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砂の器 

発達障害の女の子のお母さんです。
月末なので、「お会い母さんの本棚」から。

松本清張 砂の器

「松本清張の砂の器」
清張さんの長編小説と言えば、この「砂の器」。殺人事件の犯人を追いながら、次々と事件が起こり、そして断片的なものが結びつき、重なりあっていく過程が小気味よく、どんどん引き込まれます。
方言について論じる方も多いですが、私が気になるのは背景にあるハンセン病
これについては、前記した「遠藤周作のわたし が 棄てた 女」の純粋なミツのことを思い出します。
医療未発達の時代でしかたないとはいえ、病気への差別。モヤモヤ。
華々しい成功や夢のある将来、築いた地位を守るために殺人を犯す、、なんとも理解しがたいものです。
本格的な長編は引き込まれ、推理小説は面白さがあり日常を忘れさせてくれます。
何度も読み、結末も知っているのに、手に取りたくなる本です。
今月も毎日の読書タイムが充実しました。




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