Aoy

22歳の大学一年生、人文学部所属です。[創作]シリーズは今後年月をかけて浮き出てくるであろう社会的・心理的課題を書いているつもりです。16歳の時にうつ病を患い、22歳で治癒しています。日々進化し続けていきたいです。よろしくお願いします。

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22歳の大学一年生、人文学部所属です。[創作]シリーズは今後年月をかけて浮き出てくるであろう社会的・心理的課題を書いているつもりです。16歳の時にうつ病を患い、22歳で治癒しています。日々進化し続けていきたいです。よろしくお願いします。

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    Aoyが過去に創作した作品集です

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【詩】始原

あなたがあまりにもあたたかく抱きしめるものだから 私の恥ずかしさも溶けて失くなってしまった そんなことに慣れるうちに 私の周りの人が笑うようになった 想う、若き日のあなたの老練 世代を超えて今も紅く煌めいている 夢を見よう それが青い炎に燃え移るまで

    • 【詩】翻訳

      あらゆる先人の方の尊い書物は 焚べられた人間知の集合だ 幸いにも感慨を獲た1人のものとして あなたに言葉を伝えたい あらゆる聖賢が言うには 「あなたが聞きたい音楽を あなたが聞きたいときに聞くこと」 これしか述べてないように思える

      • あ〜塾のバイトでまた怒られちゃうよ〜

        定時制高校時代からの友人と3人でグループになっているDiscordで、ある1人が「冬の匂い最高 スニーカーすべりんちょっちょちょす」と言ったので、いきなりのことにどうしようかと思った私は「そのスニーカーの裏 ペロりんちょっちょちょす」と返信したところ2人から何も返答がなかった時は何か不適切な発言をしたんじゃないかとノイローゼになりました。 米津玄師が『Azalea』(アザレア)という新曲を出して、ハマっています。あまりに切ないなあという感じなのですが、米津玄師を見ていると女

        • [創作]専門性に終帰する恋愛

          「あなたのことを信じているから。」 「ありがとう。最近の調子はどう?」 「クライアントの方の進捗がちょっと。言語化がうまくできなくて視聴率が伸びないみたいで。」 「そうなんだね。それはその人の言う"休み"を多くとってあげればいいよ。」 「え?そうなの?」 「休みがふっと力を抜けさせて、自分の中でエネルギーが巡るようになるからね。」 「そうか。そういうことかぁ。私もまだまだだね。」 「これをすぐ理解できるのがすごいよ。」 彼女はふふっと、笑った。

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        【詩】始原

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        記事

          【詩】光り

          動画から目を離した3分の間に 私の心は宇宙に拡散し 広大な感慨を連れて戻ってくる もはや質量 もはや質量 死をぶち抜く偉大な尊光 ペテン師と明師の区別は 子どもたちが見分ける

          【詩】光り

          [創作]影響

          かつて大学からの旧友だった社会人2人が再会した。 「よう、久しぶり。」 「久しぶり、元気してたか?」 「ぼちぼちやってるぜ。そっちはどうよ。」 「もうブログが軌道に乗りまくり。エンジョイ〜」 「ほう、いいな。うまくいってるんだな。」 「時代に恵まれたよ。そっちは公務員、どうよ。」 「今はまだ事務作業だから、そんなに困ることなくやってるよ。」 「ほう、でも事務も最初はむずかったんじゃないか?」 「研修があるから、俺はなんとか。研修なかったバイトに比べたら全然勝

          [創作]影響

          気のせいではないと思うのだけれど、演劇部を見せてもらったところ、その演劇の行き着く先とか悩ましいところの先の景色が、すべて私の書いた1000記事の内に包含されるような気がする...

          気のせいではないと思うのだけれど、演劇部を見せてもらったところ、その演劇の行き着く先とか悩ましいところの先の景色が、すべて私の書いた1000記事の内に包含されるような気がする...

          ありとあらゆるものごとを

          マリオカート8DX、スプラトゥーン3、荒野行動、スマブラ、太鼓の達人を人知れずずっとやっています。だいたいどれも中の上くらいです。 配信業やライブなどでお金を稼いでいる人に少し憧れている節があります。始めるのに多少のお金がかかるのはありそうですが、止まらないトーク、上手いジョーク、予期せぬハプニング、こういうことで笑いを取るお仕事に少し興味があります。 さらに付け加えれば、ラップをかれこれ2年間やっていまして、あとバリバリの体育会系だったのでスポーツは野球、バスケ、ハンド

          ありとあらゆるものごとを

          女性的な俺

          自分のブログを見返していて、かなり攻めたことを書いている自覚があったので、「こりゃあアンチもわんさかだわ」みたいな感が否めなかったのですが、 心が落ち着いてしっかりと自分のブログを見返してみると、わりかし語り口調が女の子か?みたいな感じがあるな、と思いました。 以前私という主語を使うのは女性にも男性にも中性的な印象を読者に与えるからだと書きましたが、割と本当に思ったよりそれがそうらしかったのです。 またそれが限りなく嬉しく、というのも世の男性像みたいなものに私は辟易して

