飛空艇時代 ポルコロッソ 紅の豚原作(著☆宮崎駿)【ここで決着なんてやだぞ「おうともよ」読書感想か「マンガ感想か」勝った方が決める!】
紅の豚には原作があります。
御大が書いたミニマンガ。
それだけでは容量が足りないので、
雑誌社の方で周辺情報を膨らませて一冊にまとめた本。
第1次大戦のアドリア海航空戦と、
シュナイダー杯レースの話について。
***
原作マンガは中短編なので、
そこまでロマンス感はありません。
普通のコメディ中編マンガ。
ジーナが出てきませんし。
死者の雲の話も、
フェラーリ少佐も、出てこない。
人質の女の子は美少女ひとりですし。
フィオとカーチスが出てきますが。
マンマユート団も。
これくらいですね。既出のキャラこれくらい。
それを二時間映画に膨らませるために大人部分を増やしたのが、
映画版になりますね。
ボルコの青春時代のエピソードが、
分かる人にはわかるぐらいに描かれて、
人質の女の子は幼稚園児1クラス分になっていますし、
昔の仲間のエピソードが随所に出てきますし。
原作からどういう風にして大人ドラマに膨らませていったのか。
これを観ると、作っている人の構想力が見えてきますね。
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さらに第1次大戦の、
オーストリア・ハンガリー帝国と、イタリア王国の、
飛行艇同士の戦いの話。
戦後の水上飛行機専用のレース。
シュナイダーカップレース。
3回連続優勝した国はカップを永久占有できるというルールで、
最終的にイギリスに奪われてしまうんでしたっけ。
そのイギリスの会社があのスーパーマリン社です。
スピットファイアを作ったとこ。
ずっと後にレッドブルが、似たようなレースを開催してましたけど。
ポルコの飛行艇サヴォイアS21とカーチスの飛行艇。
の模型グラフ。
物語の背景世界を描いた設定本。
映画で飽き足りなかった人は、これを買っていましたね。
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