2024年7月の記事一覧
【詩】震える弱さ 清らかな孤独
これから幾千と、予想外の出来事にノイローゼとなるだろう。
しかしその後にすべてを乗り越えた、あの独特の、静寂があることを私は知っている。
乗り越えた先にはあたたかな世界がある。優しさがある。
私はこれからも幾千とノイローゼになるだろうが、その先にはまだ見ぬ素晴らしい景色のあることを、確約する。
波打ち波打ち、人生のさだめに、そこにこそ人としての感慨があるのだということを確かめていきたい。
【詩】惑うという夢
人生の暗闇に、不幸が不幸を呼んで、荒れ狂う。
でもどうにか生きる手がかりを探している。
後から思えばそれでよかったじゃないか。
それでほんとうによかったじゃないか。
尊かったじゃないか。
生きて春を迎えた人間はここに確かめる。
その自身の罪悪と、この人生の素晴らしさを。
よく頑張った!
【詩】信じないという平安
地獄を見たあの日から、私に一つ諦めがついた。
もしこの世界の心理を詳細に著述するような人がいて、それがいかにも理にかなっているように思えて、私が感動したとき。
でももしかしたら、騙されてる可能性だってあるよね。
そういうときに思う。
別にこの人がいてもいなくても、もとの私の人生に戻るだけではないか。
騙される前の世界も案外いいよね。
そうなると騙されないんだなこれが。
じゃあ帰結する