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エッセイ ─日常のことをつらつらと─

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日常や、子育て、映画や本の感想などを綴ってみたいと思います。
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2024年10月の記事一覧

10月31日

毎月1日は、本を買う日と決めている。1ヶ月に5冊ほど、まとめ買いをする。 そのために、何度か書店に足を運び、リサーチしておく。 本屋との相性もある。 出版社ごとに並べている書店が多いが、全部まぜこぜの書店もある。平積みの本の具合や、ホラー特集、豪華な装丁特集が組まれていたりと、書店の演出にも個性がある。 古書店などだとよくわかる。何に特化している店か明確だったりする。 最近はジャンルに特化した書店もあるそうで、面白そうだ。 今は書店が減っているので、近隣に書店が1

10月29日ー念願のあんみつ

我が家には小学生の男の子が2人いる。 小学生は朝早くに重たいランドセルをせおって学校へ行き、6時間授業を受けて、帰ってくる。帰ってくると、習い事や、宿題と忙しい中、外でも遊んで、家の中でも遊んで、好きなテレビやYouTubeまで見て、大人より早く寝る。 こうしてみると、子どもはちゃんとやりたいことと、やるべきことを両立させているなと感心してしまう。 大人は、やりたいことを仕事にできている人は、1日の大半がやりたいことで埋め尽くされているかもしれないが、仕事以外にも大なり

10月28日━かたっぽさん

洗濯物をたたんでいると、靴下が片方見当たらないことがある。 そんな時は、靴下捜索隊が結成されて探しはじめる。 洗濯槽に残されていないか。 洗濯機から今いる場所への道のりに落ちてはいないか。 はたまた、ベランダで風になびかれて外に落ちてはいないか。 ソファの下も探す。 それなのに見つからない。 かたっぽにされた靴下は、どこか寂しそう。 「ここで待っていれば、いつかきっと巡り会えるからね」 そう言って、引き出しで待機してもらうと、その後の洗濯で巡り会えることがだいたいだ

10月27日━おうち駄菓子屋はじめました

「トリックオアトリート」  今日は街のあちこちで仮装している子どもたちの姿を見た。  息子たちも地元のハロウィンイベントへ行ってきた。  私が子どもの頃はハロウィンは今ほど浸透していなかった。  もし、自分が子どもだったら、どんな仮装をしたいか考えてみた。  本来のゾンビの仮装は怖くて嫌がっただろう。ディズニープリンセスのようなドレスも憧れるかな。いやいや、どちらかというとジブリ派かな、などと考えた。  さて、帰ってくると家のお菓子箱は今日もらったお菓子でいっぱい

10月25日ー「運が悪い」は運がいい

駐輪場で自転車を停める。 有料の駐輪場を利用したことがある人ならわかると思うが、自転車のタイヤを乗せる装置が低いのと高いのが交互にならんでいる。私はいつも低いのを探しもとめて停めているが今日はあいにく空いてなかった。 しかたなく高い方に停める。 三十数キロの自転車が上がらない。 何度がチャレンジしてようやく上の方まで行くがあと少しというところで隣の自転車のハンドルがあってのぼらない。 隣の自転車を少し傾けて最後まで上りきる。安心して手を離すとずりずりと落ちてくる。 もう一度自

10月24日━鎌倉

鎌倉が好きで、macの壁紙も鎌倉の景色を切り取ったものを使っている。 寺院があり、山もあり、海もある。 今と昔が交錯している。 仕事で、鎌倉を特集した連載記事を扱ったことがあった。 毎回見ているうちに、行ってみたくなったのがきっかけだったと思う。 友人と秋の紅葉の時期に訪れた。 紅葉と寺院の景色が、自分の中に眠っていた和的美的感覚を目覚めさせた。 どこを切り取っても絵になるような美しさで、写真を撮らずにはいられなかった。 日帰りでは、見きれない。毎週のように訪

10月22日

noteの投稿ページを開くと、 “こんばんは。お体に気をつけてくださいね。“と書かれていた。 この時間(朝5時)は「こんばんは」なのか、と思った。 子どもの頃、午前中に人に会って「おはようございます」と言ったのに「こんにちは」と返されて、何時から“こんにちは”なのかということを不思議に思ったことがある。 10時頃から“こんにちは”だと教えてもらった覚えがある。では“こんばんは”は何時かというと辺りが薄暗くなる17時か18時頃になると自然に切り替えていたと思う。 “お

