繊細で男社会から降りたフーデリ配達員。 「自分と同じ苦しみを味わう人が減ってほしい」という思いの下、ジェンダー平等の実現、差別や不公平の解消、そして一人でも多くの人が貧困や困難から解放されることを目指して行動したい。

繊細で男社会から降りたフーデリ配達員。 「自分と同じ苦しみを味わう人が減ってほしい」という思いの下、ジェンダー平等の実現、差別や不公平の解消、そして一人でも多くの人が貧困や困難から解放されることを目指して行動したい。

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どうしてUber配達員は増えないのか?原因は?

他の仕事に比べて圧倒的な自由度の高さを誇り、収入も他のアルバイトやスポットワークに比べると高く、時には圧倒的な高さになることもある。 シフトなし。人間関係もほぼなし。自由。 サポートも万全なので、端的に言えばただ運ぶだけでいい。それだけで稼ぐことができる。 それがUber Eatsを始めとするフードデリバリーの配達員だ。 人は自由を望む。自由は翼である。フードデリバリーとは、まるでレッドブルのごとく翼を授けてくれるものである。 異なる収入源を確保したいサラリーマンから、FI

    • まだ低賃金で消耗してるの?~月収100万円も夢じゃない!東京フーデリ配達員のすすめ~

      皆さんはご存知だろうか。 東京のフーデリ配達員は、驚くほど稼いでいることを。 月収100万円を稼ぐ配達員が何人もいる。 年収にすると700万円~800万円クラスの配達員もたくさんいる。 「とは言っても、こんなに稼げるのは一部の猛者だけで、大多数は稼げないんでしょ?」と思うかもしれない。 でも、そんなことは全くない。 特別な資格が無くても、業界経験が無くても、体力さえあれば可能。 とはいえ、これを達成するためには相当なハードワークが必要。一昔前の佐川急便のような休日返

      • 「自衛すべき」はなぜ悪なのか?

        1. 被害者側に一方的な負担を強いる上に効果が限定的だから これが最も大きい理由。「自衛すべき」は、被害者サイドに対してのみ一方的な負担を強いる。 そもそもなぜ自衛せざるを得ないのか?を考えてみよう。加害者サイドが加害するからだ。 家に鍵をかけるのもそうで、たとえば住民全員が顔見知りで安全なコミュニティなどでは家に鍵をかけないのが一般的な場合もあるそうだ。 自衛が必要なのは、加害から自らの身体や財産を守るためであって、出発点は「加害」である。 自衛することで確かに被害

        • 男性フェミニストにできること、やるべきこと

          突き詰めると、「他の男性に対する啓発」と「防波堤」だと思う。 他の男性に対する啓発 女性やマイノリティは男性に比べて弱い立場に置かれており、女性やマイノリティが声を上げても男性は聞く耳を持たなかったり、逆に攻撃してくる場合も多い。 他方で、男性が男性に向けて啓発したり、声を上げるのならば、比較的聞き入れられる可能性が高い。それはすなわち、フェミニズムを通じた社会の変革がよりスピーディーに進む可能性を意味する。 政治家や組織のリーダー、意思決定層の多くを占めるのが男性であるか

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          4本

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          新年、反省

          2024年の幕が開けた。 2023年を振り返って思うのは、「1年間無駄にしてしまった」ということだ。 2022年の大晦日に、僕はこのように抱負を述べていた。 ところが、実際には2023年もTwitterでのレスバに終始してばかりで、noteでの発信やフェミニズム関係の読書はほとんど進まずに終わってしまった。 買った本は積読ばかりで、1冊も読了できずに終わった。 しかも、その2022年でさえ、2021年の反省も活かすことができていなかった。 結局、楽な方に流されてしまっ

          新年、反省

          横断歩道で歩行者を優先した車にお礼を強いることの問題点

          はじめにいつものようにTwitterを開いていると、あるツイートが飛び込んできた。 情報によれば、岡山トヨペットが制作した「桃太郎絵本」という絵本の中の1ページであるとのこと。 幼稚園では「横断歩道では歩行者のために止まってくれた自動車ドライバーにお礼をしましょう」と教わるが、横断歩道で歩行者を優先させるのはドライバーの好意ではなくそもそも道路交通法第38条で定められた義務である。 単に法的義務を果たしただけのドライバーの「好意」に感謝しましょうと言うのは、歩行者をわきま

          横断歩道で歩行者を優先した車にお礼を強いることの問題点

          なぜ僕はネトナン的アプローチを取ってしまったのか

          はじめに今でこそフェミニズムに連帯している僕だが、かつてはネトナン的なアプローチを取っていた時代があった。 当時から「アプローチは性的加害になり得る」と気づいていたにもかかわらず、性的加害をしてしまったのだ。 程度は弱まれど、性的加害を完全にやめることは今でさえ出来ていない。相手の気持ちを尊重できていないなと自分で思う。 今思えば愚か極まりない選択を、なぜ取ってしまったのか。 背景から振り返っていこうと思う。 背景僕は、幼少期からあまり他人に関心がなかった。 幼稚園児

