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プラネテス(著:幸村誠)【ま マンガ感想 う 宇宙 う 宇宙飛行 う 宇宙開発中 うやめろ うん】
ヴィンランドサガを紹介したのと、ある宇宙SF作品を紹介する前の予備知識として、こちらの作品も紹介してみます。
20年前、原作とアニメがダブル星雲賞を受賞したそうな。
そんな評価の高い作品がこちら。
2070年代。
月は当然のことながら、火星にも進出が始まっていた。
しかし軌道上のゴミ、スペースデブリの増大により、
衛星軌道が危険で使えなくなってしまうリスクが増大。
そんなデブリを除去する仕事についている主人公たちの日常と成長の物語。
実際に宇宙船の近くまで行き、デブリを地球の方に落としたりして燃え尽きさせます。
あるいは資源として有望なら回収したりとか。
(そんなエピソードあったか思い出せないけど、レアメタルとかならありえる)
ちなみに軍の宇宙機雷とかは回収してはいけないらしい。
このスペースデブリ、宇宙開発が進むにつれて数が増え続け、
人工衛星などにヒットすると、なにせ大気摩擦のない場所ですから、
速度エネルギーが非常に高く、チリみたいなのでも衛星を破壊してしまったりするんですね。現在でも問題になっています。
さらに衛星軌道兵器(キラー衛星)などを使用すると爆裂的に増えて、
(10年以上前に中国の実験でエライ怒られてました。中国政府が)
さらに増えたデブリが、他の衛星その他を破壊して、さらにデブリを増やす。
こうしてついに地球近傍宇宙空間が使用不可能にまでなるという、
ケスラーシンドロームが引き起こされてしまう。
こうなってくると、もう宇宙開発は不可能になってしまいます。
作中ではケスラーシンドロームを故意に引き起こそうとするテロ屋も出てきますね。
デブリ屋は宇宙の機雷掃海部隊として、
宇宙開発において非常に重要なんですね。
主人公たちは民間企業ですが。
さあてそんな宇宙生活の中で、
より遠くを目指せるエリート宇宙飛行士を目指す主人公ハチマキ。
フシギちゃん系ヒロインのタナベ。
黒人船長のフィー船長(女性既婚者)
ハチマキと同じ船外作業員のユーリ(奥さんが日本人でデブリ事故で亡くなっている)
こんなメンバーで、毎日、デブリ掃除のお仕事に励む日常を、
マンガとして描いた作品です。
原作版、アニメ版、どちらも非常に評価が高いのですが、
私は原作版の方がスキです。
今回も原作版の紹介のつもり。
原作版では、ヒロインの不思議ちゃん度が高く、
なんかこの子、普通の育ちではなく、割とスピリチュアルな経験を幼児期にしてるんですよね。仏教系の話も普通に入って来るし。
なんなら仏教メタルバンドが出てくるし。
魂、命、といった深いテーマにもサクッと踏み込んでくるのですが、
アニメ版はそこまでではなかったので、私としては不満でした。
もはや私が紹介するより好きな人の記事を紹介するにとどめます。
スキな人がスキな作品を語るのに勝るものはないですからね。
さて。
次はケスラーシンドロームっぽいのを題材にした宇宙SFを紹介します。
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