した20年前では、どれくらいワイト島の景色は変わったのでしょうか。ファニーの旅行記を読んでいると、彼女が見たシャンクリン・チャインやニードルズの風景は、今とほどんと変わらないのではないか?と、思えてきます

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          ファニー・ナイトの小旅行。続編 / ワイト島、サウサンプトン【ジェイン・オースティンが好き】

          ジェイン・オースティンのお気に入りの姪「ファニー・ナイト」は、兄エドワードの長女で、ジェーンとは旅を共にしたり、ケント州にあったナイト家の屋敷で過ごし親交を深めました。彼女の名前は、ジェインがカサンドラに送った手紙の中にもよく出てきます。ファニーの旅のポケットブックや日記からも、彼女が旅した様子やジェインとの関係性が見えてきます。 今回は、彼女がワイト島を旅した記録「ファニー・ナイトの小旅行/ワイト島」の続編。2日目シャンクリン、4日目サウサンプトン、ネットリー・アビーにつ

          ファニー・ナイトの小旅行。続編 / ワイト島、サウサンプトン【ジェイン・オースティンが好き】