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10月27日━おうち駄菓子屋はじめました

「トリックオアトリート」

 今日は街のあちこちで仮装している子どもたちの姿を見た。

 息子たちも地元のハロウィンイベントへ行ってきた。


 私が子どもの頃はハロウィンは今ほど浸透していなかった。

 もし、自分が子どもだったら、どんな仮装をしたいか考えてみた。

 本来のゾンビの仮装は怖くて嫌がっただろう。ディズニープリンセスのようなドレスも憧れるかな。いやいや、どちらかというとジブリ派かな、などと考えた。


 さて、帰ってくると家のお菓子箱は今日もらったお菓子でいっぱいになった。

 我が家のお菓子には、値札が付いている。

 数ヶ月前から始めた試みだが、私が食材の買い物ついでに大パックのお菓子を買ってきて小分けにして、値段をつける。そこから子どもたちが買う仕組みになっている。

 夏はアイスも箱入りのものを1本いくらと書いて冷凍庫に入れておく。

 子どもにお菓子やアイスを推奨しているわけではないが、どうしても食べたがるので、この際、お金の使い方を学んでもらおうという魂胆である。


 身の回りのものは自分で考えて選んで調達してほしいが、小学生は案外忙しい。駄菓子屋が近くにできたが、案外行く時間を作れなかった。

 そこで、いっそのこと「おうち駄菓子屋」を始めたのである。

 スーパーのバラエティパックや大パックも、バラせば駄菓子屋では手に入らないようなお菓子が、子どもが買える値段になる。

お金は大事だけれども、自分で使わないと使い方がわからないまま大人になってしまうので、あえて使う機会を作っている。

 小遣いは一週間ごとに渡している。最初の頃は失敗もあったが、失敗から学ぶことは大きい。今では7日間でどう使うか逆算してから使うようになってきた。

 もちろん、足し算、引き算も使うので、計算も得意になる。特に低学年は学校で算数を習うことが意味のあることとして実感できると思う。

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河村 恵
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