          女性的な俺

          [創作]間接的に愛を受け取る

          「あなたのような若さで、思想書やレベルの高い実学書なんかを読んでいてすごいですね。」 「ありがとうございます。褒めていただいて嬉しいです。私が本を進んで読む理由は、本がなければ、つまり先人の智慧がなければ、私の心は絶対的に自立し得なかったからです。 時として絶望を垣間見るこの世界の中で、その無常の世界の上で、たぐり寄せる希望が一つもないとすれば、私は必ずや人も殺していたし、どんな悪行も尽くし、無闇に尊い生命をあらゆる限り奪い続けたことでしょう。 先人の智慧はそれを止めて

          [創作]間接的に愛を受け取る

          [創作]気品のある冗談を言う人

          私は彼と恋に落ちた。 はじめて彼を見た時、深い顔をする人だな、と思った。 私は日頃より自分の限界や力不足を感じていて、どうしても高い壁を突き破ることができなかった。 でも彼は常に笑っていた。彼は常に笑っていて、そして彼が言う冗談の節々に感じる知性は、「すべて筋が通っていた」。 私はとても興味を持った。彼は何を見てきたのだろう、彼は一体その若さでその精神にどんな巨魁を抱えたのだろう。 ある春の日の出来事。彼は行きつけのカフェで私に向かってこう言った。 「苦しみがあっ

          [創作]気品のある冗談を言う人

          [創作]か細く生きる花

          僕は彼女と恋に落ちた。 彼女との出会いは大学の構内で、授業が被ったことによるものだった。 彼女は黙々とノートを取っていて、僕の大学では(というよりどこの大学でもだとは思うが)そんなすべての文字を書き取るような人は滅多にいなかったので、半ば僕は感心していた。 そのノートは色彩に富んでおり、綺麗な図解と、それでいて膨大な量の書き留めがあった。 それを見た時、「これが女の子なのか」と僕は思った。 そしてこれが最も驚くことなのだが、それでいて彼女は基本的に「腰が低かった」。

          [創作]か細く生きる花

          【詩】苦悩の落ち着く所

          頑張っていることをただ頑張っていると それを言ってくれる概論や人がいるだけで 生き延びれる可能性があった人がどれだけいただろう 好きな歌手は【誰がその背中を撫でてやろうとしただろう】という言葉を残したが 背中を撫でてもらえない人がどれだけいるだろう 別に何もかもを求めているわけじゃない ただ心配してもらえるという事実に そのあたたかさに 触れられなかった人がどれだけいただろう 私が学ぶ心理学概論では母の愛の重要性が説かれるが 決まって先人が口を揃えていうの

          【詩】苦悩の落ち着く所

          「読む」という負荷

          ハロウィンの日に札幌に転勤して帰ってきた(それまで北海道の真ん中にいた)友人とカラオケに行ったら、風邪を引いてしまいました。 意識が朦朧とする中、書いています。 何度測っても熱はないのですが、熱っぽさと気だるい感じがあり、咳が出て、鼻水も出ます。そして何より急激に気力が低下しました。 あれ、風邪ってこんなにメンタルにも来るんだ、と思いました。風邪がなんで風邪と言われるのか、それはメンタルつまり情緒面に暗い影を少なからず落とすから風邪というのではないか、とか変なことを考え

          「読む」という負荷

          【詩】カタルシスという螺旋

          全人類が望む恋の行く先を誰が手に入れよう 罪悪感と連関したノイローゼに それが自分の努力の証だと気づかされた時に パッと浮き立つカタルシス それは一瞬であり またそして深い 誰もが望む恋の獲得は 社会不適合者のカタルシスにこそある 圧倒的に持たざる者に花開いた精神の世界は その者に関わる者への心象に憧れを植えるだろう 憧れは"何かを見ている"ということ 彼は何かを見ている 彼女は何かを感知している 果たして彼らは何を見ているのだろう 彼らは何を知り

          【詩】カタルシスという螺旋

          [創作]大学生男女の会話

          「人生苦なりについて、どう思う?」 その女の子は問う。 男は答える。 「人生苦なりは努力だね。努力したら苦なりになる。努力に目覚めてなければ、それは享楽になるよ。」 「享楽か、つまりは出会いということね。」 「うん。享楽は出会いで、出会いは痛みの感情に薄いことだ。痛みの感情に薄いということは、人生が苦なりではないということだ。」 「分かる、もし本当にその人が苦しんでいるのだとしたら、他の人には謙虚になるものね。」 「苦なりは難しいんだ。誰もがなれるわけではない。

          [創作]大学生男女の会話