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頭が思考で溢れた時は、ジャーナリングで全てをかき出そう

どうしても言葉がまとまらない!頭の中で言いたいことがぐちゃぐちゃに絡まってしまう!と感じている方は、ジャーナリングを試してみませんか?



もう大晦日ですね!2025年も目前です。
私は、卒業制作に向けて作業をしている今日この頃です。

大学生活4年間最後の集大成である卒業制作ですが、最後に4年生全員の作品を集めて展示会をします。
ある時展示する作品の説明文を書き出していたのですが…。

書きたいことはたくさんあるはずなのに、なんにも言葉にならない…!
作品の説明文ですから問題提起、何故このような作品を作ったのかという理由、この作品が世の中をどう変えるのか…、など、説明しなければならないことがいくつもあります。

考えを言語化するのは得意な方だと思っていたのですが、何故だか本当に言葉にまとめることが出来ませんでした。

でも締め切りは今日まで…どうにかして文章にまとめなくては…という状況で何をしたかというと、それが冒頭で書いた「ジャーナリング」です!

ジャーナリングってなんだ?

ざっくりと説明すると、ジャーナリングとは、頭に浮かんだことをそのまま書き出していく事です。「書くことが浮かばない」と思っても、それをそのまま書けばいいので気が楽です。


書きたいことはいっぱいあるのに…

ここまで色々と考えて制作してきたため、決して書くことが無い訳ではないのです…。
私の制作している作品は、
「こんな問題がある」

「その問題はこんな理由が原因で発生している」

「その原因に基づいた新しい解決方法」
という問題とアウトプットの因果関係が複雑なので、説明したいことがたくさんありました。

もうこれは頭だけで処理できないな…と思い、まずは自分が説明したいことを全部つらつらとノートに書き出しました。


ノートに考えの痕跡をバックアップ

すると書き出しているそばから「あれも言いたいんだった」「そうだこれも書かなきゃ」と色々言いたいことが出てきました。

私の場合は、「後から書いたものを俯瞰して本当に言いたいことに気づく」というよりも、書きながら思い出していく感じでした。

説明したいことを考えても、いつも同じ考えのルートにはまってしまってそれ以上のことが出てこなくなってしまうというか…。

例えるなら、自分でこだわって焼き上げた食パンの説明を考えたくても、毎回こだわりの酵母や焼き方についてのことばかり思い出してしまって、小麦の産地のことや素材の良さについて説明することを忘れてしまう、という感じでしょうか…。

例えはともかく、いつも必ず陥ってしまう思考のループも、一回書き出してしまうと陥りずらくなり、もっと色んな考えが出てくるようになりました。手書きは言ってしまえばオートセーブと同じですから、保存をしなくても勝手に思考の痕跡が残されていくのも面白いですよね。

筆が乗ってきて3ページ目に突入するころには、脳内からズルズルと考えが出て来て、まるでマジシャンが口からトランプを出すあのマジックくらい滑らかに結構な情報量を書き出していました。


ジャーナリングしてよかったこと

ジャーナリングは「書く瞑想」とも呼ばれています。私にとって1番わかりやすかった効果は、「回り続けていた思考が止まったこと」でした。なんとなく瞑想の効果とは少し違うかな?と思っていましたが、今思うとこれまさしく瞑想による効果ですね!!!

くちゃくちゃに絡まった思考がほどけて、なんというか脳の疲れが取れた感覚がありました。それまでずっと同じことばかり考え続けていたので、この効果は本当にありがたかったです。



卒制や卒論のために考えをまとめている人や、今年一年の振り返りなど、色々な経緯で自分の考えを整理したいと思っている人はぜひ、ジャーナリングで頭の中を全部掻き出してみませんか?

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