エリザベート ハプスブルグ家最後の皇女(著:塚本哲也)【この読書感想文をまとめると、ひとりの少女の物語】
このエリザベート姫様は、
有名なフランツヨーゼフ皇帝の皇后のことではありません。
その息子、ルドルフ皇太子。
この人が愛人と悲劇の死を遂げてしまうのですが、
彼には娘がおりました。
そう、皇帝の孫のエリザベートです。
父を亡くしたお姫様はお爺様皇帝に溺愛される少女時代を送ります。
帝国崩壊の時代に青春を迎え、
またしても、もはやハプスブルグ伝統となりつつある、
身分違いの結婚をして皇位継承権の外に出て、
そして戦後のオーストリア共和国で、
社会党系の人となって、
赤い