読書 凍りついた香り
小川洋子著
幻冬舎
調香師だった弘之の死。
香水を贈ってくれた翌日のことで、死を選んだ理由が全く分からない涼子。
初めて聞く親族が現れたり、知らなかった弘之の過去が次々明らかに。
孔雀の羽根、記憶の泉、調香師、数学の問題…残されたメモの言葉。
弘之の実家や、高校生の時に訪れたというプラハへ行くことにした涼子。
プラハで迎えてくれたのは、言葉の通じないガイドの青年。
涼子が真相を求めて、プラハに滞在した場面を何度か読み返しました。
弘之の実家を訪問するページを、なぜか急いで読んでしまいたかった理由が最後に判明。
表紙の色のような、しんとした雪の日に時々読みたいです。
今日もご覧頂きましてありがとうございました。
みなさま週の後半もどうぞお元気でお過ごし下さい。