銀河鉄道999【さあ行くんだ♪その記事を上げて♪新しい作風でイメージを変えよう♪】(松本零士先生追悼記事)
今回はアニメ感想というより日記に近いかも。
松本零士先生がお亡くなりになられました。
まずはお悔やみ申し上げます。
終末にならないと記事を賭けないのです。
(誤字は面白いのでこのままにしておく)
松本先生の作品は色んな所で観ましたが、やはりもっとも目の中に入ってきたのは、
「銀河鉄道999」でしょうか。
この話、続編が多い系、じゃなかった、いくらでも話を創れる系の作品で、
とりあえず新しい停車駅の惑星を作ればいくらでもエピソードを追加できるという特徴があります。
基本スタイルが明快なのですね。
なのでアニメ版は113話まで膨れ上がりました。
こういう基本設定は融通が利きますよね。
999の世界観で、テーブルトークRPGとか出来そう。
古い作品なのでオススメとかはしません。
ところで。
目的地であるアンドロメダ機械帝国「永遠の命をタダでくれる星」
実は悪の根源だったという展開。
違うんだ!
限られた命の中で夢を追いかけて次代に受け継ぐのが大事なんだ!
みたいなテーマで、子ども時代はなるほど~と思っていましたけど。
大人になってみると。
そうさ。僕は気づいてしまった。
機械帝国ってソ連じゃね???
スターリン「人民は国家の歯車である」
ほら、なんかこんなこと言ってるし。
永遠の命を与えらえても、生き甲斐は手に入らず、趣味の自殺が流行る始末。
大きなものの歯車となる安心感を与える代わりに、自由や自分の意思をもって人生を歩いていくことは徹底して否定される国家観。
もしかしたらあれはソ連共産主義への壮大な批判というか当てこすりだったのかもしれない。
社会を変革することで人間を幸福にするという発想には限界があるんだな。
機械帝国に近づくほど共産圏みたいな国が多くなっていくのもご愛敬。
ある惑星の国旗はハーケンクロイツをそのまんま使っていたのを覚えています。
少しはアレンジして欲しかった。(キャッツロイドのネコマさんが出てくる話だったと思う)
まあでも機械帝国は、市場経済を導入している独裁国家のイメージはしない。計画経済の国という感じがする。
戦前のドイツや現代中国という雰囲気はしない。自由市場があるとどうしても買える自由が出てしまうんだな。
それに主人公である鉄郎たちの味方であるはずの、999を運航している銀河鉄道管理局。これもなかなかエグイ事をしてくれるんだけど。
アメリ感を感じるのは気のせいだろうか???
あの上から目線で超合理的な正しさというやつを、むりやり押し付けてくる感じ。
結果がすべてだから、その間にいたる感情など考慮する余地はないという。
鉄郎たちを守ってくれるのも結局のところ、乗車賃を払えるからである。
それともこれは日本の管理社会がモデルなんだろうか?
それとも資本主義?
意外と時代感のある作品だったのだろうか?
大人になったせいで、はすっぱな見方ができるようになってしまった。
もちろんこれは私がそんな感想を持ってしまっただけなんですが。
追記:今日はもう一本出します。
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