          なぜ僕はネトナン的アプローチを取ってしまったのか

          モラハラやDVをする人間の見分け方

          こんにちは、鳥です。 モラハラやDVをする人間は、冷酷なサディストであり、無慈悲なくらいに相手に対して暴力的な行動の限りを尽くします(本人の自覚の有無に関係なく)。 ならば見抜けるでしょ?と言う人も少なくないですが、現実には難しいです。交際経験豊富な人だったり、相手を見る目がある人でも見抜けないケースが多々あります。 それはなぜか。「そういう人間は擬態が上手い」からです。 シンプルに言うと、「理想のパートナーを演じることが極めて精巧にできる」のです。 実際、ツイッターで

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          "弱者男性"が生きづらさから解放されるためには

          こんにちは、鳥です。 久々のnote公開となります。 実は僕も、かつては自分を「弱者男性」と考え、恋愛や結婚にこぎつけられないことによる生きづらさ・無力感を感じていた時期があります。 ですが、今では自身の変容を通じて、乗り越えることができました。 今回は、僕の体験談や各種の情報を元に、生きづらさから解放されるためのステップを指南していきたいと思います。 そもそもなぜ弱者男性だと思うのか?直接的な理由を列挙すると、概ね以下に集約されそうです。 ・彼女が出来ない ・結婚がで

          "弱者男性"が生きづらさから解放されるためには

          僕が男らしさから降りるまで(~小学生期)

          「有害な男らしさ」というワードがTwitterのTLを賑わせている。 そもそも「有害な男らしさ」とは何だろうか。個人的に考察したところ、「男らしさ」とされる事象のうち暴力性・支配性・非共感性といった、他者に悪影響を強く及ぼすものについて言われることが多いようだ。 具体的には「女性をリードする」「仕事に励んで妻子を養い、家事育児は全て任せる」「悩み相談をされたら解決策をまず出す」「泣いてはいけない」などである。 振り返ってみると、こうした「有害な男らしさ」は男性ならば幼児期

          僕が男らしさから降りるまで(~小学生期)

          早押しのリアルと課題〜脱"昭和館"なるか〜

          ※以下の内容は2021年12月当時のものです。 2022年8月からアプリが改善され、Uberと似たようなシステムになっています。報酬単価なども当時とは大きく変わっており、現在はオークション形式で配達員が受諾するまで少しずつ上がり続けるシステムとなっています。 2020年5月に業務委託配達員の募集を開始して以来、他社と一線を画す「流れてくる複数の配達オファーの中から配達員が選んで受注する」システムを採る出前館。 AI等を用いて自動的に配達員にオファーを振り分ける仕組みとは勝

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          男性フェミニストにできること

          はじめにこんにちは。男性フェミニストを自負する鳥と申します。 女性に対する構造的な差別、理不尽な取り扱い、不当な人権の侵害。 これらは、中絶の配偶者同意や賃金格差、入試における不当な減点措置といった形で、今なお色濃く残存し、罷り通っています。 女性だからという理由だけで、人権が蹂躙されているのです。 基本的人権の尊重に照らし合わせて、 あまりにも理不尽で凄惨すぎる!これでいて何が「基本的人権の尊重」を謳った民主国家だ! との怒りから、今年に入りフェミニストを自負するよ

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          人はいかにして「与党支持」から降りるのか?~僕の経験から~

          こんにちは。 1年ほど前まで与党支持者だった、鳥です。 今でこそ野党支持者になっていますが、それまでは与党支持者だった期間が長かったのです。 与党支持者だった僕が、いかにして変わっていったのか。 まずは、時系列で振り返ってみます。 1. 経緯幼い頃、公教育や周りの大人から「先生の言うことを聞きなさい」「大人は君のことを思って言っているのだから」と幾度となく言われてきた。 元来の我の強い性格ゆえ反抗してきたが、高校生くらいになると「大人に従わなかったことが原因といえるよう

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          僕の価値観・性格について

          みなさん、こんにちは。いつも記事を読んでくださりありがとうございます。 鳥です。 僕の価値観は、ここ1~2年で変化しました。 自分自身でも棚卸ししきれてない面があるため、ここに一度まとめるとともに、自己を分析したいと考えました。 よって、ここに記します。 (特にエッセンシャルな部分は太字にしています) 価値観・「公正」「公平」を何よりも重視。 ・人権は天賦されたもの。一人ひとりは自由であり、尊重されるべき。 ・社会の常識や慣習に左右されず、一人が自分らしく自己実現を

          僕の価値観・性格について

          道路の最高速度引き下げの可能性

          日本では2009年に規制速度の決定手法が変更され、多くの道路では以前より最高速度が引き上げられた。諸外国でも2010年代前半まではこの傾向であったが、後半に入ると一転して引き下げを行う事例が増えてきた。 具体例としては、フランスにおける一般道路の最高速度80km/hへの引き下げ、韓国における市街地の原則一律50km/hへの引き下げが挙げられる。 ここでは、諸外国における引き下げ事例ならびに日本での実施可能性について、個人的に考えたことを記していく。 1. 具体的事例2018

          道路の最高速度引き下げの可能性

          男性の僕がフェミニストになった理由(本編)

          先日のnoteでは、男性がフェミニストになり得るために必要と思われる要素について解説しました。 今回は、具体的に「フェミニストになった理由」について解説します。 1. はじめに時系列編では、経験を通じて僕の考えが変わっていく過程を述べました。 しかし、同じような経験をしても、誰もが僕のように女性の生きづらさについて考えるようになるわけではないと思っています。 ましてや、男性側からするとフェミニズムやフェミニストの存在は、自らの地位や関係を脅かす存在に映ることも多いと思いま

          男性の僕がフェミニストになった理由(本編)