- 運営しているクリエイター
#短編集
篠房六郎短編集 子ども生物兵器(空談師ショートバージョン掲載)【読書紹介が嫌いだなんて思ったことありません。ただちょっと耐えられないだけで「それを嫌いというのだ」】
隠れた名作マンガ短編集。 この人のデビュー作ですが(と私は思ってる) かの「空談師」のショートバージョンが載っています。 こちらこそが本来の「空談師」なのですが。 さてこの人は不遇のマンガ家です。 生粋のストーリーテラーでして、 脚本あらすじは究極な面白さなんですが、 (細かい話の割にはすべてつなげてくる。伏線回収率120%) しかし絵柄が好まれなかったのか、 いつも作品が打ち切りに。 ファンは「また理解されなかったか」と悔しかったものです。 というわけで、私的には大名
海を見る人(著:小林泰三:短編集)【まだ読書紹介の真の恐ろしさを理解していないようだな。シン・オソロシサを!「大変だ。兄ちゃんが壁に向かってなんか言ってる」】
小林泰三先生の短編集の中でもっとも逸品がつまってるもののひとつ。 長編「天獄と地国」の短編バージョンがまずあります。 前に長編バージョンを紹介しましたが、短編バージョンの方がリリカルで良いという人が結構おられます。 長編バージョンの紹介はこちら。↑ 「時計の中のレンズ」 こちらは逆に、円筒形の中の世界です。 まあ某スペースコロニーと同じですが、いちばんの違いは山があること。 円筒形スペースコロニーは回転により疑似重力を作ります。 つまり、真ん中の回転軸の辺りは、無重力に