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平林緑萌の歴史雑記

編集者・平林緑萌の歴史に関する随筆集です。単体でもお買い上げいただけますが、継続購読の方がお得になっております。内容的には中国古代史や日本古代史および中世史、文化人類学などが中心…
月に3〜5本程度更新します。文字数は2,000〜3,500字くらいです。「面白く分かりやすく」では…
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#古代史

「騎馬民族征服王朝説」について思うこと

 歴史雑記172 (本記事は月額500円の定期購読マガジンに含まれています)  ついこの間読ん…

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平林緑萌
1か月前
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記紀神話の成立時期について

 歴史雑記164 (本記事は月額500円の定期購読マガジンに含まれています) はじめに  以前…

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平林緑萌
6か月前
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稗田阿礼は『古事記』を暗記していなかった

 歴史雑記155 (本記事は月額500円の定期購読マガジンに含まれています) はじめに  諸星…

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平林緑萌
9か月前
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日本古代史のおさらい② 系譜/伝承はどの程度遡るのか?

 歴史雑記153 (本記事は月額500円の定期購読マガジンに含まれています) ※ヘッダは明治時…

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平林緑萌
11か月前
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ある読書会と『左伝』

 歴史雑記151 (本記事は月額500円の定期購読マガジンに含まれています) はじめに  大学…

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平林緑萌
11か月前
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日本古代史のおさらい①  奴国王から5世紀まで

 歴史雑記150 (本記事は月額500円の定期購読マガジンに含まれています) ※ヘッダ画像は室…

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平林緑萌
1年前
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八咫烏は「でかいカラス」であることについて

 歴史雑記149 (本記事は月額500円の定期購読マガジンに含まれています) はじめに  この記事では、記紀における八咫烏が表題のとおり「でかいカラス」であることを、傍証を含めて淡々と記す。  現在は三本足で描かれ、大陸中国及び朝鮮半島にも早くから見られる「三足烏(さんそくう)」と習合してしまっているが、記紀、風土記、降って『先代旧事本紀』にも八咫烏が三本足だとは記されていないのである。  よく知られるように、記紀が編纂されるころには多くの漢籍が伝来しており、『史記』も『

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中国古代の名前(諱)あれこれ②

 歴史雑記149 (本記事は月額500円の定期購読マガジンに含まれています) はじめに  さて…

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平林緑萌
1年前
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中国古代の名前(諱)あれこれ①

 歴史雑記148 (本記事は月額500円の定期購読マガジンに含まれています) はじめに  以前…

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平林緑萌
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中国古代の姓あれこれ

 歴史雑記145 (本記事は月額500円の定期購読マガジンに含まれています) はじめに  「張…

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平林緑萌
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柿本人麻呂伝説を追う──葛城市柿本をめぐって

 歴史雑記137 (本記事は月額500円の定期購読マガジンに含まれています) はじめに  柿本…

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平林緑萌
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謎の「高祖十二年六月」──『史記』功臣表の原史料はなにか 

 歴史雑記131 (本記事は月額500円の定期購読マガジンに含まれています) はじめに  この…

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平林緑萌
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『論語』の語りの構造──顔回を例に

 歴史雑記119 (本記事は月額500円の定期購読マガジンに含まれています) はじめに  前々…

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平林緑萌
2年前

人柄を復原する難しさ──孔子・始皇帝・劉邦を例に

 歴史雑記117 (本記事は月額500円の定期購読マガジンに含まれています) はじめに  僕は中国古代史を専攻し、数年前から日本中世史の本を編集することが増えてきた。  そうすると、どうしても羨ましいことが出てくる。  日本中世史の主要な史料に「書状」があるが、なかには自筆のものや、家族宛の細々とした内容が記されたものもあり、当該人物の人柄がわかるのだ。  しかし、中国古代史ではそうはいかない。  かろうじて復原可能といえそうな最古が孔子、そしてその次はもう劉邦になってし

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