10月21日

 若者がコンビニの前にペットボトルを置いた。 男A「え、なに?どうしたの?」 男B「中で同じの売ってるから」 男A「あぁ、間違えられるといけないから?」 男B「そうそう」  レジ袋がなくなって困惑することの一つに、買い物のはしごである。  ドラックストアに行ってから、スーパーに行く。すると、さっき買ったラップがスーパーの商品棚にもある。  腕からぶら下げているエコバックに入っているのと同じ種類のラップだ。  細長いからエコバックからはみ出さんばかりに主張してくる

10月20日

サーーという音がして、夜中に目が覚めた。 霧雨が風で窓に打ち付けられているような音だった。 寝ぼけまなこで外を見ると、地面は濡れてない。 空気清浄機の音かな、そう思い直して、また寝てしまった。 今朝起きて外を見ると、さー、さーという音がして風が強く吹いている。雨は、やはり降っていなかった。 朝早いと、子どもたちもまだ寝ているので、家の中は静かだ。 でも、耳を澄ますといろいろな音がする。 換気口の音、家電の低音、他にも説明のつかない音が漂っている。かすかな連続音が

10月17日

明日の朝、起きれるかわからなくて不安だ。とか、 目覚ましを何個もかけておいたのに起きれなかった。とか、 そもそも目覚ましが鳴らなかったとか。 朝起きれる保証なんてどこにもないのに、人には睡眠が必要なので、寝る。 なんとリスキーなことだろう。 上記の起きれない原因として一つ、推測されることは、いくつも目覚ましをかけていると、また次に鳴ってから起きればいいや、と頭の隅っこで甘い考えが出てしまうのではないか。 少なくとも、スヌーズ機能を使っている時の自分がそうであること

10月16日━華麗なる変身━

家族に「夕食は何食べたい?」と聞くと、たいてい「なんか」と言われる。 なんかと言われても困ってしまう。 苦し紛れに、スーパーに「なんか」という献立セットが売っていたらいいなと思ってしまう。 嫌いな家事ランキングを見ると「献立を考える」はたいてい上位に入っている。 365日、1日3食考えるとなると、1095食分考えることになる。 重なったらいけない、と言うルールはない。だが、頻繁に同じメニューだと家族からクレームがくるかもしれない。栄養バランスも考える。 離乳食の子ど

10月15日

 夜、坂を登っていた時のこと。  正面から、小学生くらいの男の子が自転車で降りてくるのが見えた。  よけよう、と思っているうちにどんどん近づいてくる。  ついぞよけきれずに、男の子の方がよけてくれた。  その時、男の子が 「クソババア」 と言って走り去っていった。  聞き間違えかな、と思ったが聞き返すわけにもいかない。  確かにまごまごしてよけきれなかったのだから仕方がない。  それに、男の子はうちの息子と同じくらいの年頃だった。  マイペースで周りから影

10月14日

 昨日は何度もパソコンを開いてみたものの、書けなかった。  まあ、そんな日もあるか。と思って、今日、また悩む。  こんな時はと思って、Word Cascadeを見てみた。  なんの脈絡もない言葉が流れてくる。  ピンとくる言葉があった。それは「方向音痴」。  私は方向音痴である。  例えば、自動車の免許を取るとき、最後の試験で道を間違えた。  ハイキングへ行った時に、人気のハイキングコースのはずが、誰にも会わず、ついには道がなくなる。遭難するんじゃないかといつも

10月12日

 今日は5時に起きることができた。「⚫️時に起きたい」と思っていると起きられると聞いたことがあったけれど、本当なんだと驚いた。  そもそも、私の体内時計なんてあてにならない。  夢中で書き物をしていると、お昼を食べ忘れる。それどころか、朝なのか夜なのか、もわからなくなる時がある。夜中の丑三つ時に目がさめる。  中高生の頃、お昼が近づくとお腹がなるのが恥ずかしくて椅子を座り直すふりをしてちょっと引きずって音を立ててみたりしていたが、今はそんなことない。  それなのに5時