読書日記・理由はわからないけれど本を読んでいる。それだけ。
11月2日(木)
買い物に行くたびに「え?これだけ買うのに〇〇円???」と思うことがめちゃくちゃ増えた。もう何を買っても「高い!!」と言ってしまう。家計大打撃! ということで、うだひろえさんの『書くだけで月の生活費が13万円減った!奇跡の「づんの家計簿術」』を読んだ。
「づんの家計簿」を始めたことで、お金の流れが理解でき、そして13万円の支出減に成功したうださんのマンガがとても面白かった。影響されて何度か挫折している「づんの家計簿」を再スタートすることを決意。さて、どうなりますか。
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11月3日(金)
やってきました!三連休!!! さて、今日からの連休中、どれだけ姉弟喧嘩を回避できるでしょうか! と思っていた矢先、朝から小競り合いのようなものが頻発。やらなければならないこと、買わなければいけないものなど、頭の中で整理したいのに何も考えられず、ただただ姉弟喧嘩の対応に追われて、玉子を買うの忘れた。
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11月4日(土)
久しぶりぃ~♪ ぃやだ~、元気だったぁ?? 最近見かけないからぁ~、どうしてるかなぁ~と思ってぇ、来てみちゃったぁ~♪ てな具合に、風邪のウイルスが私の体内へやってきた。久しぶりに喉が痛くて眠れない。
駒井稔さんの『私が本からもらったもの』を読んでみた。8人の翻訳者さんが語る本の思い出話。この本は、音声配信を書籍化されたものらしいんだけど、実際に音声を聞いてみて思ったのは、やはり書籍のほうが理解しやすいということだった。私はどうも耳で聞いて理解する能力が欠如している。
翻訳者さんたちに対して「本からもらったものは何か」という問いかけがあるんだけど、そう問われて答えられる翻訳者さんたちがすごい!という感想しかなかった。私はいつだって軽い気持ちで本を読んでいるので、本に何かをもらうなんて考えたことがなかった。色んな気づきを得ているはずなのに、読んだ本の内容を片っ端から忘れてしまう私にとっては、得ているようで実は何も得ていない可能性のほうが高い気がしてきた。何も得ていないとすると、私はなぜ、本を読むのだろう。うーん。謎。
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11月5日(日)
一度に読むともったいないので、毎日少しずつ、家事の合間に『きのう何食べた?』を読んでいる。年齢を重ねても仲良く暮らせる、シロさんとケンジ二人の関係が本当に大好きで、最新刊が出るたびに一巻から読み返すというのをもう何度もくり返している。それでもぜんぜん飽きない。一巻から読み返すと、着実に年齢を重ねている二人の姿も描かれているんだけど、でも悲壮感ただようことはなくて、ただただ楽しく読める作品なのがすごい!!!と思った。
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11月6日(月)
すっかりと風邪も治ってしまい、風邪を理由にあれこれをサボろうとしていた私は、自分の回復力の速さが信じられずに呆然とする。
『ははとははの往復書簡』を読む。母親になってからというもの、自分のいたらなさに日々ぶつかっていて、そのたびに自己嫌悪や自己卑下をくり返していたんだけど、そうやって悩んでいるのは自分だけじゃないってことを、この本を読みながら教えられ勇気づけられている。それと同時に、こうして自分の思いを率直に言語化できる長島有里枝さんと山野アンダーソン陽子さん、お二人の文章力に打ちのめされてもいて、とても不思議な気持ちを抱えながら本を読んでいる。癒されているようでいて、打ちのめされている。とても貴重な体験。