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プロテクター(著:ラリイ・ニーブン)【読書紹介よ。本来の自分に目覚めるのだ「や、やめろぉ」その後】

ラリイニーブンと言えば、
あのパペッティア人とかが出てくる世界。
ノウンスペースシリーズという、
スペオペを書いて有名になった人。

だいぶ前です。すいませそ。

ただその世界観で、
舞台裏の事情を描いた異物としか言えない作品があるので、
ちょっと紹介してみまそ。

ノウンスペースの世界は、
ごく普通のスペオペです。
普通すぎる。

しかしこの「プロテクター」だけは、
背後にあるオッタマゲ設定が、白日の下に晒されるのです!

地球人類は、とある宇宙人の子孫だった。

いやいや、それだけなら、80年代SFのテンプレで賞。
もういい加減に飽きられてんだよ。

まってください。
もうワンツイストあります。

それは、この生物は成長すると第3モード「プロテクター」に変異する。

この「プロテクター」
外見的にはプレデターぽい。(私はそうイメージしてた)
全面が装甲に覆われ、
思考はサイコパス化して冷酷非情で果断、
極端な高知性。

地球人類はそのきっかけがないので、
幼体モード、成体繁殖モード、の2種類だけで人生を終えてしまうが。

本来は「プロテクター」と言われる第3モードが存在し、
それが発動すると、種の防衛を専門に戦う、冷酷非情なバイオ戦士になってしまうのだ。

本来、この種族は、第1モードと第2モードの人たちを、
第3モード「プロテクター」が守る社会を築く。
そういう生物だったのだ。

ただ第3モードに入るきっかけが特殊なので、
地球人類はこの過程を経ていない。

いつしか地球人類は第3モードを持たない生物として、
何万年もの月日を過ごしてしまったのだ。

しかしきっかけがあれば、
当然に「プロテクター」に覚醒するのだった。
きっかけは、宇宙からやってくる。

そして。
甦れ。プロテクター!
宇宙の脅威から人類を救うのだ。
しかしやることなすことドン引きだ。

という、人類は実はクリーチャーだったという小説なのです。
というかなんだろうな、この類型は。

この話だけは舞台裏であり、
そういえば植民惑星のひとつが、いつの間にか無くなっているな。
と思ったら、こういう理由だったのですね。

うーん、ちょっとクトゥルー感があるぞ。
どうですか。
これ現代アニメでリメイクやりまへんか?

美少女が覚醒してクリーチャーになって人類を守る話とか。
え? もうあるって?

追記:タイトル絵はちょっとちがうかな?


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